3日間3ステージ 国内16チームで開催される今年のTOJ

2021ツアー・オブ・ジャパンのオンライン記者発表会が行われ、大会概要が発表された。今年はUCI2.2クラスのレースとして5月28日から30日までの3日間3ステージに縮小し、国内チームのみで最大16チームが出場しての開催を目指すとしている。

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今年のTOJ第1ステージとなる富士山（写真は2019年大会） ©️TOJ2019
2021ツアー・オブ・ジャパンのオンライン公式記者発表会は、YouTubeで一般公開される形で行われた。今年の大会は規模を縮小して開催されることが既に発表されており、大会公式サイトでも5月28日から30日の3日間となることが明らかにされていた。

今回発表された内容は以下の通り。

・ UCI2.2クラスのレースとしての開催
・富士山、相模原、東京の3ステージ
・国内UCIコンチネンタルチーム、クラブチーム、大学チームなど最大で計16チームが出場
・新型コロナウィルス感染拡大防止策を行なった上で、有観客での開催

これまでUCI2.1クラスとして開催されてきたツアー・オブ・ジャパンは、本来であれば5つ以上の海外チームを招聘しなければならない。しかし新型コロナウィルス感染拡大の影響で海外チーム招聘の見通しが立たないことから、今年は2.2クラスでの開催となる。これはUCI（国際自転車競技連合）との協議で、2.2クラスとしてであれば海外チームなしでの開催も可能とされたことによる。（ただし今回限定の処置）

TOJ組織委員会の田中委員長 TOJ記者発表会Youtube画面より「日本のサイクルロードレースの灯を消さないために」

発表会の冒頭で、ツアー・オブ・ジャパン組織委員会の田中栄作委員長が挨拶し「日本のサイクルロードレースの灯を消さないためにも、2年連続で中止することは避けたいと考え、開催方法を模索してきました。関係各所と協議した結果、今年は8日間8ステージの開催を見送り、3日間3ステージでの開催を決定しました」と、今年の開催に至った経緯を説明した。

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五輪TTコースを組み込んだ富士山ステージ　新開催の相模原

開催されるステージと距離は以下の通り。

5月28日（金）　第1ステージ　富士山 79km（13.1km×4周+9.4km+17.2km）

第1ステージ富士山　コース図 TOJ公式サイトより第1ステージ富士山　コースプロフィール TOJ公式サイトより

初日の富士山は、富士スピードウェイ西ゲートをスタートし、東京五輪のタイムトライアルコースとなる1周13.1kmの周回コースを4周したのち、富士あざみラインを登ってフィニッシュする79kmのコースとなる。

5月29日（土）　第2ステージ　相模原　108.5km（パレード4.6km+11.9km+13.8km×7周）

第2ステージ相模原　コース図 TOJ公式サイトより第2ステージ相模原　コースプロフィール TOJ公式サイトより

2日目の相模原は、昨年初開催予定だったステージ。相模原市のJR橋本駅に近い橋本公園をパレードスタートし、一部五輪コースも組み込まれる。アップダウンのある13.8kmの周回コースを8周し、鳥井原ふれあいの館前にフィニッシュする108.5kmとなる。

5月30日（日）　第3ステージ　東京　112km（7km×16周）

東京ステージは大井埠頭の周回コースのみで行われる photo:Satoru Kato
最終日は大井埠頭でのレース。新型コロナウィルス対策のため日比谷スタートはせず、2019年同様に大井埠頭の周回コースのみでのレースとなる。（2019年は米大統領来日のため日比谷スタート無し）

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国内チーム最大16チームが出場予定

入部正太朗が所属する弱虫ペダルサイクリングチームが出場 photo:Satoru KatoJCL開幕戦で初陣を飾ったスパークルおおいた photo:Nobumichi Komori

出場チームはUCIコンチネンタルチーム8チームと、クラブチーム、大学チーム、日本ナショナルチームをあわせ、最大で16チームが出場する。

現時点での出場チームは以下の15チーム。全日本チャンピオンの入部正太朗が所属する弱虫ペダルサイクリングチームと、今年発足したスパークルおおいたがクラブチーム枠で出場する。その他1チームが調整中となっている。