2021/03/29(月) - 08:28
Jプロツアー第4戦の「広島さくらロードレース Day-2」が広島中央森林公園で開催され、レース終盤を独走で逃げ切ったホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が優勝し、個人総合首位に立った。E1・E2・E3の交流戦として行われたEクラスタのレースは、E3の橋本友哉(首都大学東京)が優勝し、飛び級でE1昇格の権利を手にした。
広島さくらロードレース2日目は、前日とうって変わって朝から雨が降り続く天気。Jプロツアーがスタートする午後には雨が弱まるとの予報もあったが、さらに雨が激しくなる中でのレースとなった。気温も12℃前後までしか上がらず、低体温症でリタイアする選手が出るほど。終盤には濃霧も発生し、間違いなく今シーズンワースト3に入るであろうコンディションだ。
12周147.6kmのレースは序盤から動いた。2周目、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、木村圭佑(シマノレーシング)、入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)、平井光介(エカーズ)ら7名の先頭集団が形成され、メイン集団に30秒から40秒の差をつけて先行する。
4周目に入ると、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)らを含む10名ほどの追走集団が合流し、先頭集団は17名に再構成される。この後、後方集団からの合流はなく、これが最終列車となった。
前日のレースでは終始17分台で周回していたが、この日のラップタイムは悪天候もあって18分から19分台。それでも先頭集団と後続との差は開き続け、タイムアウトが続出。レース後半に入った時点で、出走84名中コース上に残ったのはおよそ半数まで絞られた。
8周目、先頭集団からトリビオがアタック。一気に40秒ほどのリードを築き、独走で9周目に入っていく。このアタックで崩壊した先頭集団から、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)と横山航太(シマノレーシング)が追走を試みる。しかしマンセボがチェックに入り、追走のペースアップを阻む。それでも先行するトリビオとの差は11周目に20秒ほどまで縮まるが、捉えきれず。濃霧の中、約50kmを独走したトリビオが逃げ切り、完走13名のサバイバルレースを制した。
「(自分でも)本当にビックリした。アタックした時まだゴールまでめちゃ長いから、出来るか出来ないかいっぱい考えた。でもマイペースでコントロールして頑張った。後ろはパコさん(マンセボ)とマリノさん(小林海)がコントロールしてめっちゃ良い仕事をしてくれた。それが無かったら(逃げ切りは)難しかった」と、上達した日本語でレースを振り返るトリビオ。
再び着たリーダージャージは「もちろんキープしたい。チームのためにもデイ・バイ・デイで頑張りたい」と、次への抱負を語った。
広島さくらロードレース2日目は、前日とうって変わって朝から雨が降り続く天気。Jプロツアーがスタートする午後には雨が弱まるとの予報もあったが、さらに雨が激しくなる中でのレースとなった。気温も12℃前後までしか上がらず、低体温症でリタイアする選手が出るほど。終盤には濃霧も発生し、間違いなく今シーズンワースト3に入るであろうコンディションだ。
12周147.6kmのレースは序盤から動いた。2周目、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、木村圭佑(シマノレーシング)、入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)、平井光介(エカーズ)ら7名の先頭集団が形成され、メイン集団に30秒から40秒の差をつけて先行する。
4周目に入ると、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)らを含む10名ほどの追走集団が合流し、先頭集団は17名に再構成される。この後、後方集団からの合流はなく、これが最終列車となった。
前日のレースでは終始17分台で周回していたが、この日のラップタイムは悪天候もあって18分から19分台。それでも先頭集団と後続との差は開き続け、タイムアウトが続出。レース後半に入った時点で、出走84名中コース上に残ったのはおよそ半数まで絞られた。
8周目、先頭集団からトリビオがアタック。一気に40秒ほどのリードを築き、独走で9周目に入っていく。このアタックで崩壊した先頭集団から、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)と横山航太(シマノレーシング)が追走を試みる。しかしマンセボがチェックに入り、追走のペースアップを阻む。それでも先行するトリビオとの差は11周目に20秒ほどまで縮まるが、捉えきれず。濃霧の中、約50kmを独走したトリビオが逃げ切り、完走13名のサバイバルレースを制した。
「(自分でも)本当にビックリした。アタックした時まだゴールまでめちゃ長いから、出来るか出来ないかいっぱい考えた。でもマイペースでコントロールして頑張った。後ろはパコさん(マンセボ)とマリノさん(小林海)がコントロールしてめっちゃ良い仕事をしてくれた。それが無かったら(逃げ切りは)難しかった」と、上達した日本語でレースを振り返るトリビオ。
再び着たリーダージャージは「もちろんキープしたい。チームのためにもデイ・バイ・デイで頑張りたい」と、次への抱負を語った。
広島さくらロードレース Day-2 結果(147.6km)
1位 | ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) | 3時間49分39秒 |
2位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) | +35秒 |
3位 | 横山航太(シマノレーシング) | +37秒 |
4位 | フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) | +42秒 |
5位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | +1分33秒 |
6位 | 小林 海(マトリックスパワータグ) | +1分35秒 |
敢闘賞 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
中間スプリント賞
1回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
2回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
3回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
山岳賞
1回目 平井光介(EQADS)
2回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 平井光介(EQADS)
Eクラスタ交流戦は橋本友哉が優勝
E1、E2、E3の交流戦として行われたEクラスタのレースは10周123km。レース終盤、30名ほどに絞られた集団から飛び出したサルマ寛大(津末レーシング)に松原颯祐(日本体育大学)が合流。さらに橋本友哉(首都大学東京)が追走して合流し、サルマと入れ替わって松原と2人で後続を引き離す。残り4km付近からの登りで橋本がアタックして松原を振り切り、そのままフィニッシュ。前日のE3で5位の橋本が、E3優勝の松原を下して優勝し、飛び級でE1昇格の権利を得た。入賞6名中、E3の選手が4名を占める結果となった。
中間スプリント賞
1回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
2回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
3回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
山岳賞
1回目 平井光介(EQADS)
2回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 平井光介(EQADS)
Eクラスタ交流戦は橋本友哉が優勝
E1、E2、E3の交流戦として行われたEクラスタのレースは10周123km。レース終盤、30名ほどに絞られた集団から飛び出したサルマ寛大(津末レーシング)に松原颯祐(日本体育大学)が合流。さらに橋本友哉(首都大学東京)が追走して合流し、サルマと入れ替わって松原と2人で後続を引き離す。残り4km付近からの登りで橋本がアタックして松原を振り切り、そのままフィニッシュ。前日のE3で5位の橋本が、E3優勝の松原を下して優勝し、飛び級でE1昇格の権利を得た。入賞6名中、E3の選手が4名を占める結果となった。
E(E1+E2+E3 123km)
※首都大学東京は東京都立大学に名称変更されていますが、JBCFのチーム登録名は首都大学東京となっていますので、シクロワイアード内の表記もそれに合わせています。
text&photo Satoru Kato
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