2021/02/10(水) - 15:48
シクロクロス世界選手権で悲願のタイトルを掴んだルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)のトレック Boone Discを紹介。フロントシングル仕様のアルカンシエルバイクだ。
同じオランダのアンマリー・ワーストとデニセ・ベッツィマを下し、悲願のシクロクロス女子世界チャンピオンに輝いたルシンダ・ブラント(オランダ)。今年シクロクロス三大シリーズ戦全制覇にあと一歩(今週末開催のX2Oトロフェー最終戦で決定)まで迫るなど、今季圧倒的な力を誇った彼女のバイクはトレックのBoone Discだ。
Booneはブラントが所属するバロワーズ・トレック・ライオンズのチームバイクであり、チームの指揮を執るスヴェン・ネイス(ベルギー)はBoone開発に携わった一人。ブラント自身もロードシーズンはトレック・セガフレードに所属するなどトレックとの結びつきが強い。ブラントが駆るアルカンシエルカラーのBooneは世界選前に準備され、優勝後すぐ本人に手渡されたことからも、優勝に対する自信のほどが伺える。
身長168cmのブラントが乗るBooneは52サイズで、白地にアルカンシエルが、そして金〜濃緑に変化するTREKロゴがあしらわれる。黒地に青のチームカラーもスペアバイクとして継続使用されていた。コンポーネントは昨年と同じくスラムのRED eTAP AXSだ。
ブラントはフロントシングルギアを運用しており、スーパープレスティージュ最終戦での歯数は38T。カセットはFORCEグレードのXG-1270であり、歯数は10-33Tが使われていた。なおサブバイクに使われていたシフトブレーキレバーは、通常品とは異なる大型ロゴの選手供給品だ。
ホイールはボントレガーのAeolus RSL 37 チューブラー(ホワイトロゴの供給品)であり、タイヤは長い開発期間を経て製品化されたハッチンソンの11ストームコンパウンドを使ったデュガス。タイヤサイドに貼り付けられたロゴがその証であり、さらにブラントのタイヤには世界チャンピオンだけが使用を許されるアルカンシエルも加えられている。ハンドルは衝撃吸収に特化したPro IsoCore VR-SFで、コラムスペーサーを加えたやや高めのポジションが特徴。ペダルのみ唯一のシマノ(XTR)だ。
text:So Isobe
同じオランダのアンマリー・ワーストとデニセ・ベッツィマを下し、悲願のシクロクロス女子世界チャンピオンに輝いたルシンダ・ブラント(オランダ)。今年シクロクロス三大シリーズ戦全制覇にあと一歩(今週末開催のX2Oトロフェー最終戦で決定)まで迫るなど、今季圧倒的な力を誇った彼女のバイクはトレックのBoone Discだ。
Booneはブラントが所属するバロワーズ・トレック・ライオンズのチームバイクであり、チームの指揮を執るスヴェン・ネイス(ベルギー)はBoone開発に携わった一人。ブラント自身もロードシーズンはトレック・セガフレードに所属するなどトレックとの結びつきが強い。ブラントが駆るアルカンシエルカラーのBooneは世界選前に準備され、優勝後すぐ本人に手渡されたことからも、優勝に対する自信のほどが伺える。
身長168cmのブラントが乗るBooneは52サイズで、白地にアルカンシエルが、そして金〜濃緑に変化するTREKロゴがあしらわれる。黒地に青のチームカラーもスペアバイクとして継続使用されていた。コンポーネントは昨年と同じくスラムのRED eTAP AXSだ。
ブラントはフロントシングルギアを運用しており、スーパープレスティージュ最終戦での歯数は38T。カセットはFORCEグレードのXG-1270であり、歯数は10-33Tが使われていた。なおサブバイクに使われていたシフトブレーキレバーは、通常品とは異なる大型ロゴの選手供給品だ。
ホイールはボントレガーのAeolus RSL 37 チューブラー(ホワイトロゴの供給品)であり、タイヤは長い開発期間を経て製品化されたハッチンソンの11ストームコンパウンドを使ったデュガス。タイヤサイドに貼り付けられたロゴがその証であり、さらにブラントのタイヤには世界チャンピオンだけが使用を許されるアルカンシエルも加えられている。ハンドルは衝撃吸収に特化したPro IsoCore VR-SFで、コラムスペーサーを加えたやや高めのポジションが特徴。ペダルのみ唯一のシマノ(XTR)だ。
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