2010/06/01(火) - 01:12
バイエルン・ルントファート最終第5ステージは2人逃げを成功させたマルチン・サパ(ポーランド、ランプレ)が制しステージ優勝。総合優勝はリーダージャージを守りきったマキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)が挙げた。
ベルヒングからフュルステンフェルトブルックまでの156.6kmで争われた第5ステージ。前半に2級山岳がひとつ、後半はほぼ平坦なコースだ。
激しく雨の降る気象条件の中、序盤からアタックが頻発するが、逃げが決まったのは72km地点から。3人の逃げメンバーは、マルチン・サパ(ポーランド、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)がトラヴィス・メイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ)、ヴァウター・モル(オランダ、ヴァカンソレイユ)の3人。集団に3分ほどの差を持って逃げた。この動きでモンフォールの総合は危うくなったが、HTCコロンビア勢の追走で安全圏まで差は縮められる。そして逃げる3人からモルがラスト25kmで脱落。メイヤーとサパの2人になる。
2人は逃げたままゴールのフュルステンフェルトブルックの街の8km周回コースに入る。周回コースを2周する間も差を保ち、勝負は85kmを逃げた末の2人の一騎打ちに。スプリントに勝るサパがラスト300mで仕掛け、メイヤーに先着。ステージ優勝を挙げた。
メイン集団は2人に16秒遅れでフィニッシュ。リーダージャージのモンフォールを含む集団でのゴールとなったため総合上位に変動はなく、モンフォールが総合優勝を挙げた。
モンフォールは言う「これは「とても重要な勝利だ。今までのキャリアで5勝しかしていないから、この勝利を楽しんでいる。(優勝した第4ステージの)タイムトライアルが成功のカギだった」
ポーランド人のサパは2009年からランプレに加入した33歳のベテラン。今までプロ13勝をあげているが、ポーランド国内のレースでの勝利が多く、これがキャリア最大の勝利と言えそうだ。
12秒遅れの総合2位のアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)は新人賞も獲得。スプリント賞はリー・ハワード(オーストラリア、チームHTCコロンビア)、山岳賞はセラフィン・マルティネス(スペイン、シャコベオ・ガリシア)が獲得した。
バイエルン・ルントファート第5ステージ 結果
1位 マルチン・サパ(ポーランド、ランプレ) 3h36'03"
2位 トラヴィス・メイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ)
3位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、サクソバンク)+16"
4位 ゲラルド・チオレック(ドイツ、チームミルラム )
5位 ダヴィデ・ヴィガーノ(イタリア、チームスカイ )
6位 マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン・トランジションズ )
7位 セバスティアン・シードラー(ドイツ、フォアアールベルク・コラテック)
8位 アンジェロ・フルラン(イタリア、ランプレ)
9位 マルティン・ライマー(ドイツ、サーヴェロ・テストチーム)
10位 リー・ハワード (オーストラリア、チームHTCコロンビア)
総合成績
1位 マキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)18h31'38"
2位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ) +12"
3位 サイモン・スピラック(スロベニア、ランプレ) +49"
4位 サイモン・ゲシュケ(ドイツ、スキル・シマノ) +59"
5位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)+1'00"
6位 ネルソン・オリヴェイラ(ポーランド、シャコベオ・ガリシア) +1'04"
7位 シュテファン・デニフル(オーストリア、サーヴェロ・テストチーム)
8位 クリストフ・ファンデワール(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)+1'06"
9位 イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)+1'10"
10位 ロメン・シカール(フランス、エウスカルテル)
スプリント賞
リー・ハワード(オーストラリア、チームHTCコロンビア)
山岳賞
セラフィン・マルティネス(スペイン、シャコベオ・ガリシア)
新人賞
アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)
チーム総合
ランプレ
text:Makoto.AYANO
photo:(c)CorVos
ベルヒングからフュルステンフェルトブルックまでの156.6kmで争われた第5ステージ。前半に2級山岳がひとつ、後半はほぼ平坦なコースだ。
激しく雨の降る気象条件の中、序盤からアタックが頻発するが、逃げが決まったのは72km地点から。3人の逃げメンバーは、マルチン・サパ(ポーランド、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)がトラヴィス・メイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ)、ヴァウター・モル(オランダ、ヴァカンソレイユ)の3人。集団に3分ほどの差を持って逃げた。この動きでモンフォールの総合は危うくなったが、HTCコロンビア勢の追走で安全圏まで差は縮められる。そして逃げる3人からモルがラスト25kmで脱落。メイヤーとサパの2人になる。
2人は逃げたままゴールのフュルステンフェルトブルックの街の8km周回コースに入る。周回コースを2周する間も差を保ち、勝負は85kmを逃げた末の2人の一騎打ちに。スプリントに勝るサパがラスト300mで仕掛け、メイヤーに先着。ステージ優勝を挙げた。
メイン集団は2人に16秒遅れでフィニッシュ。リーダージャージのモンフォールを含む集団でのゴールとなったため総合上位に変動はなく、モンフォールが総合優勝を挙げた。
モンフォールは言う「これは「とても重要な勝利だ。今までのキャリアで5勝しかしていないから、この勝利を楽しんでいる。(優勝した第4ステージの)タイムトライアルが成功のカギだった」
ポーランド人のサパは2009年からランプレに加入した33歳のベテラン。今までプロ13勝をあげているが、ポーランド国内のレースでの勝利が多く、これがキャリア最大の勝利と言えそうだ。
12秒遅れの総合2位のアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)は新人賞も獲得。スプリント賞はリー・ハワード(オーストラリア、チームHTCコロンビア)、山岳賞はセラフィン・マルティネス(スペイン、シャコベオ・ガリシア)が獲得した。
バイエルン・ルントファート第5ステージ 結果
1位 マルチン・サパ(ポーランド、ランプレ) 3h36'03"
2位 トラヴィス・メイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ)
3位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、サクソバンク)+16"
4位 ゲラルド・チオレック(ドイツ、チームミルラム )
5位 ダヴィデ・ヴィガーノ(イタリア、チームスカイ )
6位 マルティン・マースカント(オランダ、ガーミン・トランジションズ )
7位 セバスティアン・シードラー(ドイツ、フォアアールベルク・コラテック)
8位 アンジェロ・フルラン(イタリア、ランプレ)
9位 マルティン・ライマー(ドイツ、サーヴェロ・テストチーム)
10位 リー・ハワード (オーストラリア、チームHTCコロンビア)
総合成績
1位 マキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)18h31'38"
2位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ) +12"
3位 サイモン・スピラック(スロベニア、ランプレ) +49"
4位 サイモン・ゲシュケ(ドイツ、スキル・シマノ) +59"
5位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)+1'00"
6位 ネルソン・オリヴェイラ(ポーランド、シャコベオ・ガリシア) +1'04"
7位 シュテファン・デニフル(オーストリア、サーヴェロ・テストチーム)
8位 クリストフ・ファンデワール(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)+1'06"
9位 イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)+1'10"
10位 ロメン・シカール(フランス、エウスカルテル)
スプリント賞
リー・ハワード(オーストラリア、チームHTCコロンビア)
山岳賞
セラフィン・マルティネス(スペイン、シャコベオ・ガリシア)
新人賞
アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)
チーム総合
ランプレ
text:Makoto.AYANO
photo:(c)CorVos