2020/12/18(金) - 09:45
日本のNIPPOが、中根英登と別府史之が来季加入するEFプロサイクリングの共同スポンサーとなることが発表された。チーム名称は2021年1月1日から「EFエデュケーションNIPPO」となる。
12月17日、EFプロサイクリングはチームリリースでNIPPO(株式会社NIPPO)の共同タイトルスポンサーとなることを発表。チーム代表を務めるジョナサン・ヴォーターズ氏は「我々チームは世界中から集まっており、それは我々のパートナー(企業)にも深く当てはまる。自由かつフレッシュな思考は、チーム、そしてパートナーにも言えることだ。私はそのことを大きな誇りに感じている。NIPPOの加入はプロサイクリングに対するグローバルなアプローチをさらに加速させてくれるだろう」と、リリース内でNIPPO社を歓迎している。
本社を東京中央区に置くNIPPO社は、1934年に誕生したENEOSホールディングス傘下の大手道路会社。サーキットなど特殊舗装を手がけ、トラック競技場や競輪場の舗装においては90%ものシェアを誇り、それゆえ1980年代後半から日本のロードレースチームのスポンサーとなってきた。1985年に日本鋪道レーシングチームとして始動したチームは2015年のNIPPOヴィーニファンティーニでUCIコンチネンタルチームに昇格したが、チームは2019年限りで解散に。しかしNIPPOのロードレースとの関わりは消えず、2020年にフランス拠点のNIPPO・デルコ・ワンプロヴァンスのタイトルスポンサーを経て、2021年に初めてUCIワールドチームとタッグを組むこととなった。
「NIPPO(株式会社NIPPO)にとって、ワールドツアーに参加するのは初めてのことであり、非常に興奮しています。我々にとっての新しい挑戦となります。EFプロサイクリングの成功を世界中で後押しするために、可能な限り貢献できることを嬉しく思っています」とは、NIPPOのスポーツディレクターを務める大門宏氏。グラベルレースやアドベンチャーライドなど、ロードレースだけに留まらない活動で注目されるアメリカチームは中根英登と別府史之の加入をアナウンス済みであり、NIPPOはこの2人と共にトップカテゴリーへとステップアップすることとなった。
「選手はもちろんメカニックやソワニエといったスタッフ陣がチームに加入することで経験を積み、日本のサイクリング界の発展に貢献することを願っています。2021年、EFエデュケーションNIPPOとしてレースを走ることが待ちきれません」と大門氏は加えている。
NIPPOはスイス企業と共に若手育成チーム「NIPPOプロヴァンス・PTSコンチ」を新規立ち上げており、ここには既報の通り織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が加入する。NIPPOとEFエデュケーションファーストが組むチームが、UCIコンチネンタルチームとUCIワールドチームの2階層で誕生したこととなる。なお、来季チームキットは今後発表される見込みだ。
text:So Isobe
12月17日、EFプロサイクリングはチームリリースでNIPPO(株式会社NIPPO)の共同タイトルスポンサーとなることを発表。チーム代表を務めるジョナサン・ヴォーターズ氏は「我々チームは世界中から集まっており、それは我々のパートナー(企業)にも深く当てはまる。自由かつフレッシュな思考は、チーム、そしてパートナーにも言えることだ。私はそのことを大きな誇りに感じている。NIPPOの加入はプロサイクリングに対するグローバルなアプローチをさらに加速させてくれるだろう」と、リリース内でNIPPO社を歓迎している。
本社を東京中央区に置くNIPPO社は、1934年に誕生したENEOSホールディングス傘下の大手道路会社。サーキットなど特殊舗装を手がけ、トラック競技場や競輪場の舗装においては90%ものシェアを誇り、それゆえ1980年代後半から日本のロードレースチームのスポンサーとなってきた。1985年に日本鋪道レーシングチームとして始動したチームは2015年のNIPPOヴィーニファンティーニでUCIコンチネンタルチームに昇格したが、チームは2019年限りで解散に。しかしNIPPOのロードレースとの関わりは消えず、2020年にフランス拠点のNIPPO・デルコ・ワンプロヴァンスのタイトルスポンサーを経て、2021年に初めてUCIワールドチームとタッグを組むこととなった。
「NIPPO(株式会社NIPPO)にとって、ワールドツアーに参加するのは初めてのことであり、非常に興奮しています。我々にとっての新しい挑戦となります。EFプロサイクリングの成功を世界中で後押しするために、可能な限り貢献できることを嬉しく思っています」とは、NIPPOのスポーツディレクターを務める大門宏氏。グラベルレースやアドベンチャーライドなど、ロードレースだけに留まらない活動で注目されるアメリカチームは中根英登と別府史之の加入をアナウンス済みであり、NIPPOはこの2人と共にトップカテゴリーへとステップアップすることとなった。
「選手はもちろんメカニックやソワニエといったスタッフ陣がチームに加入することで経験を積み、日本のサイクリング界の発展に貢献することを願っています。2021年、EFエデュケーションNIPPOとしてレースを走ることが待ちきれません」と大門氏は加えている。
NIPPOはスイス企業と共に若手育成チーム「NIPPOプロヴァンス・PTSコンチ」を新規立ち上げており、ここには既報の通り織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が加入する。NIPPOとEFエデュケーションファーストが組むチームが、UCIコンチネンタルチームとUCIワールドチームの2階層で誕生したこととなる。なお、来季チームキットは今後発表される見込みだ。
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