2021/01/25(月) - 17:00
日本をルーツに持つバイクブランド、フジの軽量クライミングバイクであるSLシリーズに2021年の新色が登場した。グランツールを制したレーシングバイクの血脈を受け継ぐハイパフォーマンスモデルを紹介しよう。
フジ SL1.1 DISC（Pearl Blue/Red Orange） (c)アキボウ
ハイパフォーマンスロードやトラックバイク、スタイリッシュなアーバン系のバイクまで幅広いラインアップを揃えるアメリカンブランド、フジ。そのラインアップの中でクライミングバイクとして位置づけられているのがSLシリーズだ。
SLシリーズ最大の特徴がクライミングバイクらしい高い強度重量比であり、その原動力となるのが、High CompactionMolding （HC）と名付けられたフレーム製法だ。高い圧力をかけることで余分な樹脂を取り除き、カーボン積層を強力に圧着。また、チューブ内部にシワやヒダを作らず滑らかに成型できるため、より軽く強いフレームに仕上がるという。
ブエルタ・ア・エスパーニャを制したALTAMIRAから採用されているHC製法だが、SLシリーズでは更にその使用箇所を拡大。新たにシートチューブやフォーククラウンにもHC製法を採用し、より軽く、高い剛性と耐久性を手に入れた。
チューブ内部の余分な樹脂を取り除くのと同時に、カーボンの積層を強力に圧着させるHC製法 (c)アキボウ
接合箇所をチェーンステーとシートステー部分のみに集約することで、よりカーボンの高弾性が発揮できる上に軽量化もできる (c)アキボウ
フォークブレード内に強化リブが内蔵されるRIBテクノロジーを採用 (c)アキボウ
また、8箇所のジョイント部分が存在していたALTAMIRAに対し、SLでは半分となる4箇所までに削減。接合箇所をチェーンステーとシートステー部のみに集約することで、高弾性カーボンの性能を最大限発揮すると同時に軽量化にも貢献する構造となった。更に、ケーブルストッパーなどのスモールパーツにも軽量素材を用いるなど、1gの無駄も省く徹底的な軽量化を図った一台だ。
独自の八角形断面を採用したダウンチューブの平面部分には超高張力カーボンシートを装着。また、シートチューブやトップチューブ、フォークの平らな部分にも同様に超高張力シートを配置することで、各チューブ側面の剛性を最大限に高めている。一方、楕円断面の極細シートステーは軽量なだけでなく荒れた舗装路での路面追従能力も高く、その柔軟性による高い振動吸収性もまた、このSLシリーズの特徴だ。
2種類のフォークオフセットと3種類のヘッドアングルを組み合わせることで最適なトレイル値の範囲内となるように設計されている (c)アキボウ
チェーンウォッチャーやチェーンステープロテクターを標準装備 (c)アキボウ
全てのフレームサイズに異なるカーボンレイヤリングとチューブ径を採用 (c)アキボウ
フォークブレードには強化リブを配置し剛性を高めることで、シャープなハンドリングを実現。また、2種類のフォークオフセットと3種類のヘッドアングルを組み合わせることで、全てのサイズにおいて最適化されたトレイル値の範囲内となるように入念に設計されている。更に、男性や女性、体格などの要素による出力の違いをシミュレーションすることで得たデータを基にして、全てのフレームサイズに異なるカーボンレイヤリングとチューブ径を採用することで、同じ乗り味となるよう設計されている。
SLシリーズのトップモデルのディスクブレーキ仕様車、SL1.1 DISCに、2021年の新色"Pearl Blue/Red Orange"が登場した。暗めのパールブルーをベースにレッドオレンジのメーカーロゴが入るデザインで、シンプルではあるが印象的なカラーリングとなる。サイズは46と49、52、54、56の5サイズ展開となる。チェーンキャッチャーやチェーンステープロテクターは標準装備され、メカニカルトラブルによるフレームへのダメージを最小限に抑えることが可能。販売形態はフレームセットのみとなり、価格は23万円（税抜）。取り扱いはアキボウ。
フジ SL1.1 DISC
サイズ：46、49、52、54、56
カラー：Pearl Blue/Red Orange
BB規格：PF30
重量：1.3kg（フレーム/フォーク）
価格：230,000円（税抜）
フジ SL1.1 DISC（Pearl Blue/Red Orange） (c)アキボウハイパフォーマンスロードやトラックバイク、スタイリッシュなアーバン系のバイクまで幅広いラインアップを揃えるアメリカンブランド、フジ。そのラインアップの中でクライミングバイクとして位置づけられているのがSLシリーズだ。
SLシリーズ最大の特徴がクライミングバイクらしい高い強度重量比であり、その原動力となるのが、High CompactionMolding （HC）と名付けられたフレーム製法だ。高い圧力をかけることで余分な樹脂を取り除き、カーボン積層を強力に圧着。また、チューブ内部にシワやヒダを作らず滑らかに成型できるため、より軽く強いフレームに仕上がるという。
ブエルタ・ア・エスパーニャを制したALTAMIRAから採用されているHC製法だが、SLシリーズでは更にその使用箇所を拡大。新たにシートチューブやフォーククラウンにもHC製法を採用し、より軽く、高い剛性と耐久性を手に入れた。
チューブ内部の余分な樹脂を取り除くのと同時に、カーボンの積層を強力に圧着させるHC製法 (c)アキボウ接合箇所をチェーンステーとシートステー部分のみに集約することで、よりカーボンの高弾性が発揮できる上に軽量化もできる (c)アキボウフォークブレード内に強化リブが内蔵されるRIBテクノロジーを採用 (c)アキボウまた、8箇所のジョイント部分が存在していたALTAMIRAに対し、SLでは半分となる4箇所までに削減。接合箇所をチェーンステーとシートステー部のみに集約することで、高弾性カーボンの性能を最大限発揮すると同時に軽量化にも貢献する構造となった。更に、ケーブルストッパーなどのスモールパーツにも軽量素材を用いるなど、1gの無駄も省く徹底的な軽量化を図った一台だ。
独自の八角形断面を採用したダウンチューブの平面部分には超高張力カーボンシートを装着。また、シートチューブやトップチューブ、フォークの平らな部分にも同様に超高張力シートを配置することで、各チューブ側面の剛性を最大限に高めている。一方、楕円断面の極細シートステーは軽量なだけでなく荒れた舗装路での路面追従能力も高く、その柔軟性による高い振動吸収性もまた、このSLシリーズの特徴だ。
2種類のフォークオフセットと3種類のヘッドアングルを組み合わせることで最適なトレイル値の範囲内となるように設計されている (c)アキボウチェーンウォッチャーやチェーンステープロテクターを標準装備 (c)アキボウ全てのフレームサイズに異なるカーボンレイヤリングとチューブ径を採用 (c)アキボウフォークブレードには強化リブを配置し剛性を高めることで、シャープなハンドリングを実現。また、2種類のフォークオフセットと3種類のヘッドアングルを組み合わせることで、全てのサイズにおいて最適化されたトレイル値の範囲内となるように入念に設計されている。更に、男性や女性、体格などの要素による出力の違いをシミュレーションすることで得たデータを基にして、全てのフレームサイズに異なるカーボンレイヤリングとチューブ径を採用することで、同じ乗り味となるよう設計されている。
SLシリーズのトップモデルのディスクブレーキ仕様車、SL1.1 DISCに、2021年の新色"Pearl Blue/Red Orange"が登場した。暗めのパールブルーをベースにレッドオレンジのメーカーロゴが入るデザインで、シンプルではあるが印象的なカラーリングとなる。サイズは46と49、52、54、56の5サイズ展開となる。チェーンキャッチャーやチェーンステープロテクターは標準装備され、メカニカルトラブルによるフレームへのダメージを最小限に抑えることが可能。販売形態はフレームセットのみとなり、価格は23万円（税抜）。取り扱いはアキボウ。
フジ SL1.1 DISC
サイズ：46、49、52、54、56
カラー：Pearl Blue/Red Orange
BB規格：PF30
重量：1.3kg（フレーム/フォーク）
価格：230,000円（税抜）
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