2020/11/03(火) - 13:27
2021年ツール・ド・フランスの全貌が公になった。平坦ステージx8、丘陵ステージx5、山岳ステージx6、そして個人TTステージx2という、クライマーよりもオールラウンダー向けと呼べる合計走行距離3383kmの戦いだ。
例年トップ選手を招待して、パリのパレ・デ・コングレ(国際会議場)で行われるツールのコースプレゼンテーションだが、今年は11月1日夜のテレビ番組内の発表に形を変えての発表に。当初予定されていたデンマーク、コペンハーゲンでのグランデパールは新型コロナウイルスの影響で2022年へと先送りされ、第108回ツール・ド・フランスはフランス国内で最も自転車競技熱の高いブルターニュを出発することとなる。
7月23日に東京オリンピックが開幕することから、6月26日から7月18日という通常より1週間早いタイミングで行われる。2度の休息日を挟む合計21日間の合計走行距離は3383km。平坦ステージx8、丘陵ステージx5、山岳ステージx6(このうち山頂フィニッシュx3)、そして個人タイムトライアルが2ステージ。チームタイムトライアルは2021年大会でも見送られている。
ブルターニュで4日間を過ごし、右回りルートを採って第1週末はアルプスを戦う2ステージが用意される。1回目の休息日を終えるとスペイン国境にそびえるピレネー山脈へと向かい、第18ステージで最後の山岳バトルを繰り広げた後は移動ステージと個人タイムトライアルを経てパリへと凱旋する。山頂フィニッシュが3つ(ティーニュ、サンラリ=スラン、リュス・アルディダン)に留まっているため、ピュアクライマーよりもオールダウンダー向けレイアウトと言えるだろう。主催者A.S.O.は「最後までサスペンスが続くようコースを調整している」と自信をのぞかせている。
1952年、1974年、2008年に続いて4回目のグランデパールとなるブルターニュのブレストを出発する初日は、全長3km、平均勾配5.7%(最大14%)の登坂フィニッシュ。続く第2ステージも3級山岳ミュール・ド・ブルターニュ(全長2km/平均6.9%)フィニッシュとあって、マイヨジョーヌは登坂を得意とするパンチャーがキープするはず。横風を得意とするベルギーチームが沿岸部で総攻撃をかけてくる可能性もある。
早くも第5ステージには27kmの個人タイムトライアルが設定され、第8、第9ステージはアルプス山脈に突入。休息日前のティニュ山頂フィニッシュでマイヨジョーヌ争いの構図が見えてくるはずだ。
第11ステージは大会の目玉となる「南仏の巨人」モンヴァントゥーを2度登る過酷な1日。ややイージーな東側ルート(登坂距離24.3km/平均斜度5%)をこなし、ダウンヒルを経て登坂距離15.7km/平均斜度8.8%の伝統的な登りを駆け上がる。山頂フィニッシュ(通過点として使われるのは1994年以来)では無く、22kmのダウンヒルで抜けだした選手がステージ優勝を収めるだろう。
2周目の週末はピレネー連戦となり、日曜日に行われる第15ステージはアンリ・デグランジュ賞(大会最高峰の峠に懸けられる賞)の標高2408mのエンバリーラ峠を経てアンドラにフィニッシュするクイーンステージ。第3週目は平日に山頂フィニッシュが2回(第17、第18ステージ)用意されており、最終日前日の平坦個人タイムトライアル(31km)前にタイムを稼いでおきたい軽量クライマーにとっての勝負どころとなる。
例年トップ選手を招待して、パリのパレ・デ・コングレ(国際会議場)で行われるツールのコースプレゼンテーションだが、今年は11月1日夜のテレビ番組内の発表に形を変えての発表に。当初予定されていたデンマーク、コペンハーゲンでのグランデパールは新型コロナウイルスの影響で2022年へと先送りされ、第108回ツール・ド・フランスはフランス国内で最も自転車競技熱の高いブルターニュを出発することとなる。
7月23日に東京オリンピックが開幕することから、6月26日から7月18日という通常より1週間早いタイミングで行われる。2度の休息日を挟む合計21日間の合計走行距離は3383km。平坦ステージx8、丘陵ステージx5、山岳ステージx6(このうち山頂フィニッシュx3)、そして個人タイムトライアルが2ステージ。チームタイムトライアルは2021年大会でも見送られている。
ブルターニュで4日間を過ごし、右回りルートを採って第1週末はアルプスを戦う2ステージが用意される。1回目の休息日を終えるとスペイン国境にそびえるピレネー山脈へと向かい、第18ステージで最後の山岳バトルを繰り広げた後は移動ステージと個人タイムトライアルを経てパリへと凱旋する。山頂フィニッシュが3つ(ティーニュ、サンラリ=スラン、リュス・アルディダン)に留まっているため、ピュアクライマーよりもオールダウンダー向けレイアウトと言えるだろう。主催者A.S.O.は「最後までサスペンスが続くようコースを調整している」と自信をのぞかせている。
1952年、1974年、2008年に続いて4回目のグランデパールとなるブルターニュのブレストを出発する初日は、全長3km、平均勾配5.7%(最大14%)の登坂フィニッシュ。続く第2ステージも3級山岳ミュール・ド・ブルターニュ(全長2km/平均6.9%)フィニッシュとあって、マイヨジョーヌは登坂を得意とするパンチャーがキープするはず。横風を得意とするベルギーチームが沿岸部で総攻撃をかけてくる可能性もある。
早くも第5ステージには27kmの個人タイムトライアルが設定され、第8、第9ステージはアルプス山脈に突入。休息日前のティニュ山頂フィニッシュでマイヨジョーヌ争いの構図が見えてくるはずだ。
第11ステージは大会の目玉となる「南仏の巨人」モンヴァントゥーを2度登る過酷な1日。ややイージーな東側ルート(登坂距離24.3km/平均斜度5%)をこなし、ダウンヒルを経て登坂距離15.7km/平均斜度8.8%の伝統的な登りを駆け上がる。山頂フィニッシュ(通過点として使われるのは1994年以来)では無く、22kmのダウンヒルで抜けだした選手がステージ優勝を収めるだろう。
2周目の週末はピレネー連戦となり、日曜日に行われる第15ステージはアンリ・デグランジュ賞(大会最高峰の峠に懸けられる賞)の標高2408mのエンバリーラ峠を経てアンドラにフィニッシュするクイーンステージ。第3週目は平日に山頂フィニッシュが2回(第17、第18ステージ)用意されており、最終日前日の平坦個人タイムトライアル(31km)前にタイムを稼いでおきたい軽量クライマーにとっての勝負どころとなる。
ツール・ド・フランス2021ステージリスト
6月26日(土) | 第1ステージ | ブレスト~ランデルノー | 187km | 丘陵 |
6月27日(日) | 第2ステージ | ペロス=ギレック~ミュール=ド=ブルターニュ | 182km | 丘陵 |
6月28日(月) | 第3ステージ | ロリアン~ポンティビー | 182km | 平坦 |
6月29日(火) | 第4ステージ | ルドン~フジェール | 152km | 平坦 |
6月30日(水) | 第5ステージ | シャンジェ~ラバル エスパス マイエンヌ | 27km | 個人TT |
7月1日(木) | 第6ステージ | トゥール~シャトールー | 144km | 平坦 |
7月2日(金) | 第7ステージ | ビエルゾン~ル・クルーゾ | 248km | 丘陵 |
7月3日(土) | 第8ステージ | オヨナ~ル・グラン=ボルナン | 151km | 山岳 |
7月4日(日) | 第9ステージ | クリューズ~ティニュ | 145km | 山岳 |
7月5日(月) | 休息日 | |||
7月6日(火) | 第10ステージ | アルベールビル~ヴァランス | 186km | 平坦 |
7月7日(水) | 第11ステージ | ソルグ~マロセーヌ | 199km | 山岳 |
7月8日(木) | 第12ステージ | サン=ポール=トロワ=シャトー~ニーム | 161km | 平坦 |
7月9日(金) | 第13ステージ | ニーム~カルカソンヌ | 220km | 平坦 |
7月10日(土) | 第14ステージ | カルカソンヌ~キヤン | 184km | 丘陵 |
7月11日(日) | 第15ステージ | セレ~アンドラ・ラ・ベリャ | 192km | 山岳 |
7月12日(月) | 休息日 | |||
7月13日(火) | 第16ステージ | パス・ダ・ラ・カザ~サン=ゴーダンス | 169km | 丘陵 |
7月14日(水) | 第17ステージ | ミュレ~サン=ラリ=スラン コル・ド・ポルテ | 178km | 山岳 |
7月15日(木) | 第18ステージ | ポー~リュス・アルディダン | 130km | 山岳 |
7月16日(金) | 第19ステージ | ムランウー~リブルヌ | 203km | 平坦 |
7月17日(土) | 第20ステージ | リブルヌ~サン=テミリオン | 31km | 個人TT |
7月18日(日) | 第21ステージ | シャトゥー~パリ | 112km | 平坦 |
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