2020/10/19(月) - 18:58
JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)が主催するトラックシリーズの最終戦となる「全日本トラックチャンピオンシップ」が、山梨県の境川自転車競技場で開催された。4種目の合計を争うオムニアムには東京五輪代表に内定している橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が出場。他を圧倒する強さを見せて優勝した。2日間の大会をフォトレポートする。
JBCFが主催するトラックレースのシリーズ戦は、東日本トラック(美鈴湖自転車競技場で8/1・2に開催)、西日本トラック(京都向日町競輪場で8/8・9に開催)と、今回の全日本トラックチャンピオンシップの計3戦が毎年開催されている。
会場の境川自転車競技場は、山梨県甲府市内から車で30分ほどの場所にある1周400mの屋外バンク。1986年の「かいじ国体」トラック競技会場として使用されて以降、多くの公式戦が開催されてきた。一方で、近県の選手や甲府周辺の高校自転車部のトラック練習場としても親しまれている。
トラックの全日本選手権を3週間後に控え、出場を予定しているJプロツアーチームの選手が多数出場。男子オムニアムには、東京五輪代表に内定している橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)と、全日本チャンピオンの岡本隼(愛三工業レーシングチーム)がそろった。
ブリヂストンが3種目で優勝 トラックでの強さを示す
初日は冷たい雨が一日中降り続く中で進められた。
男子スクラッチでは沢田桂太郎、4kmインディヴィデュアルパーシュートでは孫崎大樹、ポイントレースでは橋本英也と、チームブリヂストンサイクリングが3種目で優勝。トラック種目での強さを改めて示した。
男子オムニアム 五輪代表の橋本英也が格の違いを見せつける
雲多めながらも天候が回復した2日目。男子オムニアムでは東京五輪代表に内定している橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が他を圧倒して優勝した。
最初の種目となるスクラッチ こそ、チームメイトの孫崎大樹に1位を譲ったものの、テンポレースではレース中盤を貝原涼太(愛三工業レーシングチーム)と逃げてポイントを稼ぎ1位。エリミネイションでは、残り4名となったところでアタックして単独先行し、この種目の全日本チャンピオン岡本隼(愛三工業レーシングチーム)の除外を誘うと、そのまま逃げ切って1位となり、総合首位に浮上。最後のポイントレースでも、レース後半を独走で逃げて1位通過を繰り返し、後続集団と半周差を維持したままフィニッシュまで走り切った。終わってみれば2位以下に38ポイントもの大差をつけての圧勝だった。
橋本英也コメント
「全日本に向けての前哨戦として考えていたので、優勝してはずみをつけることが出来たと思います。孫崎が2位になってワン・ツーにすることも出来てよかったです。出来ればスリーも取りたかったですが。レース勘もあって脚にも余裕があったので、最後のポイントレースまでうまく走れたと思います。全日本選手権は出場制限がないので6種目出る予定です。
やっとトラックのレースが出来るようになって、自分が一番輝ける場所であり、今回優勝出来たことは自信になったし、大会を開催していただいたことに感謝したいです」
シマノレーシングも存在感を見せる
2日目はシマノレーシングも存在感を見せた。チームスプリントでは中井唯晶、黒枝咲哉、一丸尚伍の3名で出場して優勝。一丸はケイリン決勝でも優勝したほか、スプリント決勝に勝ち進み2位となった。
text:Satoru Kato
photo:JBCF, Satoru Kato
JBCFが主催するトラックレースのシリーズ戦は、東日本トラック(美鈴湖自転車競技場で8/1・2に開催)、西日本トラック(京都向日町競輪場で8/8・9に開催)と、今回の全日本トラックチャンピオンシップの計3戦が毎年開催されている。
会場の境川自転車競技場は、山梨県甲府市内から車で30分ほどの場所にある1周400mの屋外バンク。1986年の「かいじ国体」トラック競技会場として使用されて以降、多くの公式戦が開催されてきた。一方で、近県の選手や甲府周辺の高校自転車部のトラック練習場としても親しまれている。
トラックの全日本選手権を3週間後に控え、出場を予定しているJプロツアーチームの選手が多数出場。男子オムニアムには、東京五輪代表に内定している橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)と、全日本チャンピオンの岡本隼(愛三工業レーシングチーム)がそろった。
ブリヂストンが3種目で優勝 トラックでの強さを示す
初日は冷たい雨が一日中降り続く中で進められた。
男子スクラッチでは沢田桂太郎、4kmインディヴィデュアルパーシュートでは孫崎大樹、ポイントレースでは橋本英也と、チームブリヂストンサイクリングが3種目で優勝。トラック種目での強さを改めて示した。
男子オムニアム 五輪代表の橋本英也が格の違いを見せつける
雲多めながらも天候が回復した2日目。男子オムニアムでは東京五輪代表に内定している橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が他を圧倒して優勝した。
最初の種目となるスクラッチ こそ、チームメイトの孫崎大樹に1位を譲ったものの、テンポレースではレース中盤を貝原涼太(愛三工業レーシングチーム)と逃げてポイントを稼ぎ1位。エリミネイションでは、残り4名となったところでアタックして単独先行し、この種目の全日本チャンピオン岡本隼(愛三工業レーシングチーム)の除外を誘うと、そのまま逃げ切って1位となり、総合首位に浮上。最後のポイントレースでも、レース後半を独走で逃げて1位通過を繰り返し、後続集団と半周差を維持したままフィニッシュまで走り切った。終わってみれば2位以下に38ポイントもの大差をつけての圧勝だった。
橋本英也コメント
「全日本に向けての前哨戦として考えていたので、優勝してはずみをつけることが出来たと思います。孫崎が2位になってワン・ツーにすることも出来てよかったです。出来ればスリーも取りたかったですが。レース勘もあって脚にも余裕があったので、最後のポイントレースまでうまく走れたと思います。全日本選手権は出場制限がないので6種目出る予定です。
やっとトラックのレースが出来るようになって、自分が一番輝ける場所であり、今回優勝出来たことは自信になったし、大会を開催していただいたことに感謝したいです」
シマノレーシングも存在感を見せる
2日目はシマノレーシングも存在感を見せた。チームスプリントでは中井唯晶、黒枝咲哉、一丸尚伍の3名で出場して優勝。一丸はケイリン決勝でも優勝したほか、スプリント決勝に勝ち進み2位となった。
text:Satoru Kato
photo:JBCF, Satoru Kato
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