2020/10/15(木) - 09:07
アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)のスプリント4勝目で締めくくられたジロ・デ・イタリア第11ステージ。マリアチクラミーノのリードを広げたデマールや、ステージ2位のサガン、発射台を担うグアルニエーリ、マリアローザを守ったアルメイダらのコメントを紹介します。
ステージ優勝 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
今回のジロの中で最も完璧に近いスプリントだった。フィニッシュの街中に差し掛かった時点で少しポジションを下げてしまっていたものの、監督やコーチの事前準備のおかげで次にどんなコーナーが待っているのかを把握しながら走っていた。最後はとてもハイスピードなスプリントになった。
ステージ2勝を飾った時点で、その後の活躍はボーナスのようなものだと思っていた。チームワークのおかげでこうして勝ち続けていることは本当に素晴らしい。今日は全てが完璧だったけど、ポイントを獲得するために(ポイント賞2位の)ペテル・サガンが山岳ステージで逃げるとマリアチクラミーノ争いは難しくなる。まだ閉幕まで1週間半ほど残っており、サガンが最大のライバルであることに疑いはない。
ジャコポ・グアルニエーリはリードアウトトレインの指揮官。ラモン・シンケルダムがリタイアしてしまったので隊列を組み直す必要があったものの、今日もジャコポが指揮するトレインが機能したんだ。
フランスチャンピオンのアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)が4勝目 photo:LaPresse
ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
今日はサプライズが起こらず、平坦ステージは高速集団スプリントで決した。今日もチームメイトたちのおかげで楽にポジション取りして、残り数キロを切ってからも集団前方をキープ。最後の左コーナーを抜けて最終ストレートに入った時点で良いポジションにつけていた。全力でスプリントしたけど、ステージ優勝には届かなかった。
デマールの発射台 ジャコポ・グアルニエーリ(イタリア、グルパマFDJ)
集団スプリントに持ち込まれるステージのフィニッシュ地点のレイアウトは事前に研究している。実際にコースを試走することはできないので、Googleマップなどのテクノロジーを駆使してコースをチェック。加えて風向きもチェックしている。今日は残り2kmのストレートが向かい風だったので、そこでポジションを上げることができると思っていた。そして先頭で残り600mの最終コーナーを抜けてそのままリードアウトを開始。追い風に乗ってアルノー(デマール)を発射した。
もう長年アルノーとタッグを組んでいる。もちろん最初は試行錯誤の連続で苦戦したけど、今ではお互いに信頼しているし、彼が何を求めているのかを把握している。「完璧」という言葉は存在しないけど、極めて良い連携ができている。
マリアローザ ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
終盤まで平穏なステージだったけど、最後は激しいポジション争いが繰り広げられた。今日も安全に走り切って、マリアローザを守ることが第一目標。チームメイトたちのおかげでその目標を達成することができたし、アルバロ(ホッジ)がステージ3位に入ったので、チームとして良い1日を過ごすことができた。
明日は再び厳しい戦いが待っている。自分からアタックを仕掛けることはないけど、攻撃を仕掛けてくるライバルたちの動きに警戒しないといけない。チームメイトのファウスト・マスナダとジェームス・ノックスも総合で良い位置(総合9位と総合17位)につけているので、危険な逃げが生まれそうな状況では彼らが逃げに乗る作戦も有りかもしれない。チームとしてマリアローザを守るための準備はできているよ。
9日間マリアローザを着るホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:LaPresse
総合7位 ジェイ・ヒンドレー(オーストラリア、サンウェブ)
残り60kmを切るまではとてもイージーな展開だった。今日もチームは僕とウィルコ(ケルデルマン)をサポートしてくれて、スプリンターひしめく集団内でフィニッシュできた。単調なステージだったものの、安全に走り切ることができたのはチームメイトたちのおかげだ。
新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
昨日もハードなステージだったし、明日もハードなステージが待っているから、今日ぐらいはゆっくりなステージになると思っていたが、終わってみれば、そんなステージではなかった。追い風に乗って、44.5km/hアベレージで182kmを4時間ちょっとで走りきってしまった。
スタートから2時間は穏やかな集団だったが、残り50km位からざわざわしだして、最後の1時間は超特急だった。最後もトリッキーな街中ゴールだったが、ビルバオもタイム差を失うことなくゴールし、またステージを終えた。
明日は天気もあまり良くない予報。コースもアップダウンの連続で、トラブルに巻き込まれ無いようにしっかりサポートしてきたいと思う
ステージ優勝 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
今回のジロの中で最も完璧に近いスプリントだった。フィニッシュの街中に差し掛かった時点で少しポジションを下げてしまっていたものの、監督やコーチの事前準備のおかげで次にどんなコーナーが待っているのかを把握しながら走っていた。最後はとてもハイスピードなスプリントになった。
ステージ2勝を飾った時点で、その後の活躍はボーナスのようなものだと思っていた。チームワークのおかげでこうして勝ち続けていることは本当に素晴らしい。今日は全てが完璧だったけど、ポイントを獲得するために(ポイント賞2位の)ペテル・サガンが山岳ステージで逃げるとマリアチクラミーノ争いは難しくなる。まだ閉幕まで1週間半ほど残っており、サガンが最大のライバルであることに疑いはない。
ジャコポ・グアルニエーリはリードアウトトレインの指揮官。ラモン・シンケルダムがリタイアしてしまったので隊列を組み直す必要があったものの、今日もジャコポが指揮するトレインが機能したんだ。
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ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
今日はサプライズが起こらず、平坦ステージは高速集団スプリントで決した。今日もチームメイトたちのおかげで楽にポジション取りして、残り数キロを切ってからも集団前方をキープ。最後の左コーナーを抜けて最終ストレートに入った時点で良いポジションにつけていた。全力でスプリントしたけど、ステージ優勝には届かなかった。
デマールの発射台 ジャコポ・グアルニエーリ(イタリア、グルパマFDJ)
集団スプリントに持ち込まれるステージのフィニッシュ地点のレイアウトは事前に研究している。実際にコースを試走することはできないので、Googleマップなどのテクノロジーを駆使してコースをチェック。加えて風向きもチェックしている。今日は残り2kmのストレートが向かい風だったので、そこでポジションを上げることができると思っていた。そして先頭で残り600mの最終コーナーを抜けてそのままリードアウトを開始。追い風に乗ってアルノー(デマール)を発射した。
もう長年アルノーとタッグを組んでいる。もちろん最初は試行錯誤の連続で苦戦したけど、今ではお互いに信頼しているし、彼が何を求めているのかを把握している。「完璧」という言葉は存在しないけど、極めて良い連携ができている。
マリアローザ ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
終盤まで平穏なステージだったけど、最後は激しいポジション争いが繰り広げられた。今日も安全に走り切って、マリアローザを守ることが第一目標。チームメイトたちのおかげでその目標を達成することができたし、アルバロ(ホッジ)がステージ3位に入ったので、チームとして良い1日を過ごすことができた。
明日は再び厳しい戦いが待っている。自分からアタックを仕掛けることはないけど、攻撃を仕掛けてくるライバルたちの動きに警戒しないといけない。チームメイトのファウスト・マスナダとジェームス・ノックスも総合で良い位置(総合9位と総合17位)につけているので、危険な逃げが生まれそうな状況では彼らが逃げに乗る作戦も有りかもしれない。チームとしてマリアローザを守るための準備はできているよ。
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総合7位 ジェイ・ヒンドレー(オーストラリア、サンウェブ)
残り60kmを切るまではとてもイージーな展開だった。今日もチームは僕とウィルコ(ケルデルマン)をサポートしてくれて、スプリンターひしめく集団内でフィニッシュできた。単調なステージだったものの、安全に走り切ることができたのはチームメイトたちのおかげだ。
新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
昨日もハードなステージだったし、明日もハードなステージが待っているから、今日ぐらいはゆっくりなステージになると思っていたが、終わってみれば、そんなステージではなかった。追い風に乗って、44.5km/hアベレージで182kmを4時間ちょっとで走りきってしまった。
スタートから2時間は穏やかな集団だったが、残り50km位からざわざわしだして、最後の1時間は超特急だった。最後もトリッキーな街中ゴールだったが、ビルバオもタイム差を失うことなくゴールし、またステージを終えた。
明日は天気もあまり良くない予報。コースもアップダウンの連続で、トラブルに巻き込まれ無いようにしっかりサポートしてきたいと思う
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