2020/10/16(金) - 19:41
ツール・ド・フランスを走ったプロバイク紹介最終回は、念願の初出場を叶えたB&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト。オーストリア、KTM社製の各種バイクと機材を紹介します。
ブライアン・コカール(フランス)のKTM REVELATOR ALTO photo:Makoto AYANO
2015年までプロ選手と活躍したジェローム・ピノー(フランス)がチーム代表となり、2018年に誕生したフランスのプロチームがB&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト。ブライアン・コカール(フランス)やピエール・ロラン(フランス)といった選手を揃え、今年ツーム創設3年目にして念願のツール・ド・フランス初出場を叶えた。
チームの機材サプライヤーは、オートバイでも有名なオーストリアブランド、KTM。軽量オールラウンダーのREVELATOR ALTOと、特徴的なシートチューブデザインを持つエアロロードのREVELATOR LISSE、そしてTTバイクSOLUSという3モデルをこのツールで乗り分けた。チームカラーのエメラルドブルーに塗られたフロントフォークには、チームのスローガンである「MEN IN GRAZ」のロゴが貼られている。
シートチューブのデザインが特徴的なKTM REVELATOR LISSE photo:Makoto AYANO
オフセット量の大きい専用シートポストは不思議な形状 photo:Makoto AYANO
フォーク上部にはチームスローガン「MEN IN GRAZ」のロゴ photo:Makoto AYANO
ホイールはDTスイス。ARC1400 DICUTがメインで使われていた模様 photo:Makoto AYANO
山岳ステージではARC1100 DICUTホイールを使う選手も photo:Makoto AYANO
タイヤはミシュラン。全ステージでミシュランのPOWER TIME TRIALを使用していた photo:Makoto AYANO
ロードバイクはディスクブレーキ、TTバイクはリムブレーキと分けられており、コンポーネントはR9170/R9150系DURA-ACE DI2。ただしFSAと結びつきの強いチームゆえ、クランクセットはFSAとPOWER2MAXが共同開発したPOWERBOXパワーメーターを装備したSL-Kクランク+チェーンリングを装備する。スプリンターのコカールは54Tのアウターリングを使用していた。
シマノDURA-ACE DI2とFSAクランクセット組み合わせ photo:Makoto AYANO
コカールをはじめ、POWERBOXパワーメーターを装備したバイクが多数派 photo:Makoto AYANO
コカールはステージによってアウター54Tを使用 photo:Makoto AYANO
TTバイクのSOLUS。TTステージのホイールはヴィジョンのMETRONシリーズだ photo:Makoto AYANO
ホイールはDTスイス。平坦ステージではARC1400 DICUTを中心にARC1100 DICUTも併用し、山岳ステージではPRC1100 DICUTを使用していた。ただしTTバイクに組み合わせるのはヴィジョンのホイール。フロントにMETRON 81 SLを、リアにはMETRON TFWを使用。転がりを重視してか、全ステージを通じてミシュランのPOWER TIME TRIALタイヤをセットしていた。
もちろんハンドル周りはFSAで、ボトルやボトルケージはエリート。サドルとバーテープはプロロゴだ。
text:So Isobe
photo:Makoto AYANO
![ブライアン・コカール(フランス)のKTM REVELATOR ALTO](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf1e-126.jpg)
2015年までプロ選手と活躍したジェローム・ピノー(フランス)がチーム代表となり、2018年に誕生したフランスのプロチームがB&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト。ブライアン・コカール(フランス)やピエール・ロラン(フランス)といった選手を揃え、今年ツーム創設3年目にして念願のツール・ド・フランス初出場を叶えた。
チームの機材サプライヤーは、オートバイでも有名なオーストリアブランド、KTM。軽量オールラウンダーのREVELATOR ALTOと、特徴的なシートチューブデザインを持つエアロロードのREVELATOR LISSE、そしてTTバイクSOLUSという3モデルをこのツールで乗り分けた。チームカラーのエメラルドブルーに塗られたフロントフォークには、チームのスローガンである「MEN IN GRAZ」のロゴが貼られている。
![シートチューブのデザインが特徴的なKTM REVELATOR LISSE](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf1e-144.jpg)
![オフセット量の大きい専用シートポストは不思議な形状](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf8e-21.jpg)
![フォーク上部にはチームスローガン「MEN IN GRAZ」のロゴ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf1e-141.jpg)
![ホイールはDTスイス。ARC1400 DICUTがメインで使われていた模様](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf1e-140.jpg)
![山岳ステージではARC1100 DICUTホイールを使う選手も](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf1e-135.jpg)
![タイヤはミシュラン。全ステージでミシュランのPOWER TIME TRIALを使用していた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf8e-17.jpg)
ロードバイクはディスクブレーキ、TTバイクはリムブレーキと分けられており、コンポーネントはR9170/R9150系DURA-ACE DI2。ただしFSAと結びつきの強いチームゆえ、クランクセットはFSAとPOWER2MAXが共同開発したPOWERBOXパワーメーターを装備したSL-Kクランク+チェーンリングを装備する。スプリンターのコカールは54Tのアウターリングを使用していた。
![シマノDURA-ACE DI2とFSAクランクセット組み合わせ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf8e-20.jpg)
![コカールをはじめ、POWERBOXパワーメーターを装備したバイクが多数派](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf1e-131.jpg)
![コカールはステージによってアウター54Tを使用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf8e-25.jpg)
![TTバイクのSOLUS。TTステージのホイールはヴィジョンのMETRONシリーズだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/14/ayano2020tdf20e-522-2.jpg)
ホイールはDTスイス。平坦ステージではARC1400 DICUTを中心にARC1100 DICUTも併用し、山岳ステージではPRC1100 DICUTを使用していた。ただしTTバイクに組み合わせるのはヴィジョンのホイール。フロントにMETRON 81 SLを、リアにはMETRON TFWを使用。転がりを重視してか、全ステージを通じてミシュランのPOWER TIME TRIALタイヤをセットしていた。
もちろんハンドル周りはFSAで、ボトルやボトルケージはエリート。サドルとバーテープはプロロゴだ。
text:So Isobe
photo:Makoto AYANO
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