2020/08/20(木) - 09:06
MTBにも造詣が深いスイスのバイクブランド、BMCがクロスカントリーオリンピック向け29erハードテールの新モデル「Twostroke」をリリースした。過激さを増すXCOレースのサーキットでのコントロール性能を確保するジオメトリー設計などが採用されている。
BMC Twostroke 01 FOUR (c)BMC
2019年の東京五輪プレ大会MTB XCOで10位に入ったティトゥアン・カロッド（フランス）を擁するBMCのマウンテンバイクチーム。かつては世界選手権5勝、五輪で2勝を上げる王者ジュリアン・アブサロン（フランス）も在籍した名門だ。輝かしい成績はBMCのバイクとともにあり、その性能の高さを証明してきた。
そんなBMCがハードテールモデルの新作Twostrokeをリリースした。これまでBMCはTeamliteでマイクロサスペンション機構「MTT」を採用していたものの、新型では正真正銘のハードテールに回帰している。この変更は近年のテクニカルコースに対応するために、コントロール性と剛性の獲得を狙う意図がある。
一体型のフォークストッパーが設けられている (c)BMC
剛性と軽量性にフォーカスしたフレームとなっている (c)BMC
カーボンフレームはD型シェイプのシートポストを採用した (c)BMC
D型シートチューブでも専用シムを挟めば丸型のドロッパーポストの使用が可能となる (c)BMC
MTTを廃止したことでリアバックの剛性を向上させるとともに、タイヤクリアランスを拡げた。最大29インチ×58mm（約2.3インチ）のタイヤを装着することが可能となっている。これまでよりもワイドなタイヤを装着することで、マイクロサスペンション無しでも下りのコントロール性は向上している。
ライダーが受ける衝撃を緩和するため、BMCはハードテールMTBにD型断面のシートポストを採用する。専用のシムを入れることで27.2mm径のドロッパーシートポストを使うこともできるため、軽量性にフォーカスしたいレースシーンではD型、下りも含めたトレイルライドを楽しみたいときはドロッパーポスト、というように使い分けできるはずだ。
また、ヘッドチューブが67°という寝た設定、長めのフロントエンドといういわゆるスラックなジオメトリー設計とすることで、下りでのコントロール性能を獲得。シートチューブは75°と立ち気味となっているため、上りでもシートに座りながらトルクをかけることが可能だ。もちろんフレームの剛性もレーススペックとしているため、アグレッシブに上りで攻められるはずだ。
BMC Twostroke AL ONE (c)BMC
BMC Twostroke AL TWO (c)BMC
最新ジオメトリーが採用されたTwostrokeはレースだけではなく、近所の里山を駆け回るようなトレイルライドにも最適だろう。ラインアップはカーボンフレーム完成車1種類とアルミフレーム完成車2種類。
カーボンモデルTwostroke 01 FOURは、ロックショックスのJudy 100mmトラベルのフロントサスを採用した1台。コンポーネントはシマノDeoreをメインとしたフロントシングル×リア12速で、タイヤはヴィットリアBarzo 2.25だ。価格は280,000円（税抜）。
アルミモデルのTwostroke AL ONEは、ロックショックスのRecon 100mmトラベルサスを採用する。メインコンポーネントはスラムNXとSXをミックスし、ブレーキのみシマノDeoreを採用している。価格は190,000円（税抜）。Twostroke AL TWOに採用されるフロントサスはロックショックスのJudy。コンポーネントはシマノDeoreを使用する。価格は150,000円（税抜）。
現代的なジオメトリーとすることで下りでのコントロール性を獲得している (c)BMC
BMC Twostroke 01 FOUR
フレーム：Twostroke 01 Premium Carbon with Tuned Compliance Concept XC
フォーク：Rock Shox Judy Silver TK, 100 mm
メインコンポ：Shimano Deore 12 spd
クランクセット：Shimano FC-MT510-1 32T
スプロケット：Shimano Deore 12 spd 10-51T
チェーン：Shimano Deore 12 spd
シフター：Shimano Deore 12 spd
ブレーキ：Shimano BR-MT200 / Shimano SM-RT30 Rotors(160/160 S−M,)
シートポスト：MSP03 - 27.2−0 mm offset
サドル：Fizik Antares R7
ハブ：Shimano HB-MT400-B / FH-MT410-B
リム：Alex MD25, 25 mm
タイヤ：Vittoria Barzo 2.25
重量：11.46 kg
カラー：Carbon
サイズ：S、M
価格：280,000円（税抜）
BMC Twostroke AL ONE
フレーム：Twostroke AL Premium Aluminium, Hydroformed, Smoothwelded
フォーク：Rock Shox Recon RL Remote, 100 mm
メインコンポ：SRAM NX Eagle
クランクセット：SRAM NX Eagle 32T
スプロケット：SRAM NX Eagle 11-50T
チェーン：SRAM SX Eagle
シフター：SRAM SX Eagle
ブレーキ：Shimano Deore BR-M6100 / Shimano SM-RT54 Rotors (160/160 S-M,）
シートポスト：BMC MSP03 - 31.6−0 mm offset
ハブ：Shimano HB-MT400-B / FH-MT410-B
リム：Alex MD25, 25 mm
タイヤ：Vittoria Barzo 2.25
重量：12.80kg
カラー：Electric Red
サイズ：S、M
価格：190,000円（税抜）
BMC Twostroke AL TWO
フレーム：Twostroke AL Premium Aluminium, Hydroformed, Smoothwelded
フォーク：Rock Shoy Judy TK Remote, 100 mm
メインコンポ： Shimano Deore 12 spd
クランクセット：Shimano FC-MT510-1 32T
スプロケット：Shimano Deore 12 spd 10-51T
チェーン：Shimano Deore 12 spd
シフター：Shimano Deore 12 spd
ブレーキ：Shimano BR-MT200 / Shimano SM-RT30 Rotors(160/160 S−M,)
シートポスト：BMC MSP03 - 31.6−0 mm offset
ハブ：Shimano HB-MT400-B / FH-MT410-B
リム：Alex MD25, 25 mm
タイヤ：Vittoria Barzo 2.25
重量：12.92kg
カラー：Black & Orange Flake
サイズ：S、M
価格：150,000円（税抜）
BMC Twostroke 01 FOUR (c)BMC2019年の東京五輪プレ大会MTB XCOで10位に入ったティトゥアン・カロッド（フランス）を擁するBMCのマウンテンバイクチーム。かつては世界選手権5勝、五輪で2勝を上げる王者ジュリアン・アブサロン（フランス）も在籍した名門だ。輝かしい成績はBMCのバイクとともにあり、その性能の高さを証明してきた。
そんなBMCがハードテールモデルの新作Twostrokeをリリースした。これまでBMCはTeamliteでマイクロサスペンション機構「MTT」を採用していたものの、新型では正真正銘のハードテールに回帰している。この変更は近年のテクニカルコースに対応するために、コントロール性と剛性の獲得を狙う意図がある。
一体型のフォークストッパーが設けられている (c)BMC剛性と軽量性にフォーカスしたフレームとなっている (c)BMCカーボンフレームはD型シェイプのシートポストを採用した (c)BMCD型シートチューブでも専用シムを挟めば丸型のドロッパーポストの使用が可能となる (c)BMCMTTを廃止したことでリアバックの剛性を向上させるとともに、タイヤクリアランスを拡げた。最大29インチ×58mm（約2.3インチ）のタイヤを装着することが可能となっている。これまでよりもワイドなタイヤを装着することで、マイクロサスペンション無しでも下りのコントロール性は向上している。
ライダーが受ける衝撃を緩和するため、BMCはハードテールMTBにD型断面のシートポストを採用する。専用のシムを入れることで27.2mm径のドロッパーシートポストを使うこともできるため、軽量性にフォーカスしたいレースシーンではD型、下りも含めたトレイルライドを楽しみたいときはドロッパーポスト、というように使い分けできるはずだ。
また、ヘッドチューブが67°という寝た設定、長めのフロントエンドといういわゆるスラックなジオメトリー設計とすることで、下りでのコントロール性能を獲得。シートチューブは75°と立ち気味となっているため、上りでもシートに座りながらトルクをかけることが可能だ。もちろんフレームの剛性もレーススペックとしているため、アグレッシブに上りで攻められるはずだ。
BMC Twostroke AL ONE (c)BMCBMC Twostroke AL TWO (c)BMC最新ジオメトリーが採用されたTwostrokeはレースだけではなく、近所の里山を駆け回るようなトレイルライドにも最適だろう。ラインアップはカーボンフレーム完成車1種類とアルミフレーム完成車2種類。
カーボンモデルTwostroke 01 FOURは、ロックショックスのJudy 100mmトラベルのフロントサスを採用した1台。コンポーネントはシマノDeoreをメインとしたフロントシングル×リア12速で、タイヤはヴィットリアBarzo 2.25だ。価格は280,000円（税抜）。
アルミモデルのTwostroke AL ONEは、ロックショックスのRecon 100mmトラベルサスを採用する。メインコンポーネントはスラムNXとSXをミックスし、ブレーキのみシマノDeoreを採用している。価格は190,000円（税抜）。Twostroke AL TWOに採用されるフロントサスはロックショックスのJudy。コンポーネントはシマノDeoreを使用する。価格は150,000円（税抜）。
現代的なジオメトリーとすることで下りでのコントロール性を獲得している (c)BMCBMC Twostroke 01 FOUR
フレーム：Twostroke 01 Premium Carbon with Tuned Compliance Concept XC
フォーク：Rock Shox Judy Silver TK, 100 mm
メインコンポ：Shimano Deore 12 spd
クランクセット：Shimano FC-MT510-1 32T
スプロケット：Shimano Deore 12 spd 10-51T
チェーン：Shimano Deore 12 spd
シフター：Shimano Deore 12 spd
ブレーキ：Shimano BR-MT200 / Shimano SM-RT30 Rotors(160/160 S−M,)
シートポスト：MSP03 - 27.2−0 mm offset
サドル：Fizik Antares R7
ハブ：Shimano HB-MT400-B / FH-MT410-B
リム：Alex MD25, 25 mm
タイヤ：Vittoria Barzo 2.25
重量：11.46 kg
カラー：Carbon
サイズ：S、M
価格：280,000円（税抜）
BMC Twostroke AL ONE
フレーム：Twostroke AL Premium Aluminium, Hydroformed, Smoothwelded
フォーク：Rock Shox Recon RL Remote, 100 mm
メインコンポ：SRAM NX Eagle
クランクセット：SRAM NX Eagle 32T
スプロケット：SRAM NX Eagle 11-50T
チェーン：SRAM SX Eagle
シフター：SRAM SX Eagle
ブレーキ：Shimano Deore BR-M6100 / Shimano SM-RT54 Rotors (160/160 S-M,）
シートポスト：BMC MSP03 - 31.6−0 mm offset
ハブ：Shimano HB-MT400-B / FH-MT410-B
リム：Alex MD25, 25 mm
タイヤ：Vittoria Barzo 2.25
重量：12.80kg
カラー：Electric Red
サイズ：S、M
価格：190,000円（税抜）
BMC Twostroke AL TWO
フレーム：Twostroke AL Premium Aluminium, Hydroformed, Smoothwelded
フォーク：Rock Shoy Judy TK Remote, 100 mm
メインコンポ： Shimano Deore 12 spd
クランクセット：Shimano FC-MT510-1 32T
スプロケット：Shimano Deore 12 spd 10-51T
チェーン：Shimano Deore 12 spd
シフター：Shimano Deore 12 spd
ブレーキ：Shimano BR-MT200 / Shimano SM-RT30 Rotors(160/160 S−M,)
シートポスト：BMC MSP03 - 31.6−0 mm offset
ハブ：Shimano HB-MT400-B / FH-MT410-B
リム：Alex MD25, 25 mm
タイヤ：Vittoria Barzo 2.25
重量：12.92kg
カラー：Black & Orange Flake
サイズ：S、M
価格：150,000円（税抜）
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