サーヴェロ S5 Disc、Áspero　フラッグシップエアロロードとグラベルバイクの2021先行モデル

サーヴェロがフラッグシップエアロロード「S5 Disc」とグラベルバイク「Áspero」の2021モデルを発表した。ニューカラーとなった2車種のラインアップを紹介しよう。

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サーヴェロ S5 Disc
サーヴェロ S5 Disc（カーボン/メタリック） (c)東商会
サーヴェロのフラッグシップとして君臨するエアロロードのS5 Disc。ディスクブレーキ専用として開発が行われた現S5は、リムブレーキにはない設計自由度の高さもあり、サーヴェロのエアロダイナミクスへのこだわりが顕著に表れたバイクとして生み出されている。

ブレーキタイプが変更されたことで、これまでブレーキキャリパーを装着していたフォーククラウンを可能な限り薄くした設計が行われている。ダウンチューブに大胆なカットオフが設けられるほど、フロントホイールとフレームのクリアランスを詰めることに成功。リアも同様にホイールがシートチューブに食い込むような作りが行われており、エアロダイナミクスへ大きな影響を与える車輪周りの乱流発生を抑えている。

サーヴェロ S5 Disc（グレー/カーボン） (c)東商会
サーヴェロ S5 Disc（ブルーカメレオン） (c)東商会
バイクのアイコンであるヒンジフォークとY字型のコックピットはもちろん空力のための設計だ。ヒンジフォークは風が最初に当たるヘッドチューブの断面形状を自由に設計することが可能となるため、サーヴェロは理想とする形状を実現している。Y字型のコックピットは前方投影面積を減らすと同時に、伝統的な形状のステムが引き起こしていた乱流を抑える狙いがある。また、内装ケーブルのルーティングが自然になるというメリットも。

これらの設計によりS5 Discは一世代前と比較し、42gのドラッグを低減、出力にして5.5wのパワーセーブを果たした。その上BB剛性は25％、ヘッドチューブのねじれ剛性は13％も向上し、ワールドクラスのスプリンターに応えるフレーム剛性を与えられた。

2021年モデルはカーボン/メタリック、ブルーカメレオン、グレー/カーボンという3種類。各カラーで完成車、フレームセットなど販売仕様が異なるため、下記スペックを確認して欲しい。

サーヴェロのフラッグシップロードとして君臨するS5 Disc (c)東商会