UCIはいくつかの種目において既に世界選手権の本年度中の開催が見送られていることへの対応とし、チャンピオンジャージの着用期限を1年延長。昨年ジュニアトラック世界選手権でアルカンシェルを獲得した内野艶和も対象となりそうだ。



2019年フランクフルトにて行われたジュニアトラック世界選手権ポイントレースにおいて、アルカンシエルを獲得した内野艶和(福岡・祐誠高校)2019年フランクフルトにて行われたジュニアトラック世界選手権ポイントレースにおいて、アルカンシエルを獲得した内野艶和(福岡・祐誠高校) (c)JCF 2020
6月10~11日に行われたUCI運営委員会において、いくつかのレースのスケジュール変更が決定されるとともに(※レーススケジュール変更についてはこちら)、各カテゴリーにおける世界選手権の開催が不透明な情勢を受け、世界選手権が中止となった場合、アルカンシェルの着用期限の延長を承認する声明を発した。

8月16日から21日にかけてエジプト・カイロにおいて開催予定であったジュニアトラック世界選手権は既に中止の決定がされ、2021年に改めてカイロで開催が予定されている。本来の2021年大会の開催予定地であったイスラエル・テルアビブでは2022年大会が開催される見込みだ。

昨年、ドイツ・フランクフルトにおいて行われたジュニアトラック世界選手権ポイントレースにおいて、日本人初となるアルカンシェルを獲得した内野艶和(福岡・祐誠高校)も2年連続でアルカンシェルを着用する一人となりそうだ。

また、6月4日から7日にかけてベルギーのオーステンデで開催予定であったパラサイクリングロード世界選手権は既に中止。8月18日から23日にかけてフランスのプラループにて開催予定であったマスターズMTB世界選手権もキャンセルが決定している。

text:Naoki.Yasuoka

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