グラベルムーブメントを牽引するブランドの一つWTBより、新型タイヤがリリースされた。定番のRiddlerを進化させたグラベルライド向け「RADDLER」と、36Cというワイド幅を採用することで遊べるフィールドを拡張するオールロードタイヤ「EXPOSURE」を紹介しよう。



WTB RADDLER
WTB RADDLERWTB RADDLER (c)グローブライド
WTBがラインアップするグラベルライド用タイヤ「RIDDLER(リドラー)」。元々はマウンテンバイク用タイヤをアレンジしたモデルであり、センターノブの間隔を狭く設計することで転がりを軽くし、舗装路や芝地、締まったダートでの軽快感を演出していることが特徴だ。サイドノブはセンターに比べ、高く大きく作ることで安定したグリップ力を実現している。

そのRIDDLERをベースとした新モデル「RADDLER」がデビューする。新型はノブをRiddlerより大型化していることが特徴。密集したセンターノブによる走行抵抗を増やすこと無く、ロングライフを実現している。RIDDLERよりもルーズな路面でのトラクションなどもかかりやすくなっているはずだ。

サイドノブも同じ様にボリュームアップが行われており、コーナリング時のグリップ力を強化。RADDLERは直線、コーナーリングどちらのシチュエーションでもグリップ力を発揮できるタイヤに進化している。グラベルやトレイルの比率が多いダートライドでは、アグレッシブに楽しむことができそうだ。

ラインアップは700×40C、44Cの2種類。いずれもTCS(チューブレスレディ)仕様。Fast Rollingというコンパウンド、Lightケーシングで構成されている。価格は7,800円(税抜)。

WTB RADDLER
レベル:TCS(チューブレスレディ)
ケーシング:Light
コンパウンド:Fast Rolling
サイズ:700×40(512g)、700×44(546g)
価格:7,800円(税抜)



WTB EXPOSURE
WTB EXPOSUREWTB EXPOSURE (c)グローブライド
2020年モデルでラインアップが整理されたEXPOSURE。現在のこのモデルはノブを設けず、トレッドパターンのみあしらうオールロードタイヤとして位置づけられている。センターはスリック、それ以外の部分はヤスリ目パターンとすることで、走りの軽さと荒れた舗装路での安心感を両立している。

オールロードたる理由は30mm幅と36mm幅の2種類を展開しているため。現在のエンデュランスロードは30C以上のタイヤを装着することが可能なモデルが主流となりつつあり、遊ぶフィールドが非常に広くなってきている。ロードバイクに30mm幅のEXPOSUREを装着すれば、ロードらしい軽快さも備えながら、引き締まったグラベルなどもカバーできる安心感を得られるだろう。

36mm幅のタイヤはロード、グラベルロード選ばず似合うだろう。大きなエアボリュームによる安心感や安定感も高く、ひび割れた舗装路の林道や河川敷のグラベルセクションなどで楽しく走ることができそうだ。Road TCSというチューブレスレディ仕様で、Distance+というコンパウンド、Lightケーシングを採用する。価格は7,800円(税抜)だ。30Cは国内未展開。

WTB EXPOSURE
レベル:Road TCS(チューブレスレディ)
ケーシング:Light
コンパウンド:Distance+
サイズ:700×36(361g)
価格:7,800円(税抜)

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