2019/11/08(金) - 15:49
サイクルモードのブースレポート第3弾をお届け。グラベルやMTB、E-BIKEなど多様なコンポーネントをアピールしたシマノ、ミノウラのローラー台やスタンドに注目のフカヤ、新作ライトを並べたキャットアイ、低価格帯の新オーダーサービスを開始するウエイブワン、ブランド初のグラベルバイクを展示したCHAPTER2をピックアップ。
シマノ:ロード、MTB、グラベル、シティなどカテゴリー別にコンポーネントをアピール
カテゴリー別にE-BIKEを並べSHIMANO STEPSをアピールしたシマノ
サイクリストの憧れ、ロードコンポーネントのフラッグシップDURA-ACE
入部正太朗(シマノレーシング)の全日本選手権ロード優勝に貢献したS-PHYRE RC9シューズ
多数の展示車を並べ自社コンポーネントをアピールしたシマノ。ロード最高峰モデルであるDURA-ACEはサイクリストの憧れとあって、多くの人がテスト用のDI2什器で電動変速を試していた様子。ロードシューズのフラッグシップS-PHYRE RC9は各サイズを試着することができ、そのフィット感の良さを体感できたことだろう。
昨今盛り上がりを見せるグラベルカテゴリーのコンポーネントであるSHIMANO GRXも多くの人が興味津々。DI2仕様のSTIレバーは路面の荒れたオフロードでも操作性を高めるよう独自のエルゴノミックデザインが採用されており、実際に体験什器で握ってその形状を確認することができた。またPROからもグラベルライド向けのバイクパッキング製品が多数リリースされており、キャンプツーリングなどに行きたくなるようなカスタム提案がされていた。
ユンボ・ヴィズマも使用しているS-PHYREシリーズのアイウェア
油圧のショートリーチレバーはULTEGRA、105、TIAGRAの3モデルで登場している
SHIMANO GRXバイクでグラベルを駆けるキャンプツーリングを提案
グラベルに最適化されたSHIMANO GRXのレバー、PROからはバイクパッキング製品もリリースされている
MTBコンポーネントのDEORE XTとSLXも今年フルモデルチェンジを果たしている
今年フルモデルチェンジを果たしたMTBコンポーネントのDEORE XTとSLXも注目の製品だ。トップモデルであるXTRのテクノロジーを落とし込み性能を飛躍的に向上させている。東京五輪のテストイベントで有名選手が来日したこともありMTBが気になっている人も少なくないはず。ロードバイクを一通り楽しんだ次なるステップとして検討してみては。
また、今年はE-BIKEユニットのSHIMANO STEPSもラインアップを拡充。今までのE8080シリーズに加え、アシストパワーの異なるE6180シリーズとE5080シリーズが登場しており、より幅広い価格帯のE-BIKEが展開されることとなった。気軽に街乗りを楽しめるシティ系バイクから本格的なオフロード遊びに特化したものまで多様化が進んでおり、国内販売されるSHIMANO STEPS搭載車は全部で26モデルまでに増えている。
オフロードの登りをアシストしスムーズな下りを存分に楽しめるE-MTB
積載量を確保した街乗りE-BIKEなどラインアップが多様化してきている
レイザーの新作GENESIS AFもお披露目、軽量性を重視したモデルだ
ワールドチームのユンボ・ヴィズマとサンウェブが使用しており、国内でも愛用者が急増しているヘルメットブランド、レイザーは新作のGENESIS AFがお披露目された。エアロと通気性を両立させながらもブランド最軽量に仕上がった最新モデルで、アジアンフィットとあって被り心地も良好。軽量性を重視するヒルクライマーからも人気の出そうな注目製品だ。
フカヤ:静粛性を追求したミノウラの新型3本ローラーを体験、ブライトンも各モデルを展示
フカヤブースではミノウラ製品を大々的にアピール
バイク以外もお洒落にディスプレイできる突っ張り棒タイプのHobby Tower
騒音や振動を徹底的にカットした新作の3本ローラーAbsorb Roll R820A
ミノウラ製品を大々的にアピールしていたフカヤブース。ズイフトと連携したスマートトレーナーの神楽シリーズを体験できたほか、新作の3本ローラーAbsorb Roll R820Aも一般イベントでは初めて持ち込まれた。ペダリングの回転練習などで役立つ3本ローラーだが、今作は騒音や振動を徹底的にカットしており快適な室内トレーニングを行うことができる。
コンパクトに折りたためるアルミ製のラックLevel-140はレース会場などで役立つ新製品。最大5台ものバイクをかけておくことができ、1つあればチームのみんなで活用できる。突っ張り棒タイプのスタンドには、バイクだけでなくアパレル類やインテリア雑貨などもディスプレイできるHobby Towerが追加されており、各種アタッチメントを使うことで魅せる収納ができるだろう。
最新のRider420を始め各モデルを展示したブライトン
充実の機能を備えたハイエンド機、Rider860は来年春に発売予定
リーズナブルな価格が魅力のウェアブランド、ファンキアー
持ち運びも便利なバンドタイプのロックを手掛けるオットーロック
昨今注目を集めるサイクルコンピューターブランド、ブライトンは今秋より発売開始したRider420を始め各モデルを並べた。GPSを搭載しながらも比較的リーズナブルな価格で、かつ30時間以上ものロングバッテリーを備えたことが特徴。ドゥクーニンク・クイックステップも使用しており信頼性は十分だ。来春発売予定のRider860もサンプル品が展示されており、まだまだラインアップは拡充されていく予定だ。
厚手の冬物ウェアは値段が張りがちだが、そこをリーズナブルに抑えてくれるのがファンキアー。裏起毛で防水性を持たせたウインタージャージでも1万円前後で展開しているなど、これから秋冬アパレルを揃えたいというエントリーライダーにも優しい価格設定がされている。
ユニークなシェルデザインが特徴的なキャットライク
コンパクトな電動エアポンプFumpa Pumpsをアピールするアンバサダーの古田潤さん
フィルター生地で花粉やホコリをシャットアウトできるナルーマスク
また、ユニークなホールデザインが目を引くヘルメットブランド、キャットライクも今年から取り扱いを開始しているほか、独自のフィルター素材を用いつつ一般的なマスク形状をした新作「F.U+」をリリースしたナルーマスク、持ち運びも便利なバンドタイプのロックを手掛けるオットーロックなどもアピールしていた。
キャットアイ:3つの新モデルを登場させた信頼のライトブランド
PBPを完走した三船さんのトークショーが行われたキャットアイブース
高性能かつ信頼性の高いライトを多数ラインアップする国産ブランド、キャットアイ。日本のサイクリストであれば誰もが使用した経験があるだろう定番のライトメーカーが今年もサイクルモードで新製品を発表してくれた。
水がなみなみと注がれた瓶の中に沈められるという衝撃的な展示で耳目を集めていたのが、新製品の一つであるTIGHT。その展示方法からも窺い知れるように、極めて高い防水性能(IPX7)と振動に対する耐久性を誇るテールライトだ。
高い防水性能を誇るTIGHT
PBPで三船さんはTIGHTを左右のシートステーに装着して走った
ここ数年、リチウムイオン電池が主流となっている自転車用ライトだが、TIGHTは乾電池を採用する。充電用の端子が露出することを嫌ったのがその理由だというが、出先でのバッテリー交換の容易さや電池自体の寿命を気にする必要が無いこと、また手に取りやすい価格であることも、乾電池を採用するメリットだ。
三船さんが今年のパリ~ブレスト~パリを走った時に使用しており、一度もトラブルは無かったという。夜通し走る必要がある過酷な耐久イベントでも、安心して後ろを任せることが出来る信頼性が大きな特徴だ。通常モデルに加え、加速度センサーを内蔵し減速を知らせるキネティックモードを搭載したモデルも用意される。
上部をカットした配光の乾電池式ライトKEEN
国内初展開となるバッテリー一体式のAMPP500
革製品を得意とするmawareとのコラボレーションで生み出されたサコッシュ
ライトと並んでキャットアイの主力製品であるサイクルコンピューター
既存のライトたちもずらりと並べられた そのラインアップの広さが理解できる
もう一つの新モデルがこれまた乾電池を採用するKEEN。対向車の眩惑を防止する上側の配光をカットした照射パターンを持つ新モデルだ。同様のISO配光を採用したGVOLTの乾電池仕様といった位置づけのライトとなる。
そして3つ目の新作が、国内初展開となるバッテリー一体式のAMPP500だ。これまでのVOLTシリーズはバッテリーをとり外すことが出来たが、その分構造が複雑になりコスト増につながっていた。よりリーズナブルに高性能なライトを届けようというコンセプトで、先行して海外で展開されていたのがこのAMPPシリーズだ。AMPP500はその名の通り500ルーメンの明るさを持つライトでありながら6000円台という価格が魅力。キャットアイらしい扱いやすさと信頼性を持ちながら、手の届きやすいモデルとして人気が出そうだ。
ウエイブワン:オーダージャージが身近になるハイコストパフォーマンスライン「ZEE_LINE」登場
ハイコストパフォーマンスライン「ZEE_LINE」を発表したウエイブワン
ウインドジャケットやベストも展開、ビブショーツのパッドも各種用意している
レジェフィットスピードジャージは肩から腕にかけてエアロ性能を高めるデザインが入る
チームブリヂストンサイクリングを始め多くの国内チームをサポートしているオーダーウェアブランド、ウエイブワン。ブースではオーダーウェアの様々な疑問に答えてくれる相談会を実施しており、注文の仕方やデザインの決め方、納品までの流れなどを細かく質問することができた。
レース向けの半袖ジャージからスキンスーツ、ウインドブレーカーなど多様なラインアップを各サイズ展示し、フィット感や生地の質感などを実際に手にとって確認できる貴重な機会に。その中でも、このサイクルモードで発表された新たなオーダーサービスが「ZEE_LINE(ジーライン)」だ。より気軽にオーダーウェアを利用できるハイコストパフォーマンスモデルとなっている。
中綿入りのダウンジャケットやフリース素材の柔らかなアウターが新登場している
カジュアルな見た目のアパレルを多数展示
お洒落なデザインの冬用手袋やキャップもラインアップ
自転車仲間へのプレゼントにも良さそうなサイクリングポーチ
よりレーシーなスタイルとしたリオン・ド・カペルミュール
通常ラインと比較して先行プリントや各種オプションを廃止/制限するとともに、生産場所を国内から海外に移すことで大幅なコストダウンを実現。それでも生地や作りは通常ラインと同様のクオリティとしており、優れた性能はそのまま受け継がれている。最も安価な半袖ジャージで6,500円からと、フルオーダーウェアが身近になる価格帯でラインアップされることが最大の特徴だ。
また、カペルミュールは普段着としても使えるカジュアルなアパレルを多数展示。中綿入りのダウンジャケットやフリース素材の柔らかなアウター、冬用の手袋やバッグなどのアクセサリー類までお洒落なデザインのアイテムが並べられ、特に女性サイクリストが足を止めて見ていた様子。いずれもスポーツ用途を想定した高機能な作りで見た目だけではないウェアに仕上がっている。
CHAPTER2:ブランド初のグラベルバイク「AO」が新登場
CHAPTER2 AO(アオ) オーナーのマイク・プライド氏(右)、ジャパン代表のマイキーことマイケル・ライス氏 photo:Makoto.AYANO
ニュージーランドのバイクブランドCHAPTER2は、鬼才マイク・プライド氏を迎えてグラベルモデルのAO(アオ)を発表した。AOは700Cと650Bの2つのホイール径に完全対応し、マルチパーパスな用途に使えながらもグラベルレースでの反応性を重視したフルカーボンモデルだ。
リアエンド部は15mmの可変幅があり、ホイールベースを変更することができる photo:Makoto.AYANO
キャリアやフェンダーの取り付け小物は脱着式というスマートさ photo:Makoto.AYANO
フォーク脇など5箇所にボトルケージ取り付け穴を備える photo:Makoto.AYANO
DI2やメカニカルなどすべての変速方式に対応するケーブルマネジメント photo:Makoto.AYANO
ユニークなのはリアエンド部に調整機構を備え、ホイールベースを変更できる点。これにより反応性やタイヤの太さに対するクリアランスなどを調整することができる。ボトルケージ台座はフォーク両脇にも備わり合計5つ。トップチューブ上にはBentoBox等ストレージのダイレクトマウント台座も備える。脱着式のフェンダー&キャリアマウントも用意し、まさにグラベルレースからシクロクロス、アーバンライド、キャンプツーリングまでフレキシブルに性格を変化させることができる万能バイクに仕上がっている。
また、エアロロードのREREにはマオリ模様をあしらったレッドの限定カラーモデルも登場。日本のモード会場で初お披露目となった。
この場で初めてベールを脱いだCHAPTER2 REREのレッドカラー photo:Makoto.AYANO
マオリのグラフィックを取り入れたREREの新カラー photo:Makoto.AYANO
カムテールデザインを取り入れたエアロカーボンホイールも photo:Makoto.AYANO
text&photo:CW編集部
シマノ:ロード、MTB、グラベル、シティなどカテゴリー別にコンポーネントをアピール
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多数の展示車を並べ自社コンポーネントをアピールしたシマノ。ロード最高峰モデルであるDURA-ACEはサイクリストの憧れとあって、多くの人がテスト用のDI2什器で電動変速を試していた様子。ロードシューズのフラッグシップS-PHYRE RC9は各サイズを試着することができ、そのフィット感の良さを体感できたことだろう。
昨今盛り上がりを見せるグラベルカテゴリーのコンポーネントであるSHIMANO GRXも多くの人が興味津々。DI2仕様のSTIレバーは路面の荒れたオフロードでも操作性を高めるよう独自のエルゴノミックデザインが採用されており、実際に体験什器で握ってその形状を確認することができた。またPROからもグラベルライド向けのバイクパッキング製品が多数リリースされており、キャンプツーリングなどに行きたくなるようなカスタム提案がされていた。
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今年フルモデルチェンジを果たしたMTBコンポーネントのDEORE XTとSLXも注目の製品だ。トップモデルであるXTRのテクノロジーを落とし込み性能を飛躍的に向上させている。東京五輪のテストイベントで有名選手が来日したこともありMTBが気になっている人も少なくないはず。ロードバイクを一通り楽しんだ次なるステップとして検討してみては。
また、今年はE-BIKEユニットのSHIMANO STEPSもラインアップを拡充。今までのE8080シリーズに加え、アシストパワーの異なるE6180シリーズとE5080シリーズが登場しており、より幅広い価格帯のE-BIKEが展開されることとなった。気軽に街乗りを楽しめるシティ系バイクから本格的なオフロード遊びに特化したものまで多様化が進んでおり、国内販売されるSHIMANO STEPS搭載車は全部で26モデルまでに増えている。
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フカヤ:静粛性を追求したミノウラの新型3本ローラーを体験、ブライトンも各モデルを展示
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コンパクトに折りたためるアルミ製のラックLevel-140はレース会場などで役立つ新製品。最大5台ものバイクをかけておくことができ、1つあればチームのみんなで活用できる。突っ張り棒タイプのスタンドには、バイクだけでなくアパレル類やインテリア雑貨などもディスプレイできるHobby Towerが追加されており、各種アタッチメントを使うことで魅せる収納ができるだろう。
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厚手の冬物ウェアは値段が張りがちだが、そこをリーズナブルに抑えてくれるのがファンキアー。裏起毛で防水性を持たせたウインタージャージでも1万円前後で展開しているなど、これから秋冬アパレルを揃えたいというエントリーライダーにも優しい価格設定がされている。
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キャットアイ:3つの新モデルを登場させた信頼のライトブランド
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水がなみなみと注がれた瓶の中に沈められるという衝撃的な展示で耳目を集めていたのが、新製品の一つであるTIGHT。その展示方法からも窺い知れるように、極めて高い防水性能(IPX7)と振動に対する耐久性を誇るテールライトだ。
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ここ数年、リチウムイオン電池が主流となっている自転車用ライトだが、TIGHTは乾電池を採用する。充電用の端子が露出することを嫌ったのがその理由だというが、出先でのバッテリー交換の容易さや電池自体の寿命を気にする必要が無いこと、また手に取りやすい価格であることも、乾電池を採用するメリットだ。
三船さんが今年のパリ~ブレスト~パリを走った時に使用しており、一度もトラブルは無かったという。夜通し走る必要がある過酷な耐久イベントでも、安心して後ろを任せることが出来る信頼性が大きな特徴だ。通常モデルに加え、加速度センサーを内蔵し減速を知らせるキネティックモードを搭載したモデルも用意される。
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もう一つの新モデルがこれまた乾電池を採用するKEEN。対向車の眩惑を防止する上側の配光をカットした照射パターンを持つ新モデルだ。同様のISO配光を採用したGVOLTの乾電池仕様といった位置づけのライトとなる。
そして3つ目の新作が、国内初展開となるバッテリー一体式のAMPP500だ。これまでのVOLTシリーズはバッテリーをとり外すことが出来たが、その分構造が複雑になりコスト増につながっていた。よりリーズナブルに高性能なライトを届けようというコンセプトで、先行して海外で展開されていたのがこのAMPPシリーズだ。AMPP500はその名の通り500ルーメンの明るさを持つライトでありながら6000円台という価格が魅力。キャットアイらしい扱いやすさと信頼性を持ちながら、手の届きやすいモデルとして人気が出そうだ。
ウエイブワン:オーダージャージが身近になるハイコストパフォーマンスライン「ZEE_LINE」登場
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チームブリヂストンサイクリングを始め多くの国内チームをサポートしているオーダーウェアブランド、ウエイブワン。ブースではオーダーウェアの様々な疑問に答えてくれる相談会を実施しており、注文の仕方やデザインの決め方、納品までの流れなどを細かく質問することができた。
レース向けの半袖ジャージからスキンスーツ、ウインドブレーカーなど多様なラインアップを各サイズ展示し、フィット感や生地の質感などを実際に手にとって確認できる貴重な機会に。その中でも、このサイクルモードで発表された新たなオーダーサービスが「ZEE_LINE(ジーライン)」だ。より気軽にオーダーウェアを利用できるハイコストパフォーマンスモデルとなっている。
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通常ラインと比較して先行プリントや各種オプションを廃止/制限するとともに、生産場所を国内から海外に移すことで大幅なコストダウンを実現。それでも生地や作りは通常ラインと同様のクオリティとしており、優れた性能はそのまま受け継がれている。最も安価な半袖ジャージで6,500円からと、フルオーダーウェアが身近になる価格帯でラインアップされることが最大の特徴だ。
また、カペルミュールは普段着としても使えるカジュアルなアパレルを多数展示。中綿入りのダウンジャケットやフリース素材の柔らかなアウター、冬用の手袋やバッグなどのアクセサリー類までお洒落なデザインのアイテムが並べられ、特に女性サイクリストが足を止めて見ていた様子。いずれもスポーツ用途を想定した高機能な作りで見た目だけではないウェアに仕上がっている。
CHAPTER2:ブランド初のグラベルバイク「AO」が新登場

ニュージーランドのバイクブランドCHAPTER2は、鬼才マイク・プライド氏を迎えてグラベルモデルのAO(アオ)を発表した。AOは700Cと650Bの2つのホイール径に完全対応し、マルチパーパスな用途に使えながらもグラベルレースでの反応性を重視したフルカーボンモデルだ。




ユニークなのはリアエンド部に調整機構を備え、ホイールベースを変更できる点。これにより反応性やタイヤの太さに対するクリアランスなどを調整することができる。ボトルケージ台座はフォーク両脇にも備わり合計5つ。トップチューブ上にはBentoBox等ストレージのダイレクトマウント台座も備える。脱着式のフェンダー&キャリアマウントも用意し、まさにグラベルレースからシクロクロス、アーバンライド、キャンプツーリングまでフレキシブルに性格を変化させることができる万能バイクに仕上がっている。
また、エアロロードのREREにはマオリ模様をあしらったレッドの限定カラーモデルも登場。日本のモード会場で初お披露目となった。

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
text&photo:CW編集部
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