ノースウェーブ　ゴアテックス素材採用のウインターシューズラインナップ

ノースウェーブのウインターシューズ、「GTX」シリーズの2019モデルが登場。足首まで伸びたゴアテックス素材や足先を温かく保つ裏起毛素材によって、優れた保温性や防水防風性を発揮してくれる冬場のトレーニングに最適な3モデルを紹介しよう。

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ノースウェーブ EXTREME RR 3 GTX

ノースウェーブ EXTREME RR 3 GTX photo:Yuto.Murata
ウインターサイクルシューズでヨーロッパトップシェアを持つイタリアンブランド、ノースウェーブ。シューズカバーを着用せずに優れた防風、防水、保温性を発揮してくれる冬期向けのアイテムで、気温の低い冬場でも快適なライドに一役買ってくれる。足先の冷えを防止してくれる他、シューズカバーを着用する手間がなくすぐにサイクリングに出かけられるのも嬉しいところ。

ノースウェーブのウインターシューズは、足首を冷気から守る独自の「クライマフレックスカラー」構造と、優れた防水防風性能を持つことで知られるゴアテックス素材の採用という2点が大きな特徴だ。

従来のベルクロやマルチパネル形状はペダリングの自然な動きを妨げてしまうが、クライマフレックスカラーによってひざ下から足首、シューズ、ペダルまでをまるで体の一部であるかのような連動感を実感できる。通気性を重視する一般的なロードシューズと比較し、圧倒的な暖かさを発揮し寒い季節のライドをより快適なものにしてくれる。

前作よりもシンプルなワイヤールーティングへアップデートされた アッパーに強化フレームを挿入しレーススペックの剛性を与えるX-Frame構造

つま先部分は冷気をシャットアウトする防寒加工が施されている ネオプレン素材で足首を覆う独自のクライマフレックスカラー

ラインアップの中でトップグレードに当たるのが「EXTREME RR 3 GTX」。ロードシューズのセカンドグレードEXTREME GTをベースとし厳冬期仕様に作られたパフォーマンスシューズである。アッパーには独自のX-Frame構造を採用しており、全方向に補強フレームを配することで軽量性と足にフィットする柔軟性を持たせつつも、パワー伝達性を高めているのが特徴だ。

旧モデルのEXTREME RR 2 GTXからワイヤールーティングがアップデートされており、アッパーの締め込み方向を最適化することでさらなるフィット感向上を図った。クロージャーはノースウェーブオリジナルのSLW2ダイアルで、リリースボタンを1プッシュすると僅かに緩めることができるなど、細かな締め付け感の調整を可能としている。

ペダルエリアはフルカーボン、その他の部分にはカーボンとグラスファイバーのコンポジットソールを採用
剛性指数は12でパワーを逃さない硬さに仕上がっている 土踏まずを支えるアナトミカルアーチサポートが効率的なペダリングに貢献

足首部分には柔軟性の高いネオプレン素材を使用しており、ペダリングもしやすく冷気の侵入を防ぎ、熱を逃さず優れた保温性を発揮する。シューズ部分には起毛加工が施された防風防水機能を持つゴアテックスのDurathem Kelvin素材をメインで使用。保温性とともに優れた透湿性能も備えており、ハードなトレーニングでも足先をドライに保ち、汗冷えなども防いでくれる。風が最も当たるつま先部分にも防寒加工を追加しており、末端が冷える心配も少ない。

アウトソールはパワーがかかるペダルエリアはフルカーボン、その他の部分にはカーボンとグラスファイバーのコンポジットソールを採用しており剛性感を調整。トップモデルからは硬さを抑えた剛性指数”12”で、レースからハードなトレーニングまで対応する数値に設定される。

起毛素材を使用した冬用のアークティックGTXフットベッドが付属する ロゴ部分など随所にリフレクティブ加工が施されている

また、土踏まず部分を支えるアナトミカルアーチサポート構造も採用されており、効率的なペダリングに貢献する。インナーソールはアルミニウムとフリースを使用した4層構造を持つ冬用のアークティックGTXフットベッドが付属する。サイズは39～44でハーフサイズの展開は無し。カラーはブラックのみで、価格は40,000円（税抜）だ。

ノースウェーブ EXTREME RR 3 GTX
素材：ゴアテックス Durathem Kelvin
ソール：フルカーボン+カーボンコンポジット（剛性指数12）
対応気温：-10度～5度
カラー：ブラック
サイズ：39～44（ハーフサイズなし）
価格：40,000円（税抜）

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ノースウェーブ FLASH ARCTIC GTX

ノースウェーブ FLASH ARCTIC GTX
抜群の保温性を実現しながらも価格を抑えたウインターロードシューズが「FLASH ARCTIC GTX」。上位モデルと同じく足首まで覆ったクライマフレックスカラーを採用しており、足先を温かく保ち快適なウインターライドをサポートしてくれる。

メイン素材には厚手の起毛加工を施したゴアテックスのKOALA（コアラ）を採用。厳冬期の登山靴用に開発された素材であり、セカンドグレードながら氷点下10度まで対応する保温性を有している。もちろんゴアテックス素材により、抜群の防風防水機能も備えていることは言うまでもないだろう。前方からの風で冷えやすいつま先部分には追加で防寒加工が施されるのもポイントだ。

ノースウェーブオリジナルのSLW2ダイアル、締める緩むの細かな調整が可能だ ゴアテックスのKOALA素材はフカフカとした厚手の起毛で-10度の気温にも対応

トレーニングに最適なカーボンファイバー補強ナイロンソール アッパーの広い範囲にリフレクティブ加工がされており夜間の安全性を高めてくれる

アッパーは上位モデルと同じくタンレスのオーバーラッピング構造となっており、足先を包み込む高いフィット感とエアロ効果を実現している。クロージャーも同じく1ダイヤル式となっており素早い着脱を可能としつつ、ワイヤリングが簡略化されることでコストダウンを図っている。

セカンドグレードらしく、剛性指数を”8”まで落としたカーボンファイバー補強ナイロンソールを使用しており、冬場のロングトレーニングにも最適な剛性感となっている。アークティックGTXフットベッドにより足裏からも保温性を強化しているのは上位モデルと同じだ。こちらも39～44サイズで展開され、ブラックとリフレクティブ/イエローフルオの2カラーがラインアップ。価格は33,000円（税抜）だ。

ノースウェーブ FLASH ARCTIC GTX
素材：ゴアテックス KOALA
ソール：カーボン補強ナイロン（剛性指数8）
対応気温：-10度～5度
カラー：ブラック、リフレクティブ/イエローフルオ
サイズ：39～44（ハーフサイズなし）
価格：33,000円（税抜）

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ノースウェーブ RAPTOR GTX

ノースウェーブ RAPTOR GTX
「RAPTOR GTX」はシクロクロスやトレイルライドなどのオフロードライドに対応するウインターSPDシューズ。アウトソールにナチュラルラバーを配し降車して歩く際のグリップ性を確保している。アッパーはFLASH ARCTIC GTXと同じタンレスのオーバーラップ構造とし、包み込むような高いフィット感とエアロ性能を確保している。

クロージャーシステムも上位モデルと同様のSLW2ダイアルを採用し、ワンダイヤルで締め付けとリリースを行える。カーボンファイバー補強を加えたナイロン製アウトソールは剛性指数”8”に設定され、硬すぎない剛性感で幅広いライドに対応するだろう。

タンレスのオーバーラップアッパーが包み込むようなフィット感を生み出す つま先やサイドなどアッパーを保護するプロテクション素材を配する

程よい起毛加工されたゴアテックスのPIQUEを採用し-3度～15度に対応する保温性を確保 オフロード用途に最適な歩行性の高いラバーソールを採用している

メイン素材には防風防水性能に優れ、程よい起毛加工がされたゴアテックスPIQUEを採用。極寒地を除く-3度～15度の幅広い温度帯にマッチした保温性に仕上がる。加えて足首部分は他モデル同様に、ネオプレン製のクライマフレックスカラー構造を取り入れることで、足全体を暖かく保ちつつ水の侵入も防ぐ。シクロクロスのマッドコンディションでも足を冷やすことなくレースに集中することが出来るだろう。

サイズは39～44でハーフサイズの展開は無し。ブラック、イエロー/ブラック、リフレクティブ/オレンジの3カラーラインアップで、価格は29,800円（税抜）。取り扱いはウインクレルだ。

ノースウェーブ RAPTOR GTX
素材：ゴアテックス PIQUE
ソール：カーボン補強ナイロン（剛性指数8）
対応気温：-3度～15度
カラー： ブラック、イエロー/ブラック、リフレクティブ/オレンジ
サイズ：39～44（ハーフサイズなし）
価格：29,800円（税抜）