2019/10/28(月) - 17:37
国内シクロクロスの今シーズンUCIレース初戦となった、東北シクロクロスシリーズ第2戦さがえラウンド(UCI-C2)が10月27日に開催された。男子エリートは織田聖が、女子エリートは唐見実世子がトップでゴールし、弱虫ペダルサイクリングチームがアベック優勝を決める結果となった。
10月27日、東北シクロクロスシリーズ第2戦さがえラウンド(UCI-C2)が、山形県寒河江市・グリバーさがえにて開催された。台風19号の影響で茨城シクロクロスが中止となり、このさがえラウンドが今シーズンのUCIレース初戦となった。
会場のグリバーさがえも最上川沿いに面しており、台風19号の時は対岸の河川敷は浸水したものの会場側はあと数十センチのところで難を逃れ無事開催された。グリバーさがえでのUCIレースは4年目となり、寒河江名産のラ・フランスが参加者に振舞われたり肉そばなど飲食ブースも充実されており人気の会場である。コースはスタート・フィニッシュの長いストレートやボート場の調整池を取り囲む1周3kmのコース設定で、スピードとパワーが要求されるレイアウトである。
レース前のオープニングセレモニーでは、佐藤洋樹寒河江市長とさがえラウンド3連覇中の小坂光選手(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム)と唐見実世子選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が登壇し、市長の挨拶と男女エリート両選手から抱負が語られた。
UCI男子エリートは小坂光、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、中里仁(Speedvagen Family Racing)などを含む35名でのスタート。序盤から小坂と織田の先頭パックに中里、合田正之(AX cyclocross team)、山田大介(PAXPROJECT)ら数名が追走するレース展開となり、レース中盤までは小坂と織田がデッドヒートを繰り広げていたが4周回目にアタックを仕掛け徐々に小坂との差を広げ、全周回シケインをバニーホップで越えた織田聖が優勝を決めた。
合田正之と中里仁の3位争いも終始2人でのランデブーを繰り広げていたが、ゴールスプリントで中里が合田を交わして3位に入った。5位には東北の若手ライダーの一人、後藤啓(lipatti jewelry)が粘りを見せて初のUCIポイント獲得となった。
女子エリートはマウンテンバイクでのオリンピック代表を狙う今井美穂(CO2bicycle)が会場には来ていたもののDNS。このコースを得意としている唐見実世子や、今シーズン初めに千森杯でUCIポイントを獲得してきた西山みゆき(Toyo Frame Field Model)ら8名がスタートした。
西山がホールショットを決めたものの地足に勝る唐見実世子がコンスタントにラップを重ね、2位の西山に3分以上の差をつけてトップでフィニッシュ。3位は川崎路子(PAXPROJECT)が初のUCIレース表彰台をゲットした。
東北シクロクロスシリーズ第3戦猪苗代ラウンドは、11月10日(日)に5シーズン振りに復活する磐梯高原南ヶ丘牧場での開催となる。
10月27日、東北シクロクロスシリーズ第2戦さがえラウンド(UCI-C2)が、山形県寒河江市・グリバーさがえにて開催された。台風19号の影響で茨城シクロクロスが中止となり、このさがえラウンドが今シーズンのUCIレース初戦となった。
会場のグリバーさがえも最上川沿いに面しており、台風19号の時は対岸の河川敷は浸水したものの会場側はあと数十センチのところで難を逃れ無事開催された。グリバーさがえでのUCIレースは4年目となり、寒河江名産のラ・フランスが参加者に振舞われたり肉そばなど飲食ブースも充実されており人気の会場である。コースはスタート・フィニッシュの長いストレートやボート場の調整池を取り囲む1周3kmのコース設定で、スピードとパワーが要求されるレイアウトである。
レース前のオープニングセレモニーでは、佐藤洋樹寒河江市長とさがえラウンド3連覇中の小坂光選手(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム)と唐見実世子選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が登壇し、市長の挨拶と男女エリート両選手から抱負が語られた。
UCI男子エリートは小坂光、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、中里仁(Speedvagen Family Racing)などを含む35名でのスタート。序盤から小坂と織田の先頭パックに中里、合田正之(AX cyclocross team)、山田大介(PAXPROJECT)ら数名が追走するレース展開となり、レース中盤までは小坂と織田がデッドヒートを繰り広げていたが4周回目にアタックを仕掛け徐々に小坂との差を広げ、全周回シケインをバニーホップで越えた織田聖が優勝を決めた。
合田正之と中里仁の3位争いも終始2人でのランデブーを繰り広げていたが、ゴールスプリントで中里が合田を交わして3位に入った。5位には東北の若手ライダーの一人、後藤啓(lipatti jewelry)が粘りを見せて初のUCIポイント獲得となった。
女子エリートはマウンテンバイクでのオリンピック代表を狙う今井美穂(CO2bicycle)が会場には来ていたもののDNS。このコースを得意としている唐見実世子や、今シーズン初めに千森杯でUCIポイントを獲得してきた西山みゆき(Toyo Frame Field Model)ら8名がスタートした。
西山がホールショットを決めたものの地足に勝る唐見実世子がコンスタントにラップを重ね、2位の西山に3分以上の差をつけてトップでフィニッシュ。3位は川崎路子(PAXPROJECT)が初のUCIレース表彰台をゲットした。
東北シクロクロスシリーズ第3戦猪苗代ラウンドは、11月10日(日)に5シーズン振りに復活する磐梯高原南ヶ丘牧場での開催となる。
UCI男子エリート
1位 | 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 1:01:57 |
2位 | 小坂 光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) | +1:24 |
3位 | 中里 仁(Speedvagen Family Racing) | +2:36 |
4位 | 合田 正之(AX cyclocross team) | +2:36 |
5位 | 後藤 啓(lipatti jewelry) | +3:50 |
6位 | 青木 誠(AX cyclocross team) | +4:00 |
7位 | 小坂 正則(スワコレーシングチーム) | +4:34 |
8位 | 向山 浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM) | +5:00 |
9位 | 村山 優弥(スワコレーシングチーム) | +5:04 |
10位 | 山田 大介(PAXPROJECT) | +5:22 |
UCI女子エリート
1位 | 唐見 実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 46:12 |
2位 | 西山 みゆき(Toyo Frame Field Model) | +3:24 |
3位 | 川崎 路子(PAXPROJECT) | +3:58 |
4位 | 須藤 むつみ(Ready Go JAPAN) | +4:23 |
5位 | 橋口 陽子(AX cyclocross team) | +4:48 |
6位 | 林口 幸恵(LiveGARDEN BiciStelle) | +4:50 |
UCI男子ジュニア
1位 | 中島 渉(TRIGON with KURE/BOUNCE) | 36:37 |
C2
1位 | 色川 岳宏(チーム白猿) | 36:07 |
2位 | 鈴木 孝(あぶくまサイクリングクラブ) | +0:31 |
3位 | 鈴木 克(臼杵レーシング) | +1:37 |
C3
1位 | 小林 慶次(竹ノ梢) | 26:28 |
2位 | 工藤 薫(Team nacree) | +2:03 |
3位 | 玄蕃 充(A-Pad Cycling Team) | +2:46 |
C4
1位 | 伊藤 陸人(AKITA CYCLING ACADEMY) | 28:22 |
2位 | 和田 康之(エクレール) | +1:17 |
3位 | 澤井 千洋(TEAM GRM) | +1:39 |
CL2+3
1位 | 櫻本 恵津子(チーム奥州) | 32:23 |
2位 | 中島 瞳(TRIGON with KURE/BOUNCE) | +0:15 |
3位 | 森 知多(SNEL) | +4:39 |
CM1
1位 | 田崎 友康(F(t)麒麟山Racing) | 35:59 |
2位 | 賀来 成能(茨城CXレーシングチーム) | +0:26 |
3位 | 伊藤 敦弘(チバポンズ) | +1:15 |
CM2+3
1位 | 小室 隆(茨城CXレーシングチーム) | 29:37 |
2位 | 田中 勝(RCシュースイ) | +0:38 |
3位 | 柳堀 伸(042-703-9122) | +0:56 |
CK1
1位 | 飯島 大也 | 11:23 |
2位 | 鈴木 智大(チーム奥州 watari) | +0:51 |
3位 | 田崎 嘉人(F(t)麒麟山Racing) | +2:28 |
CK2
1位 | 半澤 宗幸(宮城県登米市上野造園) | 14:29 |
CK3
1位 | 山田 駿太郎(Team GRM) | 05:53 |
2位 | 渡辺 悠真(Ride_or_die) | +0:03 |
3位 | 鈴木 尊人(チーム奥州 watari) | +1:04 |
photo:Satoshi Oda(Kasukabe Vision FILMz)
text:Junya Sugata
text:Junya Sugata
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