2019/09/16(月) - 19:00
シクロクロスのUCIワールドカップシリーズがアメリカ・アイオワ州で開幕。第1戦のジングルクロスは、ベルギー王者トーン・アールツを振り切った前U23王者エリ・イゼルビッド(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)が独走勝利を決めた。
スペインでブエルタ・ア・エスパーニャが佳境を迎え、世界選手権に向けてロード選手が調整を進める一方、いよいよ始動の時を迎えたシクロクロス選手たちがアメリカに集結。今年もアイオワ州の「ジングルクロス」を舞台にUCIワールドカップシリーズが幕を開けた。
世界王者マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)はツアー・オブ・ブリテン参加中で、ライバルのワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィズマ)はツール・ド・フランスでの落車事故からのリハビリ途中。それでも「ジングルクロス」にはベルギー王者トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・バロワーズ)など、屈強なベルギー/オランダ勢が多数顔を揃えた。
今シーズンの大きな動きとしては、昨年まで別チームだったパウエルスサウゼン・ファストフートサービスとマーラックス・ビンゴールが合併し「パウェルズサウゼン・ビンゴール」として多数の強豪勢を抱える一大勢力となったこと。この日のレースはパウウェルズサウゼン・ビンゴールと、フィデアから名前を変えたテレネット・バロワーズが上位を埋め尽くすこととなる。
青々とした芝生の第1コーナーを目掛けて好スタートしたのはイェンス・アダムス(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)で、ヨリス・ニューウィンハイス(オランダ、サンウェブ)、ベルギー王者アールツ、エリ・イゼルビッド(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)らが続く。起伏の大きなコースでアールツが飛ばしに飛ばし、1周回完了を待たずにアールツとイゼルビッドが先頭グループを組む展開となる。
4周目には二人のペースが緩んだためローレンス・スウィークやダーン・ソエテらパウェルズサウゼン・ビンゴール勢が次々と合流したが、テレネット勢が出遅れたためアールツは孤立無援状態に。孤軍奮闘するアールツは得意の激坂区間でイゼルビッド以外を引き離したものの、7周目には反対にアタックを決められ離されてしまう。こうして前U23世界王者イゼルビッドが独走に持ち込んだ。
徐々に勢いを失うアールツを尻目に、圧倒的なペースを維持し続けたイゼルビッドがワールドカップ開幕戦で幸先良く勝利。2位にアールツ、3位はジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、クレアフィン・フリスタッズ)をゴール勝負で下したダーン・ソエテ(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)が入った。
「先週の開幕戦でも調子は良かったけど、今日はずっと良かった。ずっとアールツの方が強いな、と感じていたけど、ある瞬間ふと差が生まれたんだ。僕は自分のペースを維持できたし、そこで差が生まれた。来週の第二戦をリーダージャージで走るなんてまだ完全には理解できていないけれど、すごく満足し得るものだ。夏には厳しい練習を積み、ローレンス(スウィーク)たちが合流してきたことも自分のレベルアップに繋がったよ」と、初のワールドカップエリートレースで優勝したイゼルビッドは語っている。
今週末の9月22日には、ウィスコンシン州ウォータールーにあるトレック本社敷地内でワールドカップシリーズ第2戦が開催される。男女エリートレースの模様はUCIの公式YouTubeチャンネルでライブ放送予定だ。
スペインでブエルタ・ア・エスパーニャが佳境を迎え、世界選手権に向けてロード選手が調整を進める一方、いよいよ始動の時を迎えたシクロクロス選手たちがアメリカに集結。今年もアイオワ州の「ジングルクロス」を舞台にUCIワールドカップシリーズが幕を開けた。
世界王者マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)はツアー・オブ・ブリテン参加中で、ライバルのワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィズマ)はツール・ド・フランスでの落車事故からのリハビリ途中。それでも「ジングルクロス」にはベルギー王者トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・バロワーズ)など、屈強なベルギー/オランダ勢が多数顔を揃えた。
今シーズンの大きな動きとしては、昨年まで別チームだったパウエルスサウゼン・ファストフートサービスとマーラックス・ビンゴールが合併し「パウェルズサウゼン・ビンゴール」として多数の強豪勢を抱える一大勢力となったこと。この日のレースはパウウェルズサウゼン・ビンゴールと、フィデアから名前を変えたテレネット・バロワーズが上位を埋め尽くすこととなる。
青々とした芝生の第1コーナーを目掛けて好スタートしたのはイェンス・アダムス(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)で、ヨリス・ニューウィンハイス(オランダ、サンウェブ)、ベルギー王者アールツ、エリ・イゼルビッド(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)らが続く。起伏の大きなコースでアールツが飛ばしに飛ばし、1周回完了を待たずにアールツとイゼルビッドが先頭グループを組む展開となる。
4周目には二人のペースが緩んだためローレンス・スウィークやダーン・ソエテらパウェルズサウゼン・ビンゴール勢が次々と合流したが、テレネット勢が出遅れたためアールツは孤立無援状態に。孤軍奮闘するアールツは得意の激坂区間でイゼルビッド以外を引き離したものの、7周目には反対にアタックを決められ離されてしまう。こうして前U23世界王者イゼルビッドが独走に持ち込んだ。
徐々に勢いを失うアールツを尻目に、圧倒的なペースを維持し続けたイゼルビッドがワールドカップ開幕戦で幸先良く勝利。2位にアールツ、3位はジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、クレアフィン・フリスタッズ)をゴール勝負で下したダーン・ソエテ(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール)が入った。
「先週の開幕戦でも調子は良かったけど、今日はずっと良かった。ずっとアールツの方が強いな、と感じていたけど、ある瞬間ふと差が生まれたんだ。僕は自分のペースを維持できたし、そこで差が生まれた。来週の第二戦をリーダージャージで走るなんてまだ完全には理解できていないけれど、すごく満足し得るものだ。夏には厳しい練習を積み、ローレンス(スウィーク)たちが合流してきたことも自分のレベルアップに繋がったよ」と、初のワールドカップエリートレースで優勝したイゼルビッドは語っている。
今週末の9月22日には、ウィスコンシン州ウォータールーにあるトレック本社敷地内でワールドカップシリーズ第2戦が開催される。男女エリートレースの模様はUCIの公式YouTubeチャンネルでライブ放送予定だ。
UCIシクロクロスワールドカップ2019-2020第1戦
1位 | エリ・イゼルビッド(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 1:05:27 |
2位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・バロワーズ) | 0:00:54 |
3位 | ダーン・ソエテ(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 0:01:00 |
4位 | ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、クレアフィン・フリスタッズ) | |
5位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | 0:01:01 |
6位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・バロワーズ) | 0:01:25 |
7位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルズサウゼン・ビンゴール) | |
8位 | ジム・アールノーツ(ベルギー、テレネット・バロワーズ) | 0:01:33 |
9位 | クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・バロワーズ) | 0:01:46 |
10位 | トム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス) | 0:01:53 |
text:So.Isobe
photo:UCI
photo:UCI
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