ボントレガー XXX Road Cycling Shoe　左右非対称デザインで生まれ変わったフラッグシップモデル

2019/08/14(水) - 15:08

トレックが展開するパーツ＆アクセサリーブランドのボントレガーより、フラッグシップロードシューズの新作「XXX Road Cycling Shoe」が登場。よりフィット感を高め進化した、トレック・セガフレードの選手たちも使用するピュアレーシングモデルを紹介しよう。

ボントレガー XXX Road Cycling Shoe (c)トレック・ジャパン
ファビアン・カンチェラーラやイェンス・フォイクトなど、一流選手の走りを支えたボントレガーのフラッグシップシューズ「XXX Road Cycling Shoe」が5年ぶりのフルモデルチェンジ。プロレースで勝利するためのハイパフォーマンスな性能はそのままに、より高いフィット感とラグジュアリーなルックスを獲得した。

軽くしなやかなTPU素材を使用したアッパーは、タンと一体化した左右非対称のオーバーラップ構造へとアップデート。左右から包み込むようにアッパーが足先を覆うことで良好なフィット感を生み出している。メッシュ素材などは使用せず、アッパー全体に細かい通気孔を多数空けることで、足先の蒸れを防ぐ優れた通気性も実現している。

タン最上部は柔らかなネオプレンパッドとし、足首部分への圧迫感を軽減し広い可動域も確保する。かかとの裏地はザラザラとした滑り止め生地を使用しておりペダリング中のズレも抑制。かかとの外側は専用設計のヒールカップによって補強されており、高い反応性に繋がるホールド感も生み出している。

アッパー全体にエアホールを空け通気性を確保している (c)トレック・ジャパン

左右非対称のアッパーデザイン。ケーブルルーティングを刷新しフィット感を高めた (c)トレック・ジャパン

優れたパワー伝達性を誇るOCLVフルカーボンソール (c)トレック・ジャパン

タン最上部を柔らかなネオプレン素材とし圧迫感を軽減 (c)トレック・ジャパン

かかとの外側に装備されたヒールカップがホールド感を高めている (c)トレック・ジャパン

フィッティングシステムは前作からつま先のベルクロを廃したBOAクロージャー2個のデザインに。締め付け位置を足の外側へオフセットさせるとともに、下側のワイヤーが8の字を描く「Form TX レースパターン」とし甲部分への圧迫感を軽減した。BOAのIP1ダイヤルを採用しており、締まる緩むの両方向に微調整が可能。ライド中でもフィット感を細かに変更することができるだろう。

アウトソールはフラッグシップモデルらしく最高の剛性を誇る「OCLVフルカーボンソール」だ。剛性指数はシューズラインアップ中最高の「14」に設定されている。ライダーのパワーをロスなくペダルに伝えてくれ、ハイスピードレースに最適なパフォーマンスを発揮してくれる。アウトソールにもエアホールを設けており、足裏の通気性も確保している。

人間工学に基づいたユニセックスタイプの「inForm Proラスト」としており、多くのサイクリストにマッチする形状を獲得。36～45までの幅広いサイズ展開で、重量は261g（サイズ42）。価格は37,000円（税抜）だ。