2019/08/14(水) - 18:39
ツールのプロバイク特集第10弾は、総合エースのダニエル・マーティン(アイルランド)やスプリンターのアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)を擁して戦ったUAEチームエミレーツ。イタリアンパーツでセットアップされた、コルナゴのV2-r、CONCEPTなどを紹介します。
コルナゴ V2-r、CONCEPT、K.ONE
今年も継続してコルナゴを使用しているUAEチームエミレーツ。ロードステージでは山岳用軽量モデルのV2-rとエアロロードのCONCEPTを乗り分けており、見る限りC64は使われていなかった。TTバイクではK.ONEを使用し、ツールで投入されたバイクは全てリムブレーキ仕様だ。
スプリンタ―のクリストフは山岳ステージでもCONCEPTを愛用し、一方クライマーのマーティンとファビオ・アル(イタリア)、ルイ・コスタ(ポルトガル)らは平坦ステージでもV2-rを選んでいた。新しいV3-RSのレース投入はツール時点ではまだ行われていない。
組み合わされるのは12速化したカンパニョーロのSUPER RECORD EPSで、ホイールも同社のBORAシリーズ。ステムやハンドル周りはデダで、サドルはプロロゴ、タイヤはヴィットリアとイタリアンパーツづくしの構成で、ペダルはフランスのルックだ。
ハンドルは選手の好みで選択されているが、スプリンターのジャスパー・フィリプセン(ベルギー)はステム一体型のALANERAハンドルを使用していた。これは東京五輪プレ大会で勝利したディエゴ・ウリッシ(イタリア)と同じくステム長とハンドル幅の組み合わせが一般未発売のプロ供給品の模様。また、マーティンのハンドル周りはかつてアンドレ・グライペル(ベルギー)が愛用していたことでも知られる、35mmクランプのトレンタチンクエ(SUPER LEGGERA)だ。
2019年からスポンサーに加わっているステージズのパワーメーターとコンピューターを装着し、チェーンリングのギア設定は53-39T。アルのバイクには、ツール・ド・フランス開幕に合わせて登場したリミテッドカラーのケオブレードカーボンペダルが取り付けられていた。
ホイールは基本的にはBORA ULTRA 50だが、マーティンとアルは前輪に35を選ぶことが多かった模様。第1ステージではチューブレスホイールのBORA WTO 60で統一。アルのバイクのみクイックリリースはマヴィックのものが使用されていた。タイヤはヴィットリアのCORSAチューブラーで、サドルはプロロゴ。DIMENSION、SCRATCH、NAGOなどが選手の好みによって使い分けられていた。
TTステージのホイールチョイスはフロントがチューブレスのBORA WTO 77で、リアがBORA ULTRA TT。TTバイクのグリップ部分にはバーテープではなくヤスリが巻いてあった。サドルはプロロゴのT GALE PAS CPC TIROXに統一されている。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
コルナゴ V2-r、CONCEPT、K.ONE
今年も継続してコルナゴを使用しているUAEチームエミレーツ。ロードステージでは山岳用軽量モデルのV2-rとエアロロードのCONCEPTを乗り分けており、見る限りC64は使われていなかった。TTバイクではK.ONEを使用し、ツールで投入されたバイクは全てリムブレーキ仕様だ。
スプリンタ―のクリストフは山岳ステージでもCONCEPTを愛用し、一方クライマーのマーティンとファビオ・アル(イタリア)、ルイ・コスタ(ポルトガル)らは平坦ステージでもV2-rを選んでいた。新しいV3-RSのレース投入はツール時点ではまだ行われていない。
組み合わされるのは12速化したカンパニョーロのSUPER RECORD EPSで、ホイールも同社のBORAシリーズ。ステムやハンドル周りはデダで、サドルはプロロゴ、タイヤはヴィットリアとイタリアンパーツづくしの構成で、ペダルはフランスのルックだ。
ハンドルは選手の好みで選択されているが、スプリンターのジャスパー・フィリプセン(ベルギー)はステム一体型のALANERAハンドルを使用していた。これは東京五輪プレ大会で勝利したディエゴ・ウリッシ(イタリア)と同じくステム長とハンドル幅の組み合わせが一般未発売のプロ供給品の模様。また、マーティンのハンドル周りはかつてアンドレ・グライペル(ベルギー)が愛用していたことでも知られる、35mmクランプのトレンタチンクエ(SUPER LEGGERA)だ。
2019年からスポンサーに加わっているステージズのパワーメーターとコンピューターを装着し、チェーンリングのギア設定は53-39T。アルのバイクには、ツール・ド・フランス開幕に合わせて登場したリミテッドカラーのケオブレードカーボンペダルが取り付けられていた。
ホイールは基本的にはBORA ULTRA 50だが、マーティンとアルは前輪に35を選ぶことが多かった模様。第1ステージではチューブレスホイールのBORA WTO 60で統一。アルのバイクのみクイックリリースはマヴィックのものが使用されていた。タイヤはヴィットリアのCORSAチューブラーで、サドルはプロロゴ。DIMENSION、SCRATCH、NAGOなどが選手の好みによって使い分けられていた。
TTステージのホイールチョイスはフロントがチューブレスのBORA WTO 77で、リアがBORA ULTRA TT。TTバイクのグリップ部分にはバーテープではなくヤスリが巻いてあった。サドルはプロロゴのT GALE PAS CPC TIROXに統一されている。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
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