シマノが誇るフラッグシップアパレルラインS-PHYREに「RC9T」というトラックやタイムトライアルに特化した新シューズが加わる。モデルチェンジを果たしたトライアスロン用フラッグシップシューズとあわせて紹介しよう。



シマノ S-PHYRE RC9T
シマノ S-PHYRE RC9Tシマノ S-PHYRE RC9T (c)シマノ
シマノのS-PHYRE RC9は、数多くのプロ選手が着用していることで知られているハイエンドのロードシューズ。シマノがサポートするチーム以外の選手たちも好んでS-PHYRE RC9を選んでいることからもその性能は折り紙付きだ。そのRC9をトラック競技やタイムトライアル用にアレンジした「RC9T」がリリースされる。

RC9Tはトゥークリップを使用することを想定した設計を採用。RC9では2つのBOAダイヤルを使用しているが、RC9TではBOAダイヤルが1つに変更されているため、トゥークリップと干渉しにくいはずだ。使用するBOAダイヤルもRL6というロープロファイルなモデルに切り替え、空気抵抗の影響を限りなく低減させることを狙っている。

BOAクロージャーが1つという構成が採用されたアッパーBOAクロージャーが1つという構成が採用されたアッパー (c)シマノトラック選手のパワーを受け止める高剛性なソールを採用するトラック選手のパワーを受け止める高剛性なソールを採用する (c)シマノ


1BOAのクロージャー構成に切り替えられているが、BOAワイヤールーティングを工夫したパワーブーストワイヤーガイドを採用しており、シューズ内で脚が不必要に動く心配も少ない。アッパー素材にはクラレのストレッチレジスタントと、テイジンのハイブリッドマイクロファイバーを使用することで、しなやかな履き心地とシューズ剛性を確保。ラスティングボードを廃すシームレスミッドソールを採用し、足とペダルの距離を3.2mm縮めていることも特徴だ。

また、素足でシューズを着用することも考慮しており、スキンガードを用いることでライダーへの負担を減らしているという。トラック競技のように強大なパワーを受け止めるために作られたRC9Tは、パワーロスや空気抵抗を最小限に留めたいライダーにピッタリだ。価格は42,000円(税抜)。

トゥークリップを使用することも踏まえた設計が施されているトゥークリップを使用することも踏まえた設計が施されている (c)シマノ
シマノ S-PHYRE RC9T
サイズ:36~48(ワイドサイズあり、39~43ハーフサイズあり)
重 量:249g ※サイズ42
カラー:ブルー
価 格:42,000円(税抜)



シマノ TR9

シマノ S-PHYRE RC9Tシマノ S-PHYRE RC9T (c)シマノ
シマノのハイエンドトライアスロンシューズ「TR9」がモデルチェンジ。現在のS-PHYREシューズのようなシンプルな見た目を獲得するとともに、ディティールをブラッシュアップすることで、トライアスロンでのパフォーマンスを向上させられるシューズに進化を遂げた。

ペダリング時のパワーロスを抑えるヒールカップや、新設計の軽量カーボンソールを採用することで、ダイレクト感のあるペダリングフィールを実現。アウトソールの剛性指数は、ロードシューズのセカンドグレードであるRC7シリーズと同様の「10」とされているため、ペダリングパワーをダイレクトに自転車に伝えてくれるだろう。

シューズとしての機能はもちろん、トランジションでの使い勝手も重要なポイント。TR9では大型化されたヒールループや、大きく口が開くエクストラワイドオープンアッパーなど、シューズの着脱を行いやすくするアップデートが施されている。アッパー素材には濡れた足でシューズを履いても水分を吸って重くならないマイクロファイバーシンセティックレザーを使用する。価格は27,500円(税抜)。

新設計のカーボンソールを採用した新設計のカーボンソールを採用した (c)シマノ大きな開口部とすることでトランジションを行いやすくしている大きな開口部とすることでトランジションを行いやすくしている (c)シマノ


シマノ TR9
サイズ:36~48(ワイドサイズあり、39~43ハーフサイズあり)
重 量:230g ※サイズ42
カラー:ブルー
価 格:27,500円(税抜)

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