2019/07/13(土) - 18:16
ジロ・ローザ第8ステージで逃げ切りが決まる。10名の勝ち逃げグループから飛び出し、10km以上を独走したエリザベス・バンクス(イギリス、ビグラプロサイクリング)がプロキャリア初勝利。ステージ3位のソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チポッリーニ)が総合7位浮上に成功している。
ジロ・ローザ(UCIウィメンズワールドツアー)第8ステージの舞台は、ヴェネト平野とドロミテ山塊が接する部分を沿うように走る133.3km。中盤に2級山岳と3級山岳が含まれているがフィニッシュ前はほぼ平坦であり、逃げ切りもしくはスプリンター向けのステージだ。
この日も序盤のアタック合戦が長期化し、第1山岳ポイントではマリアローザかつ山岳ランキング首位のアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)がアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)と共に先着。ファンフルーテンはその後も単独で先行したものの、マリアローザの独走を嫌った集団に引き戻されている。
このペースアップによって全米王者ルス・ウィンダー(アメリカ、トレック・セガフレード)や、かつて野辺山シクロクロスで勝利歴のあるアリーチェマリア・アルツッフィ(イタリア、ヴァルカー・サイランス)など11名が先行。次なる第2山岳ポイントで1名が脱落し、合計10名になった逃げグループが30秒以内の差で集団から逃げ続けることとなった。
メイン集団ではサンウェブやミッチェルトン・スコット、そしてCCC・リブらがコントロールを担ったが、逃げを吸収する意思は無くタイム差は拡大していく。するとステージ優勝の勝機を掴んだ先行グループから、11kmを残してエリザベス・バンクス(イギリス、ビグラプロサイクリング)がアタックした。
後続は協調体制を組み上げられず、それを尻目に逃げ続けたバンクスが20秒差でフィニッシュへ。昨年ユナイテッドヘルスケアでプロデビューした遅咲きの28歳が、最高峰のジロ・ローザでキャリア初勝利を達成。30秒遅れの追走集団もリア・トーマス(アメリカ、ビグラプロサイクリング)が獲ったため、ビグラプロサイクリングがワンツー勝利を飾った。
およそ3分差でフィニッシュしたメイン集団に残ったのは30名弱。逃げに乗ったソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チポッリーニ)が総合7位までジャンプアップに成功している。
ジロ・ローザ(UCIウィメンズワールドツアー)第8ステージの舞台は、ヴェネト平野とドロミテ山塊が接する部分を沿うように走る133.3km。中盤に2級山岳と3級山岳が含まれているがフィニッシュ前はほぼ平坦であり、逃げ切りもしくはスプリンター向けのステージだ。
この日も序盤のアタック合戦が長期化し、第1山岳ポイントではマリアローザかつ山岳ランキング首位のアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)がアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)と共に先着。ファンフルーテンはその後も単独で先行したものの、マリアローザの独走を嫌った集団に引き戻されている。
このペースアップによって全米王者ルス・ウィンダー(アメリカ、トレック・セガフレード)や、かつて野辺山シクロクロスで勝利歴のあるアリーチェマリア・アルツッフィ(イタリア、ヴァルカー・サイランス)など11名が先行。次なる第2山岳ポイントで1名が脱落し、合計10名になった逃げグループが30秒以内の差で集団から逃げ続けることとなった。
メイン集団ではサンウェブやミッチェルトン・スコット、そしてCCC・リブらがコントロールを担ったが、逃げを吸収する意思は無くタイム差は拡大していく。するとステージ優勝の勝機を掴んだ先行グループから、11kmを残してエリザベス・バンクス(イギリス、ビグラプロサイクリング)がアタックした。
後続は協調体制を組み上げられず、それを尻目に逃げ続けたバンクスが20秒差でフィニッシュへ。昨年ユナイテッドヘルスケアでプロデビューした遅咲きの28歳が、最高峰のジロ・ローザでキャリア初勝利を達成。30秒遅れの追走集団もリア・トーマス(アメリカ、ビグラプロサイクリング)が獲ったため、ビグラプロサイクリングがワンツー勝利を飾った。
およそ3分差でフィニッシュしたメイン集団に残ったのは30名弱。逃げに乗ったソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チポッリーニ)が総合7位までジャンプアップに成功している。
ジロ・ローザ2019第8ステージ結果
1位 | エリザベス・バンクス(イギリス、ビグラプロサイクリング) | 3:38:17 |
2位 | リア・トーマス(アメリカ、ビグラプロサイクリング) | 0:30 |
3位 | ソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チポッリーニ) | |
4位 | マルゴーザータ・ヤシンスカ(ポーランド、モビスター) | |
5位 | ソフィー・デブイスト(ベルギー、パークホテル・ファルケンブルク) | |
6位 | カスリン・ハムズ(ドイツ、WNT・ロータープロサイクリング) | |
7位 | ポーリーナ・ローイヤッケル(オランダ、CCC・リブ) | |
8位 | シャーラ・ジロー(オーストラリア、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | |
9位 | ルス・ウィンダー(アメリカ、トレック・セガフレード) | |
10位 | アリーチェマリア・アルツッフィ(イタリア、ヴァルカー・サイランス) |
個人総合成績
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 18:43:01 |
2位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング) | 4:11 |
3位 | カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | 4:26 |
4位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | 5:26 |
5位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 5:33 |
6位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 5:46 |
7位 | ソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チポッリーニ) | 6:06 |
8位 | ケイティ・ホール(アメリカ、ブールスドルマンスサイクリング) | 6:23 |
9位 | アシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCC・リブ) | 6:42 |
10位 | エリカ・マグナルディ(イタリア、WNT・ロータープロサイクリング) | 6:49 |
ポイント賞
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 62pts |
2位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) | 53pts |
3位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ブールスドルマンスサイクリング) | 39pts |
山岳賞
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | 36pts |
2位 | ソフィー・デブイスト(ベルギー、パークホテル・ファルケンブルク) | 22pts |
3位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 21pts |
ヤングライダー賞
1位 | ジュリエット・ラボウ(フランス、サンウェブ) | 18:49:53 |
2位 | パウラ・パティノ(コロンビア、モビスター) | 6:37 |
3位 | エヴィタ・ムジック(フランス、FDJヌーヴェルアキテーヌ・フチュロスコープ) | 9:19 |
チーム総合成績
1位 | WNT・ロータープロサイクリング | 55:26:22 |
2位 | ミッチェルトン・スコット | 4:37 |
3位 | キャニオン・スラム | 6:17 |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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