チューブレスタイヤのパンク修理を楽にしてくれる応急処置ツール　RYDER Slug Plug

1996年に南アフリカで創業した自転車アクセサリーブランドのRYDER（ライダー）。鍵やポンプ、ライトなど多岐に渡るラインアップより、チューブレスタイヤ用のパンクリペアツール「Slug Plug」をピックアップして紹介しよう。MTBタイヤのパンク処理が素早く行えるコスパに優れるアイテムだ。

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親指と人差指で挟める程度にコンパクト (c)トライスポーツシール材を取り付けてパンク穴に差し込む (c)トライスポーツ

ライダー Slug Plug (c)トライスポーツ
パンク修理が好きなサイクリストはほぼ居ないだろう。ソロライドなら修理中に襲われる孤独感、虚無感、グループライドならば仲間の貴重な時間を奪う申し訳無さを感じさせる嫌な作業。できるならば一刻も早くライドに復帰したいサイクリストは多いはず。チューブレスタイヤのパンク修復作業スピードを高めてくれる存在がライダーのSlug Plugだ。

主にMTBタイヤが貫通パンクした際に使用するアイテムであり、貫通している穴に粘着性のある紐状のシール材を差し込むことで空気漏れを止めるキットである。車やオートバイで馴染みのあるパンク修理方法であり、自転車でもチューブレスタイヤが普及するとともに存在感が増してきた方法だ。

チューブレスタイヤの場合はシーラント剤が微細なパンクを塞いでくれるため、Slug Plugが活躍するのはシーラントで補えない大きめの穴の場合。パンクしたタイヤをリムから外し、チューブを入れる作業と比較すれば非常にスムースに空気入れの段階まで準備を整えることができる。Slug Plugには直径3.5mmと1.5mmのシール材が5本ずつ付属するため、大きめの貫通パンクにも対応できそうだ。

プラグとシール材2種類×各5本が付属されている (c)トライスポーツSlug Plugに付属するプラグ、キャップ、シール材 (c)トライスポーツ


オフロードライダーを中心とするあらゆるチューブレスタイヤを運用するサイクリストにうってつけのSlug Plug。チューブを入れるパンク修理に比べてリカバリー後もチューブレスタイヤとして使用できるため、走行感を損なわないことも大きなメリットとなる。そのため、普段のライドでももちろん活躍してくれるアイテムだが、セルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝や松野四万十バイクレースのようなXCマラソンレースに出る方にはうってつけのツールだろう。

Slug Plugはあらかじめシールをインサートプラグにセッティングしておくことができるため、レース中でも素早く対応することが可能となっている。プラグの持ち手が仏式バルブコアを外せるツールとなっていることもポイント。価格は1,200円（税抜）というリーズナブルな設定となっている。取扱はトライスポーツ。

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ライダー Slug Plug
付属：5個（φ3.5mm）、5個（φ1.5mm）
価格：1,200円（税抜）