CX世界王者ワウト・ヴァンアールトがチームユンボ・ビスマと3年契約を結ぶ

チームユンボ・ビスマ（現ロットNLユンボ）が、シクロクロス世界王者ワウト・ヴァンアールト（ベルギー）の加入を発表。契約期間は3年間で、加入は3月1日から。クラシックレースを中心に能力を引き上げていきたいと言う。

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契約を交わしたワウト・ヴァンアールト（ベルギー）とリチャード・プルッヘGM (c)www.teamlottojumbo.com
ルームポット・ネデランセロテリと合併するスナイパーサイクリングから離脱し、所属先未定の状態が長く続いていたワウト・ヴァンアールト（ベルギー）。日曜日に開催されたスーパープレスティージュ第5戦後にスペインへと渡り、兼ねてから加入が噂されていたチームユンボ・ビスマの合宿地で正式契約を交わした。

チームのプレスリリースによれば、契約期間は3年間で、正式加入は3月1日から。詳細なレーススケジュールは未発表だが、まずは得意とする石畳系クラシックレースを中心に走るものと思われる。

「昨年（ロードで）素晴らしい成績を残せたことが、様々なチームと交渉するための材料になったと思う。ある時コンタクトをくれたチームユンボ・ビスマは僕に対してすごくアピールしてくれたんだ。ワールドツアーチーム入りする準備はできていたし、実現できて良かった。トップクラスの舞台で自分自身をさらに進化させることができると思う」とヴァンアールトは言う。シクロクロス出身のマチュー・ファンデルポール（オランダ、コレンドン・サーカス）も年間スケジュールを公表したばかりであり、ライバル同士のバトルにも注目が集まる。

チームユンボ・ビスマのリチャード・プルッヘGMはプレスリリースの中で、「ヴァンアールトの加入は2020年を考えていたが、予定よりも早めて彼を迎え入れることができた。チームを強化する上で、タレント性の高い彼の加入は素晴らしいニュースだ。クラシックレースを走らせ、彼の能力をより育て上げていきたい」と期待を寄せている。

text:So.Isobe