2018/12/16(日) - 08:38
長い砂区間が特徴のDVV第4戦「シュヘルデクロス」で、合宿明けのマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が独走勝利。2位ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)も好感触を掴んだという。
日本国内で宇都宮シクロクロスDay1が開催された12月15日、ベルギーでは2週間のビッグレース休憩期間を終えた欧州シクロクロスサーキットが再始動した。
温暖なスペインでのトレーニングキャンプでリフレッシュした選手たちが集結したのは、ベルギーのアントウェルペンで開催されたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第4戦「スーダル・シュヘルデクロス」。怒涛のビッグレースが続くシーズン後半戦に向け、マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)や世界王者ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)らスター級選手が顔を揃えた。
スタートダッシュはファンデルポールとトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が決め、長い砂区間を前にファンデルポールが小手調べの加速する。欧州王者に追従したのはアールツただ一人だったが、スムーズに砂をこなしたヴァンアールトとヴァントーレンハウトが徐々に距離を詰め、およそ1周半を掛けて合流に成功。勝負は再び振り出しに戻った。
どこかペースアップしきれない4名の背後にはローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)が近づき、3周目後半に合流し先頭は5人。ヴァントーレンハウトが幾度もペースアップを試みるが続かず、一瞬の膠着状態から今度はファンデルポールが仕掛けた。
「練習走行で砂区間は難しいなと感じていたけれど、トレーニングキャンプのおかげで身体はとてもフレッシュだった」と言うファンデルポールは粘る後続を引き千切るようにアタックを続け、この日一番砂区間で冴え渡っていたアールツ、そしてヴァンアールトを徐々に引き離す。まるまる1周回に渡り続いたアタックによって15秒の差が生まれた。
先頭ファンデルポールが一定ペースで逃げ続けた一方、後続の2人はお見合い状態に陥るなど追走体制を組みきれず、勝負あり。時折苦しい表情を浮かべながらも安定した走りを続けたファンデルポールが今季14回目となる勝利をさらった。
2位争いはファントーレンハウトを千切ったヴァンアールトとアールツのスプリントの末、世界王者が先着。ヴァンアールトはレース後のインタビューで「マチューのペースが速すぎて終えなかったけれど、レースの内容としては非常に満足しているよ。あと数週間あればトップコンディションに持っていけると思う」と語り、好感触を掴んだようだ。
選手たちはレースを終えた直後、翌日のスーパープレスティージュ第5戦に向けて移動。舞台は大規模な砂のアップダウンが名物の難関コース、ゾンホーヴェンだ。
日本国内で宇都宮シクロクロスDay1が開催された12月15日、ベルギーでは2週間のビッグレース休憩期間を終えた欧州シクロクロスサーキットが再始動した。
温暖なスペインでのトレーニングキャンプでリフレッシュした選手たちが集結したのは、ベルギーのアントウェルペンで開催されたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第4戦「スーダル・シュヘルデクロス」。怒涛のビッグレースが続くシーズン後半戦に向け、マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)や世界王者ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)らスター級選手が顔を揃えた。
スタートダッシュはファンデルポールとトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が決め、長い砂区間を前にファンデルポールが小手調べの加速する。欧州王者に追従したのはアールツただ一人だったが、スムーズに砂をこなしたヴァンアールトとヴァントーレンハウトが徐々に距離を詰め、およそ1周半を掛けて合流に成功。勝負は再び振り出しに戻った。
どこかペースアップしきれない4名の背後にはローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)が近づき、3周目後半に合流し先頭は5人。ヴァントーレンハウトが幾度もペースアップを試みるが続かず、一瞬の膠着状態から今度はファンデルポールが仕掛けた。
「練習走行で砂区間は難しいなと感じていたけれど、トレーニングキャンプのおかげで身体はとてもフレッシュだった」と言うファンデルポールは粘る後続を引き千切るようにアタックを続け、この日一番砂区間で冴え渡っていたアールツ、そしてヴァンアールトを徐々に引き離す。まるまる1周回に渡り続いたアタックによって15秒の差が生まれた。
先頭ファンデルポールが一定ペースで逃げ続けた一方、後続の2人はお見合い状態に陥るなど追走体制を組みきれず、勝負あり。時折苦しい表情を浮かべながらも安定した走りを続けたファンデルポールが今季14回目となる勝利をさらった。
2位争いはファントーレンハウトを千切ったヴァンアールトとアールツのスプリントの末、世界王者が先着。ヴァンアールトはレース後のインタビューで「マチューのペースが速すぎて終えなかったけれど、レースの内容としては非常に満足しているよ。あと数週間あればトップコンディションに持っていけると思う」と語り、好感触を掴んだようだ。
選手たちはレースを終えた直後、翌日のスーパープレスティージュ第5戦に向けて移動。舞台は大規模な砂のアップダウンが名物の難関コース、ゾンホーヴェンだ。
DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー2018-2019第4戦結果
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 58’57” |
2位 | ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム) | 59’59” |
3位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | 1h00’01” |
4位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | 1h00’30” |
5位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | 1h00’51” |
6位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) | 1h01’39” |
7位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | 1h01’41” |
8位 | トム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス) | 1h01’54” |
9位 | ティム・メルリエ(ベルギー、クレラン・シャルル) | 1h02’43” |
10位 | ミカエル・ボロシュ(チェコ、クレアフィン・TÜV SUD) | 1h02’44” |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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