メリダが日本国内初となるE-フルサスMTB「eONE.SIXTY」を発売する。160mmトラベルのサスペンションによるダウンヒル性能と、シマノSTEPSによる登坂アシスト能力によってマウンテンバイキングを楽しめる1台。開発にはホセ・ヘルミダが携わったE-MTBは現在予約受付中だ。



E-BIKE人気が年々増しているスポーツ自転車の本場、ヨーロッパ。リリースされるモデルの多くはマウンテンバイクが中心となり、その中でもホットなジャンルは下りを思う存分楽しめるフルサスペンションMTBとなっている。

メリダ eONE.SIXTY 800メリダ eONE.SIXTY 800 (c)メリダ ※画像と実際のスペックとは一部異なる
複雑な構造を持つフルサスバイクは、必然的に車重が嵩んでしまうため、ヒルクライムは苦手分野。下りを楽しむにはピッタリのバイクだが、そこに至るまでが大変だった。その問題を解決するのがモーターによるアシスト。フルサスバイクのデメリットを打ち消してくれ、登りも下りも楽しめるバイクとしてフルサスE-MTBは注目を集めている。

そんなフルサスE-MTBをメリダが国内へ導入する。用意されたのは世界選手権も制したことのあるホセ・ヘルミダがテストライダーとなり作り上げた「eONE.SIXTY 800」だ。160mmという大きなトレイル量のサスペンションを搭載した下り仕様のバイクであり、ヘルミダが納得する乗り味とハンドリングを獲得していることが特徴だ。

ユーロバイクでは目立つ位置に展示されていたeONE.SIXTYシリーズユーロバイクでは目立つ位置に展示されていたeONE.SIXTYシリーズ ※ユーロバイクで撮影。国内モデルとは異なるシマノSTEPS E8080を採用しているシマノSTEPS E8080を採用している ※ユーロバイクで撮影。国内モデルとは異なる


メリダの本社に新設されたE-BIKE専用工場で製造されるアルミフレームに搭載される電動アシストユニットはシマノSTEPS E8080。最大70Nmという大きなトルクを発揮するため、トレイルの急坂でも登れてしまう。電池容量は約500Whであり、ECOモードで約140km、NORMALモードで約130km、HIGHモードで95kmという航続距離を実現した。

ブレーキはシマノSLXグレード、リアディレイラーはシマノXT M8000(フロントはシングル)。サスペンションは前後共にロックショックス製。シートポストは125mmトラベルのドロッパー仕様と、現在の下り系MTBに欲しいものが備えられている。

日本では2019年の5月に発売開始予定となっているが、予約は2018年の11月30日まで。サイズはS、Mという2種類。価格は550,000円(税抜)



メリダ eONE.SIXTY 800
フレーム:eONE-SIXTY LITE; 160 TR
フロントフォーク:Rock Shox Yari RC; Air; 160 TR
リアショック:Rock Shox Super Deluxe R
ブレーキ:Shimano SLX
リアディレイラー:Shimano XT M8000 Shadow+
フリーホイール:Shimano M7000; 11-46T; 11S
ドライブユニット:Shimano E8080J
バッテリー:Shimano E8010J; 504Wh
充電器:Shimano EC-E60003
スイッチ:Shimano SW-E6010L
サイズ:S/41cm、M/43cm
価格:550,000円(税抜)
発売:2019年5月(予定)
予約受付:11月30日まで(全国MGD店にて)

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