2018/11/14(水) - 19:06
サイクルモードに出展したブース紹介第5弾。サーヴェロの新型Sシリーズに注目が集まった東商会、ゼナードのニューモデルとともに2つの新作を発表したカブト、インターテック、パナレーサー、エクスプローバを紹介します。
東商会:エアロロードの新型S5とS3が存在感を放ったサーヴェロに注目
サーヴェロ・ラピエール・マジィという3つのバイクブランドを中心に展示を行った東商会。行き交う人々の視線を集めたのは、迫力満点のエアロフォルムとユニークなハンドルデザインが特徴的な、サーヴェロの新型S5だろう。ディスクブレーキを搭載した最新のエアロロードは注目度も高く、特に競技志向のライダーやメカ好きなサイクリストが足を止めバイクを写真に収めていた様子。
従来モデルにも似通ったデザインは多いものの細部の造形にアップデートを加えたSシリーズはS5、S3ともにさらなる空力性能の向上を果たしており、引き続き戦闘力の高い1台に仕上がる。今回はイベント2日目に国内に入ってきたばかりだというS3のブラック/レッドカラーも初披露。価格を抑えたセカンドグレードながら他社のハイエンドモデルにも迫る走りを実現したS3は19年モデルで要チェックだ。
グルパマFDJの走りを支えるラピエールは、人気の高いピノカラーモデルやチームレプリカモデルを始めラインアップ各種を展示。オールラウンドモデルのXELIUS SLはマイナーチェンジを加えており、今年のイル・ロンバルディアを制したティボー・ピノも使用したバイクだ。エアロロードのAIRCODE SLとともに、独特な曲線美を見せるフレームは艶めかしさすら感じさせる仕上がりだ。
またいくつかの展示車には東商会が取り扱うホイール、パーツブランドの製品をアセンブルした。スーパーディープリムが目を引くイーストンのEC90 AERO 85 DISCを始め、ゼンティスのカーボンホイールや、トーケンの新作ビッグプーリーShuriken、そしてワイヤーの低フリクションによって軽いレバー動作を実現する日泉ケーブルなども展示車のドレスアップに一役買っていた。
カブト:BOAクロージャー採用のZENARD-EXを始め、新作ヘルメットとサングラスを発表
ヘルメットの試着を行う人で常に盛況だったカブトのブース。注目は3つの新作ヘルメットだ。1つはすでに発表されていたフラッグシップモデル「ZENARD-EX」。馴染み深いエッジの立ったシェルデザインや帽体の形状はそのままに、新たにBOAクロージャーを搭載し内部のパッドにもアップデートを加えることでフィット感を改善している。
2つ目はレーサーたちの間で爆発的にヒットしたエアロヘルメットAERO-R1をベースに、通気性を高めた「AERO-V1」というモデルだ。ショートテールのセミエアロ形状はそのままに、ベンチレーションホールを増やすことで効率的なエアフローを確保。エアロヘルメットながら夏場でも使いやすいクーリング性能を獲得している。
3つ目はミドルグレード帯に新たに登場した「VITT」というモデル。今まで以上にコンパクトなシェルデザインに設計し、小さめなシルエットに仕上がるのが特徴だ。さらにAERO-R1にも標準装備されるクリアシールドを同梱。視界を遮る雨や飛来する虫、冷たい風などから顔を守ってくれるシールドをより多くの人に試してほしいとのこと。
またアイウェアには流行りのワイドレンズを採用した新モデル「121」が登場。マトリックスパワータグの一部の選手によって今シーズン始めからレース投入もされており、気になっていた人もいたことだろう。上下に幅の広いレンズデザインを採用することで、いかなるポジションでも良好な視界を確保。テンプルパーツもボタンを押して引っ張るだけで簡単に着脱できるため、レンズ交換も素早く行うことが可能だ。
インターテック:斜度を再現できるワフーのKICKR CLIMBを体験、イーボックの取り扱いも開始
プロ選手も使用するスマートトレーナーやサイクルコンピューターで、国内でも一躍有名となったワフーはズイフトと連携したローラー体験が盛況。ヒルクライムの斜度を再現してくれるKICKR CLIMBや、トレーニング強度に合わせて風の強さを変えてくれるKICKR HEADWINDも用意され、快適な室内トレーニング環境をサポートしてくれるラインアップが揃う。
サイクルアクセサリー各種を扱うブラックバーンは、キャンプツーリングを楽しめるバイクパッキングを提案する。フロント、サドル、フレームバッグにアップデートを加えており、走行中の安定感を高めていたり、より収納をしやすい機構を備えていたりと使い勝手を高めている。各バッグとも容量が大きく、着替えなども持って宿泊を伴うツーリングにも重宝するだろう。
ロードとマウンテン用の各ヘルメットを試着できたベルは、今年のツールでケヴィン・ルダノワ(フランス、フォルトゥネオ・サムシック)が着用したマイヨアポアカラーの特別モデルを展示。新作として登場したフラッグシップのエアロモデル「Z20 AERO」や、シンプルなカラーと作りで価格を抑えたトレイルモデル「SPARK」に注目だ。
また新たに自転車向けバックパックや飛行機輪行用バッグで有名なイーボックの取り扱いを開始。バックパックには外側にヘルメットを収納できるギミックを備える他、背面には通気性を高める構造や落車時に背中の衝撃を吸収するプロテクション効果を持たせたものもラインアップする。トラベルバッグやウエストバッグ、スーツケースなどデザインを統一したコレクションも登場している。
パナレーサー:人気のフロアポンプがアップデート、タイヤのリミテッドカラーモデルも
バルブに押し込むだけでカチッと嵌まる、便利な口金を採用したパナレーサーのワンタッチフロアポンプがリニューアル。従来は仏式/米式に対応させていた口金を仏式/英式へと改良することで、ロードバイクはもちろんいわゆるママチャリのような一般的な自転車にも使いやすい空気入れとなった。ポンピングを行うときのハンドルや土台となる足にもアップデートが加えられており、全体的に使い勝手を増している。
主力製品のロードタイヤは引き続きレーシングモデルの「Race Evo3」シリーズが各種ラインアップ。最新モデルとしてスキンサイドが特徴的な「RACE C EVO3クリンチャー」も展示された。荒れた路面でのコントロール性を高める杉目の溝を切ったミックストレッドパターンを採用しており、優れた走行性能に安心感もプラスした仕上がりだ。
また数量限定モデルとして登場した「GravelKing」シリーズのリミテッドカラーエディションも並んだ。スリックパターンのノーマルモデルと、ブロックパターンのSKモデルの2種類でそれぞれミリタリーグリーンとナイルブルーという鮮やかなカラートレッドを採用している。グラベルツーリングを楽しむバイクをより個性的なルックスにカスタムしてくれるタイヤとして使ってみてはいかがだろう。
エクスプローバ:リーズナブルながら静粛性に優れたスマートトレーナーが登場
カメラ録画機能付きのサイクルコンピューター「X5 EVO」で話題を呼んだ、エイサー傘下のサイクルブランドXplova(エクスプローバ)。GPS機能、カラースクリーン、タッチパネル、アプリ連携など非常に高機能なサイクルコンピューターにカメラも搭載した一石二鳥なツールで、GoPro等のカメラを持たずとも気軽にライドを動画で記録できる製品となっている。
またカメラ機能のない通常のGPSサイクルコンピューター「X3」も展開する。2.2インチの大画面ディスプレイは屋外でも見やすく、最長20時間の長時間バッテリーやマップナビゲーション機能、スマホとの無線接続など昨今のサイクルコンピューターに基本的な機能は全て網羅される。カメラ機能を排除したことで2万円を切る価格も実現している。
ブランドの次なる製品展開として今回スマートトレーナーの「NOZA」が登場。自動負荷調整機能付きのダイレクトドライブ式とし、ズイフト等と連携したトレーニングも可能。デザインもシンプルな構造とすることで他社同等品よりも2万円近く安い価格設定としている。
さらに大きな特徴は「図書館でも使える静かさ」と謳う静粛性だ。サイクルモードの会場では話し声の方が大きく聞こえるほどで、アパート等でも安心して使えるローラー台として活躍するだろう。スルーアクスル仕様のディスクロードやMTBにも対応。現在先行予約を受付中で、12月下旬より順次発送されるという。さらに11月末までの注文で15%オフとなるキャンペーンも実施中だ。
text&photo:CW編集部
東商会:エアロロードの新型S5とS3が存在感を放ったサーヴェロに注目
サーヴェロ・ラピエール・マジィという3つのバイクブランドを中心に展示を行った東商会。行き交う人々の視線を集めたのは、迫力満点のエアロフォルムとユニークなハンドルデザインが特徴的な、サーヴェロの新型S5だろう。ディスクブレーキを搭載した最新のエアロロードは注目度も高く、特に競技志向のライダーやメカ好きなサイクリストが足を止めバイクを写真に収めていた様子。
従来モデルにも似通ったデザインは多いものの細部の造形にアップデートを加えたSシリーズはS5、S3ともにさらなる空力性能の向上を果たしており、引き続き戦闘力の高い1台に仕上がる。今回はイベント2日目に国内に入ってきたばかりだというS3のブラック/レッドカラーも初披露。価格を抑えたセカンドグレードながら他社のハイエンドモデルにも迫る走りを実現したS3は19年モデルで要チェックだ。
グルパマFDJの走りを支えるラピエールは、人気の高いピノカラーモデルやチームレプリカモデルを始めラインアップ各種を展示。オールラウンドモデルのXELIUS SLはマイナーチェンジを加えており、今年のイル・ロンバルディアを制したティボー・ピノも使用したバイクだ。エアロロードのAIRCODE SLとともに、独特な曲線美を見せるフレームは艶めかしさすら感じさせる仕上がりだ。
またいくつかの展示車には東商会が取り扱うホイール、パーツブランドの製品をアセンブルした。スーパーディープリムが目を引くイーストンのEC90 AERO 85 DISCを始め、ゼンティスのカーボンホイールや、トーケンの新作ビッグプーリーShuriken、そしてワイヤーの低フリクションによって軽いレバー動作を実現する日泉ケーブルなども展示車のドレスアップに一役買っていた。
カブト:BOAクロージャー採用のZENARD-EXを始め、新作ヘルメットとサングラスを発表
ヘルメットの試着を行う人で常に盛況だったカブトのブース。注目は3つの新作ヘルメットだ。1つはすでに発表されていたフラッグシップモデル「ZENARD-EX」。馴染み深いエッジの立ったシェルデザインや帽体の形状はそのままに、新たにBOAクロージャーを搭載し内部のパッドにもアップデートを加えることでフィット感を改善している。
2つ目はレーサーたちの間で爆発的にヒットしたエアロヘルメットAERO-R1をベースに、通気性を高めた「AERO-V1」というモデルだ。ショートテールのセミエアロ形状はそのままに、ベンチレーションホールを増やすことで効率的なエアフローを確保。エアロヘルメットながら夏場でも使いやすいクーリング性能を獲得している。
3つ目はミドルグレード帯に新たに登場した「VITT」というモデル。今まで以上にコンパクトなシェルデザインに設計し、小さめなシルエットに仕上がるのが特徴だ。さらにAERO-R1にも標準装備されるクリアシールドを同梱。視界を遮る雨や飛来する虫、冷たい風などから顔を守ってくれるシールドをより多くの人に試してほしいとのこと。
またアイウェアには流行りのワイドレンズを採用した新モデル「121」が登場。マトリックスパワータグの一部の選手によって今シーズン始めからレース投入もされており、気になっていた人もいたことだろう。上下に幅の広いレンズデザインを採用することで、いかなるポジションでも良好な視界を確保。テンプルパーツもボタンを押して引っ張るだけで簡単に着脱できるため、レンズ交換も素早く行うことが可能だ。
インターテック:斜度を再現できるワフーのKICKR CLIMBを体験、イーボックの取り扱いも開始
プロ選手も使用するスマートトレーナーやサイクルコンピューターで、国内でも一躍有名となったワフーはズイフトと連携したローラー体験が盛況。ヒルクライムの斜度を再現してくれるKICKR CLIMBや、トレーニング強度に合わせて風の強さを変えてくれるKICKR HEADWINDも用意され、快適な室内トレーニング環境をサポートしてくれるラインアップが揃う。
サイクルアクセサリー各種を扱うブラックバーンは、キャンプツーリングを楽しめるバイクパッキングを提案する。フロント、サドル、フレームバッグにアップデートを加えており、走行中の安定感を高めていたり、より収納をしやすい機構を備えていたりと使い勝手を高めている。各バッグとも容量が大きく、着替えなども持って宿泊を伴うツーリングにも重宝するだろう。
ロードとマウンテン用の各ヘルメットを試着できたベルは、今年のツールでケヴィン・ルダノワ(フランス、フォルトゥネオ・サムシック)が着用したマイヨアポアカラーの特別モデルを展示。新作として登場したフラッグシップのエアロモデル「Z20 AERO」や、シンプルなカラーと作りで価格を抑えたトレイルモデル「SPARK」に注目だ。
また新たに自転車向けバックパックや飛行機輪行用バッグで有名なイーボックの取り扱いを開始。バックパックには外側にヘルメットを収納できるギミックを備える他、背面には通気性を高める構造や落車時に背中の衝撃を吸収するプロテクション効果を持たせたものもラインアップする。トラベルバッグやウエストバッグ、スーツケースなどデザインを統一したコレクションも登場している。
パナレーサー:人気のフロアポンプがアップデート、タイヤのリミテッドカラーモデルも
バルブに押し込むだけでカチッと嵌まる、便利な口金を採用したパナレーサーのワンタッチフロアポンプがリニューアル。従来は仏式/米式に対応させていた口金を仏式/英式へと改良することで、ロードバイクはもちろんいわゆるママチャリのような一般的な自転車にも使いやすい空気入れとなった。ポンピングを行うときのハンドルや土台となる足にもアップデートが加えられており、全体的に使い勝手を増している。
主力製品のロードタイヤは引き続きレーシングモデルの「Race Evo3」シリーズが各種ラインアップ。最新モデルとしてスキンサイドが特徴的な「RACE C EVO3クリンチャー」も展示された。荒れた路面でのコントロール性を高める杉目の溝を切ったミックストレッドパターンを採用しており、優れた走行性能に安心感もプラスした仕上がりだ。
また数量限定モデルとして登場した「GravelKing」シリーズのリミテッドカラーエディションも並んだ。スリックパターンのノーマルモデルと、ブロックパターンのSKモデルの2種類でそれぞれミリタリーグリーンとナイルブルーという鮮やかなカラートレッドを採用している。グラベルツーリングを楽しむバイクをより個性的なルックスにカスタムしてくれるタイヤとして使ってみてはいかがだろう。
エクスプローバ:リーズナブルながら静粛性に優れたスマートトレーナーが登場
カメラ録画機能付きのサイクルコンピューター「X5 EVO」で話題を呼んだ、エイサー傘下のサイクルブランドXplova(エクスプローバ)。GPS機能、カラースクリーン、タッチパネル、アプリ連携など非常に高機能なサイクルコンピューターにカメラも搭載した一石二鳥なツールで、GoPro等のカメラを持たずとも気軽にライドを動画で記録できる製品となっている。
またカメラ機能のない通常のGPSサイクルコンピューター「X3」も展開する。2.2インチの大画面ディスプレイは屋外でも見やすく、最長20時間の長時間バッテリーやマップナビゲーション機能、スマホとの無線接続など昨今のサイクルコンピューターに基本的な機能は全て網羅される。カメラ機能を排除したことで2万円を切る価格も実現している。
ブランドの次なる製品展開として今回スマートトレーナーの「NOZA」が登場。自動負荷調整機能付きのダイレクトドライブ式とし、ズイフト等と連携したトレーニングも可能。デザインもシンプルな構造とすることで他社同等品よりも2万円近く安い価格設定としている。
さらに大きな特徴は「図書館でも使える静かさ」と謳う静粛性だ。サイクルモードの会場では話し声の方が大きく聞こえるほどで、アパート等でも安心して使えるローラー台として活躍するだろう。スルーアクスル仕様のディスクロードやMTBにも対応。現在先行予約を受付中で、12月下旬より順次発送されるという。さらに11月末までの注文で15%オフとなるキャンペーンも実施中だ。
text&photo:CW編集部
Amazon.co.jp