2018/09/22(土) - 17:35
メリダから長距離のトレイルやマラソンレースに最適なフルサスマウンテンバイク「ONE-TWENTY」がモデルチェンジ。フロートリンク構造はそのままに、ショックユニットにトラニオンマウントを新たに採用。各部デザインのアップデートとジオメトリーの変更により剛性と耐久性、操作性が向上している。
メリダ ONE-TWENTY 9.6000
メリダのフルサスペンションマウンテンバイク「ONE-TWENTY」が完全新設計フレームを採用しモデルチェンジを果たした。トレイルライドに最適なサスペンションスペックと、29erによる優れた走破性はそのままに、各部の剛性や耐久性を見直すことで、オールラウンドMTBとしてブラッシュアップされた性能を獲得している。
ONEシリーズと言えば、フロートリンク構造を採用したリアサスペンションが大きな特徴。リアショックユニットがフレームではなくスイングアームに固定されており、文字通りフレームから浮いた（フロート）した構造をとる。この設計により実際のトラベル量以上のストローク感が生まれ、優れたライドフィールを実現しているのだ。
今作ではフロートリンクのシステムをより効果的に作動させるため、新たにトラニオンマウントタイプのショックユニットを採用。かつスイングアームのリンク部やピボット部のベアリング径を最大20％拡大するアップデートを加えるとともに、チェーンステーもBB付近のチューブ径を大きくすることでリアサスペンション全体の剛性を強化した点がポイントだ。厳しい耐久テストもクリアし、よりハードなライドにも対応できる走行性能を獲得している。
フロートリンク機構を採用したリアサスペンション周り 
フロントフォークのトラベル量はトレイルライドに対応した130mm
モデルチェンジに際しジオメトリーも改良が加わる。ホイール径が大きくポジションが出しにくい29erバイクだが、今作はシートチューブを10～15mmほど短くしスタンドオーバーハイトを下げることでサイズ選択をより柔軟に。また従来よりも寝かしたヘッドアングル、深めのBBドロップ、5mmほど短くなったチェーンステーによって安定感と反応性のバランスを追求している。
トレイルバイクとして多彩なコンディションを走破するため、サスペンショントラベル量はフロントが130mm、リアが120mmを採用。軽快な走りと快適性を両立するスペックを備える点は前作から変更はない。
その他、ハブには前後共に剛性や強度の向上を狙ったBOOST規格を採用。ライド中木の枝などが引っかからないよう、カーボンフレームモデルはインターナルケーブル仕様となる。また、トレイルライドで役立つドロッパーシートポストも標準搭載だ。
リンク部分のベアリングを大口径化することで剛性と強度を確保 
リアサスペンションユニットはトラニオンマウントタイプを採用
ONE-TWENTY 9.6000は12速のスラムGX Eagleをコンポーネントに採用 
マウンテンバイクでは主流のフロントシングル仕様だ
展開モデルはフレームの素材別に3車種をラインアップ。トップモデルの「ONE-TWENTY 9.9000」は最上級のCF4カーボンフレームを採用。トレイルバイクながらXCレーシングバイク並みの11.7kg（44cm）という重量をマークしている。ドライブトレインにはリア12速の新型シマノXTRを採用。旗艦モデルとしてスキの無いアッセンブルとなっている。完成車価格は1,100,000円（税抜）。またフレームセットでの販売も行われ、価格は429,000円（税抜）だ。
セカンドモデルとなる「ONE-TWENTY 9.6000」はメインフレームにカーボンを、スイングアームにアルミを使用したモデル。それでいて重量は13.6kg（44cm）と十分軽量に仕上がっている点がポイントだ。コンポーネントには12速のスラムGX Eagleを合わせる。価格は459,000円（税抜）。
サードモデルの「ONE-TWENTY 9.400」はフロートリンク構造など、上位モデルと同様のギミックを持ちながらも6066アルミニウムフレームを採用することで、コストパフォーマンスの向上を狙ったモデル。コンポーネントはFSAのクランクにシマノSLXを組み合わせた堅実な組み合わせで信頼性も高い。こちらのみノーマルシートポスト仕様だ。価格は219,000円（税抜）。
メリダ ONE-TWENTY 9.9000 (c)ミヤタサイクル
メリダ ONE-TWENTY 9.400 (c)ミヤタサイクル
メリダ ONE-TWENTY 9.9000
フレーム：ONE-TWENTY CF4 120 STR
フォーク：FOX Factory 34 Float SC Air 120 STR Tapered
リアサスペンション：FOX Factory Float lockout
コンポーネント：Shimano XTR
ホイール：XMC 1200 Spline 30 110x15 WHF 148x12 WHR 30 IWR 6 Centerlock 12Speed
サイズ：41cm（S）、44cm（M）
カラー：MATT UD/SHINY BLACK(GOLD)
完成車重量：11.7kg（44cmサイズ）
価格：1,100,000円（完成車、税抜）、429,000円（フレームセット、税抜）
メリダ ONE-TWENTY 9.6000
フレーム：ONE-TWENTY CFA 120 STR
フォーク：Rock Shox Revelation RC Air 130 STR Tapered
リアサスペンション：Rock Shox Deluxe RL lockout
コンポーネント：Sram GX Eagle
ホイール：MERIDA Expert TR 29 IWR
サイズ：41cm（S）、44cm（M）
カラー：WHITE/BLACK
完成車重量：13.6kg（44cmサイズ）
価格：459,000円（税抜）
メリダ ONE-TWENTY 9.400
フレーム：ONE-TWENTY LITE 120 STR
フォーク：Suntour XCR34 Air 130 STR Tapered lockout
リアサスペンション：Suntour Unair TR LOR8 lockout
コンポーネント：Shimano SLX
ホイール：MERIDA Comp CC 20 IWR
サイズ：41cm（S）、44cm（M）
カラー：BLUE(BLACK)
完成車重量：14.6kg（44cmサイズ）
価格：219,000円（税抜）
メリダ ONE-TWENTY 9.6000 メリダのフルサスペンションマウンテンバイク「ONE-TWENTY」が完全新設計フレームを採用しモデルチェンジを果たした。トレイルライドに最適なサスペンションスペックと、29erによる優れた走破性はそのままに、各部の剛性や耐久性を見直すことで、オールラウンドMTBとしてブラッシュアップされた性能を獲得している。
ONEシリーズと言えば、フロートリンク構造を採用したリアサスペンションが大きな特徴。リアショックユニットがフレームではなくスイングアームに固定されており、文字通りフレームから浮いた（フロート）した構造をとる。この設計により実際のトラベル量以上のストローク感が生まれ、優れたライドフィールを実現しているのだ。
今作ではフロートリンクのシステムをより効果的に作動させるため、新たにトラニオンマウントタイプのショックユニットを採用。かつスイングアームのリンク部やピボット部のベアリング径を最大20％拡大するアップデートを加えるとともに、チェーンステーもBB付近のチューブ径を大きくすることでリアサスペンション全体の剛性を強化した点がポイントだ。厳しい耐久テストもクリアし、よりハードなライドにも対応できる走行性能を獲得している。
フロートリンク機構を採用したリアサスペンション周り フロントフォークのトラベル量はトレイルライドに対応した130mm モデルチェンジに際しジオメトリーも改良が加わる。ホイール径が大きくポジションが出しにくい29erバイクだが、今作はシートチューブを10～15mmほど短くしスタンドオーバーハイトを下げることでサイズ選択をより柔軟に。また従来よりも寝かしたヘッドアングル、深めのBBドロップ、5mmほど短くなったチェーンステーによって安定感と反応性のバランスを追求している。
トレイルバイクとして多彩なコンディションを走破するため、サスペンショントラベル量はフロントが130mm、リアが120mmを採用。軽快な走りと快適性を両立するスペックを備える点は前作から変更はない。
その他、ハブには前後共に剛性や強度の向上を狙ったBOOST規格を採用。ライド中木の枝などが引っかからないよう、カーボンフレームモデルはインターナルケーブル仕様となる。また、トレイルライドで役立つドロッパーシートポストも標準搭載だ。
リンク部分のベアリングを大口径化することで剛性と強度を確保 リアサスペンションユニットはトラニオンマウントタイプを採用 ONE-TWENTY 9.6000は12速のスラムGX Eagleをコンポーネントに採用 マウンテンバイクでは主流のフロントシングル仕様だ 展開モデルはフレームの素材別に3車種をラインアップ。トップモデルの「ONE-TWENTY 9.9000」は最上級のCF4カーボンフレームを採用。トレイルバイクながらXCレーシングバイク並みの11.7kg（44cm）という重量をマークしている。ドライブトレインにはリア12速の新型シマノXTRを採用。旗艦モデルとしてスキの無いアッセンブルとなっている。完成車価格は1,100,000円（税抜）。またフレームセットでの販売も行われ、価格は429,000円（税抜）だ。
セカンドモデルとなる「ONE-TWENTY 9.6000」はメインフレームにカーボンを、スイングアームにアルミを使用したモデル。それでいて重量は13.6kg（44cm）と十分軽量に仕上がっている点がポイントだ。コンポーネントには12速のスラムGX Eagleを合わせる。価格は459,000円（税抜）。
サードモデルの「ONE-TWENTY 9.400」はフロートリンク構造など、上位モデルと同様のギミックを持ちながらも6066アルミニウムフレームを採用することで、コストパフォーマンスの向上を狙ったモデル。コンポーネントはFSAのクランクにシマノSLXを組み合わせた堅実な組み合わせで信頼性も高い。こちらのみノーマルシートポスト仕様だ。価格は219,000円（税抜）。
メリダ ONE-TWENTY 9.9000 (c)ミヤタサイクルメリダ ONE-TWENTY 9.400 (c)ミヤタサイクルメリダ ONE-TWENTY 9.9000
フレーム：ONE-TWENTY CF4 120 STR
フォーク：FOX Factory 34 Float SC Air 120 STR Tapered
リアサスペンション：FOX Factory Float lockout
コンポーネント：Shimano XTR
ホイール：XMC 1200 Spline 30 110x15 WHF 148x12 WHR 30 IWR 6 Centerlock 12Speed
サイズ：41cm（S）、44cm（M）
カラー：MATT UD/SHINY BLACK(GOLD)
完成車重量：11.7kg（44cmサイズ）
価格：1,100,000円（完成車、税抜）、429,000円（フレームセット、税抜）
メリダ ONE-TWENTY 9.6000
フレーム：ONE-TWENTY CFA 120 STR
フォーク：Rock Shox Revelation RC Air 130 STR Tapered
リアサスペンション：Rock Shox Deluxe RL lockout
コンポーネント：Sram GX Eagle
ホイール：MERIDA Expert TR 29 IWR
サイズ：41cm（S）、44cm（M）
カラー：WHITE/BLACK
完成車重量：13.6kg（44cmサイズ）
価格：459,000円（税抜）
メリダ ONE-TWENTY 9.400
フレーム：ONE-TWENTY LITE 120 STR
フォーク：Suntour XCR34 Air 130 STR Tapered lockout
リアサスペンション：Suntour Unair TR LOR8 lockout
コンポーネント：Shimano SLX
ホイール：MERIDA Comp CC 20 IWR
サイズ：41cm（S）、44cm（M）
カラー：BLUE(BLACK)
完成車重量：14.6kg（44cmサイズ）
価格：219,000円（税抜）
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