2018/09/09(日) - 09:29
「後半にかけて調子を上げていく理想的な状態で走れている」と語るのは急勾配の1級山岳レス・プラエレスを制したサイモン・イェーツ。アストゥリアス3連戦の2日目、ブエルタ第14ステージを走った選手たちのコメントを紹介します。
ステージ1位&マイヨロホ サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
ステージ優勝とマイヨロホ奪還を祝うサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット) photo:CorVos
最後の登りは試走していなかったので、ビデオの映像と写真で研究していた。でも実際の勾配や道の細さがわからなかったので、登りの前半はコンサバティブに走ったんだ。モビスターが数を揃えて攻撃したので少し焦ったけど、落ち着いて登りをこなして、ここだというタイミングでアタックした。
再び総合首位に立ったけど、自分が独裁的な強さを見せているとは言えない。ここまで長い登りは第9ステージの1回だけなのでタイム差はまだ小さい。常にリミットぎりぎりで走るような今日のような短い登りではなく、明日のラゴス・デ・コバドンガのような長い登りのほうが自分は得意。明日も今日と同じ脚の状態であることを願うよ。
ジロでマリアローザを着たサイモン・イェーツとブエルタでマイヨロホを着ているサイモン・イェーツは同一人物。ジロを走った時との唯一の違いは準備の方法にある。前半からトップコンディションで走るのではなく、後半にかけて調子を上げていく理想的な状態で走れている。
ステージ2位 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
2秒遅れでフィニッシュするミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)とアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:Luca Bettini
もちろんステージ優勝できれば最高だったけど、トップ選手のバトルに加わったことに十分満足している。最後はアレハンドロ・バルベルデとナイロ・キンタナの2人をマークするのが本当に難しかった。サイモン・イェーツがアタックした時に追走しようと思ったけど、スプリントに強いアレハンドロとナイロを振り切れなかったのでペースを落としたんだ。明日のラゴス・デ・コバドンガは今日よりもずっと距離が長くて、勾配もそこまで厳しくないので自分向き。再び先頭で戦いを繰り広げたい。
ステージ3位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)とアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:CorVos
マイヨコンビナーダとマイヨプントスを着用するアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:A.S.O.
チームとして良い走りができたと思う。サイモン・イェーツがアタックした時、フィニッシュ手前がもっと急勾配になると聞いていたので躊躇してしまった。少し時間が経ってから追走したけど手遅れだった。スーパーマンロペスが2位で自分が3位。感触も良いので、結果には満足している。明日も厳しい戦いが待っているけど、今日とはまた違う厳しさなので何が起こるかわからない。
ステージ4位 ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)
明日の登り(ラゴス・デ・コバドンガ)は今日よりもずっと自分に向いている。最終週に向けてのモチベーションにつながるような走りで今週を締めくくりたい。
ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)とミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) photo:CorVos
今日のようなステージで勝つには正しいタイミングでアタックを決める必要がある。ロペスと一緒に飛び出したけど、彼は先頭交代をしようとしなかった。彼自身の調子に自信がなかったのかもしれない。でも結果的に彼にタイムを奪われてしまった。明日の登りは今日とは全然違って、もっと自分に適している。良い思い出も多いラゴス・デ・コバドンガで再び勝利の波に乗りたい。とにかく総合優勝を狙う選手にとっては絶対に落とせない戦いになる。イェーツが最も強い選手であり、彼を倒すために最善を尽くす必要がある。アレハンドロ(バルベルデ)とタッグを組んで戦略的にイェーツを追い込むような展開に持ち込みたい。
ステージ10位 ファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)
ここ数日は思うような走りができていなかったので、少し調子が戻ってステージ10位に入ることができてホッとしている。やっぱりレースの先頭争いに加わることは自信につながるし、明日以降のステージに向けてのやる気につながるよ。
ステージ11位 トニー・ガロパン(フランス、アージェードゥーゼール)
本当に苦しんだよ。こんなところでレースするなんてクレイジーだと思った。最後の登りを走りながら、総合成績を狙おうと決めたことを10回ぐらい後悔した。それでも自分のペースを保って走った結果、何名かを抜くことに成功。ステージ10位前後の成績は今の立ち位置を示していると思う。
ステージ敢闘賞 ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)
敢闘賞のミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) photo:A.S.O.
今日はステージ優勝と総合タイム挽回を狙ってアタックした。挑戦しないとチャンスは回ってこない。週末にかけてのステージをチェックして、今日がそのチャンスだと思ったんだ。人数はそこまで多くなかったけどトーマス・デヘントやニコラス・ロッシュを含む強力な逃げだった。バーレーン・メリダが本格的に追走を開始してからは、個人タイムトライアルモードで独走。もっと大きなタイム差をもって最後の登りに挑みたかったけど、今日は失敗に終わってしまった。
text:Kei Tsuji
ステージ1位&マイヨロホ サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
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最後の登りは試走していなかったので、ビデオの映像と写真で研究していた。でも実際の勾配や道の細さがわからなかったので、登りの前半はコンサバティブに走ったんだ。モビスターが数を揃えて攻撃したので少し焦ったけど、落ち着いて登りをこなして、ここだというタイミングでアタックした。
再び総合首位に立ったけど、自分が独裁的な強さを見せているとは言えない。ここまで長い登りは第9ステージの1回だけなのでタイム差はまだ小さい。常にリミットぎりぎりで走るような今日のような短い登りではなく、明日のラゴス・デ・コバドンガのような長い登りのほうが自分は得意。明日も今日と同じ脚の状態であることを願うよ。
ジロでマリアローザを着たサイモン・イェーツとブエルタでマイヨロホを着ているサイモン・イェーツは同一人物。ジロを走った時との唯一の違いは準備の方法にある。前半からトップコンディションで走るのではなく、後半にかけて調子を上げていく理想的な状態で走れている。
ステージ2位 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
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もちろんステージ優勝できれば最高だったけど、トップ選手のバトルに加わったことに十分満足している。最後はアレハンドロ・バルベルデとナイロ・キンタナの2人をマークするのが本当に難しかった。サイモン・イェーツがアタックした時に追走しようと思ったけど、スプリントに強いアレハンドロとナイロを振り切れなかったのでペースを落としたんだ。明日のラゴス・デ・コバドンガは今日よりもずっと距離が長くて、勾配もそこまで厳しくないので自分向き。再び先頭で戦いを繰り広げたい。
ステージ3位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
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チームとして良い走りができたと思う。サイモン・イェーツがアタックした時、フィニッシュ手前がもっと急勾配になると聞いていたので躊躇してしまった。少し時間が経ってから追走したけど手遅れだった。スーパーマンロペスが2位で自分が3位。感触も良いので、結果には満足している。明日も厳しい戦いが待っているけど、今日とはまた違う厳しさなので何が起こるかわからない。
ステージ4位 ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)
明日の登り(ラゴス・デ・コバドンガ)は今日よりもずっと自分に向いている。最終週に向けてのモチベーションにつながるような走りで今週を締めくくりたい。
ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
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今日のようなステージで勝つには正しいタイミングでアタックを決める必要がある。ロペスと一緒に飛び出したけど、彼は先頭交代をしようとしなかった。彼自身の調子に自信がなかったのかもしれない。でも結果的に彼にタイムを奪われてしまった。明日の登りは今日とは全然違って、もっと自分に適している。良い思い出も多いラゴス・デ・コバドンガで再び勝利の波に乗りたい。とにかく総合優勝を狙う選手にとっては絶対に落とせない戦いになる。イェーツが最も強い選手であり、彼を倒すために最善を尽くす必要がある。アレハンドロ(バルベルデ)とタッグを組んで戦略的にイェーツを追い込むような展開に持ち込みたい。
ステージ10位 ファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)
ここ数日は思うような走りができていなかったので、少し調子が戻ってステージ10位に入ることができてホッとしている。やっぱりレースの先頭争いに加わることは自信につながるし、明日以降のステージに向けてのやる気につながるよ。
ステージ11位 トニー・ガロパン(フランス、アージェードゥーゼール)
本当に苦しんだよ。こんなところでレースするなんてクレイジーだと思った。最後の登りを走りながら、総合成績を狙おうと決めたことを10回ぐらい後悔した。それでも自分のペースを保って走った結果、何名かを抜くことに成功。ステージ10位前後の成績は今の立ち位置を示していると思う。
ステージ敢闘賞 ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)
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今日はステージ優勝と総合タイム挽回を狙ってアタックした。挑戦しないとチャンスは回ってこない。週末にかけてのステージをチェックして、今日がそのチャンスだと思ったんだ。人数はそこまで多くなかったけどトーマス・デヘントやニコラス・ロッシュを含む強力な逃げだった。バーレーン・メリダが本格的に追走を開始してからは、個人タイムトライアルモードで独走。もっと大きなタイム差をもって最後の登りに挑みたかったけど、今日は失敗に終わってしまった。
text:Kei Tsuji
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