2018/09/06(木) - 16:03
スイス、レンツァーハイデにてMTB世界選手権が開幕し、最強布陣でクロスカントリーチームリレーに臨んだスイスが優勝。一時5番手を走行した日本は19位でフィニッシュしている。
MTB世界選手権初日の競技はカテゴリーの異なる5名で走るチームリレーで、日本は第1ライダーに山本幸平(男子エリート/全日本チャンピオン)、第2ライダーに平林安里(男子U23/全日本チャンピオン)、第3ライダーに村上功太郎(男子ジュニア/全日本チャンピオン)、第4ライダーに川口うらら(女子ジュニア/アジアチャンピオン)、アンカーに小林あか里(女子ジュニア/全日本チャンピオン)という布陣で距離4.2km、標高差188mのダイナミックなコースに挑んだ。
1周目にイタリアやフランス、スイス、アメリカなどが先頭争いを繰り広げる中、後方スタートの山本幸平(ドリームシーカー)は着実に順位を上げ、9位で平林安里(スペシャライズド レーシング ジャパン)にバトンを繋ぐ。
女子選手が多く控える第3走ではスイスとフランスが先頭争いを繰り広げたが、男子選手を登用したオーストラリアが一気にパスし、1分半ものリードを築き上げる。ここで日本チームも村上功太郎(松山工業高等学校)を起用し5位までポジションを上げている。
すると2位でバトンを受け継いだスイスチームの女子世界王者ヨランダ・ネフがオーストラリアを猛追し、40秒差でアンカーを務める男子世界王者のニノ・シューターに交代。シューターは同時に走り出したマヌエル・フミック(ドイツ)を序盤で千切り、女子選手をアンカーに起用したオーストラリアを一蹴。圧倒的な走りを披露したシューターはリードを重ね、最後はペースを落とし自国ファンの歓声に応えるようにフィニッシュ。男女エリート世界王者を揃える最強チームが大会一つめのアルカンシエルを確保した。
また、日本チームは第4走の川口うらら(龍野高等学校/Sonic-Racing/SRAM)が14位で繋ぎ、小林あか里(松本蟻ケ崎高等学校/MTBクラブ安曇野)は19位でフィニッシュしている。
以下はJCFのレポートに掲載された鈴木雷太代表監督のコメント。
「昨年の結果は16位であったが、途中11位での順位を走行したこともあり、10位以内を目標にスタート。第一ライダーは山本幸平。スタートダッシュもばっちりと決まり、ヨーロッパの強豪が揃う中で先頭集団で走り、9位で第二ライダー平林安里に。トルクあふれる走りポジションをキープし、10位で第三ライダー村上功太郎へ。スタートから飛ばしていき一気にジャンプアップして5位まで浮上した。第四ライダー川口うららは、他国は女子エリートや女子U23を起用する国が多い中、上手くまとめて走ったが14位までポジションは下がってしまった。最終アンカーに小林あか里。難しいコースも直前までの試走で克服しきっちり走り切り19位でゴールとなった。
途中経過ではあるが一時は5位まで順位を上げることができたのは、高所循環合宿を行った結果と、日本ナショナルチームのレベルアップといえる。しかしカテゴリー違いで5名エントリーというXCRならではの国別競技力という意味において、今までで一番走力もありレベルアップを数字で表せたともいえるが、同時にレベルの底上げは今後より一層強化していく必要があると感じられる結果となった」。
MTB世界選手権初日の競技はカテゴリーの異なる5名で走るチームリレーで、日本は第1ライダーに山本幸平(男子エリート/全日本チャンピオン)、第2ライダーに平林安里(男子U23/全日本チャンピオン)、第3ライダーに村上功太郎(男子ジュニア/全日本チャンピオン)、第4ライダーに川口うらら(女子ジュニア/アジアチャンピオン)、アンカーに小林あか里(女子ジュニア/全日本チャンピオン)という布陣で距離4.2km、標高差188mのダイナミックなコースに挑んだ。
1周目にイタリアやフランス、スイス、アメリカなどが先頭争いを繰り広げる中、後方スタートの山本幸平(ドリームシーカー)は着実に順位を上げ、9位で平林安里(スペシャライズド レーシング ジャパン)にバトンを繋ぐ。
女子選手が多く控える第3走ではスイスとフランスが先頭争いを繰り広げたが、男子選手を登用したオーストラリアが一気にパスし、1分半ものリードを築き上げる。ここで日本チームも村上功太郎(松山工業高等学校)を起用し5位までポジションを上げている。
すると2位でバトンを受け継いだスイスチームの女子世界王者ヨランダ・ネフがオーストラリアを猛追し、40秒差でアンカーを務める男子世界王者のニノ・シューターに交代。シューターは同時に走り出したマヌエル・フミック(ドイツ)を序盤で千切り、女子選手をアンカーに起用したオーストラリアを一蹴。圧倒的な走りを披露したシューターはリードを重ね、最後はペースを落とし自国ファンの歓声に応えるようにフィニッシュ。男女エリート世界王者を揃える最強チームが大会一つめのアルカンシエルを確保した。
また、日本チームは第4走の川口うらら(龍野高等学校/Sonic-Racing/SRAM)が14位で繋ぎ、小林あか里(松本蟻ケ崎高等学校/MTBクラブ安曇野)は19位でフィニッシュしている。
以下はJCFのレポートに掲載された鈴木雷太代表監督のコメント。
「昨年の結果は16位であったが、途中11位での順位を走行したこともあり、10位以内を目標にスタート。第一ライダーは山本幸平。スタートダッシュもばっちりと決まり、ヨーロッパの強豪が揃う中で先頭集団で走り、9位で第二ライダー平林安里に。トルクあふれる走りポジションをキープし、10位で第三ライダー村上功太郎へ。スタートから飛ばしていき一気にジャンプアップして5位まで浮上した。第四ライダー川口うららは、他国は女子エリートや女子U23を起用する国が多い中、上手くまとめて走ったが14位までポジションは下がってしまった。最終アンカーに小林あか里。難しいコースも直前までの試走で克服しきっちり走り切り19位でゴールとなった。
途中経過ではあるが一時は5位まで順位を上げることができたのは、高所循環合宿を行った結果と、日本ナショナルチームのレベルアップといえる。しかしカテゴリー違いで5名エントリーというXCRならではの国別競技力という意味において、今までで一番走力もありレベルアップを数字で表せたともいえるが、同時にレベルの底上げは今後より一層強化していく必要があると感じられる結果となった」。
MTB世界選手権2018 XCチームリレー
1位 | スイス | 1:00:00 |
2位 | ドイツ | +0:13 |
3位 | デンマーク | +0:34 |
4位 | イタリア | +1:02 |
5位 | フランス | +1:25 |
19位 | 日本 | +6:53 |
text:So.Isobe
photo:UCI
photo:UCI
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