2018/06/01(金) - 00:19
5月31日(木)三重県と和歌山県にまたがる熊野地区を舞台に開催されるステージレース「ツール・ド・熊野」が開幕。初日はプロローグのタイムトライアルが行われ、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が2年ぶりに優勝した。
選手宣誓する新城雄大(キナンサイクリングチーム) photo:Satoru Kato
雨の中、スタート台から30秒間隔でスタート ©️Tour de KUMANO
ツール・ド・熊野の初日はプロローグ。新宮市内の市田川沿いを往復する700mのコースを走るタイムトライアルだ。
朝から断続的に雨が降り続ける中、19チーム109人が30秒ごとにスタート。序盤22番目スタートの原田裕成(チームブリヂストンサイクリング )が53秒12を出して暫定トップ。雨の中タイムが伸びず、原田がしばらくホットシートに居座る。
スタート順が後半に入ると、横山航太(シマノレーシング)が52秒88を出してトップタイムを更新。その後トップタイム更新が続き、横山の次に走った岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が52秒67、さらに鈴木龍(チームブリヂストンサイクリング)が52秒42と塗り替えていく。
4位 秋田拓磨(シマノレーシング)51秒96 photo:Satoru Kato
3位 黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム)51秒96 photo:Satoru Kato
2位 ケイデン・グローヴス(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) photo:Satoru Kato
鈴木龍の次にスタートしたケイデン・グローヴス(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)が、51秒87を出して暫定トップに立つ。黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム)、秋田拓磨(シマノレーシング)らも51秒台を出すが、わずかにグローヴスのタイムを更新できない。
1位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)50秒78 photo:Satoru Kato
そして最後から6番目の104番目にスタートした阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が、グローヴスのタイムを1秒以上上回る50秒78を出してトップに立つと、その後にスタートした5人はタイムを更新出来ず。阿部が2年ぶりにツール・ド・熊野のプロローグを制した。
2年ぶりのリーダージャージを着た阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) ©️Tour de KUMANO
総合2位のケイデン・グローヴス(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)がU23賞 ©️Tour de KUMANO
「今日は2年前に出した自分の持ちタイムを更新することだけに集中していた」と言う阿部。2年前も今回と同じ雨の中のプロローグで、ウェット路面でのコースレコード51秒00を出した。その記録を塗り替えるだけでなく、ドライ路面での昨年大会トップタイム50秒95よりも速いタイムを出して見せた。
「実はここのコースは濡れていてもそれほど滑らない路面なんです。タイヤも長いこと使っているメーカーのものなので、コーナーも自信をもって攻めました。それは強みですね」
阿部は昨年7月に起こした肉離れが12月に再発。今年2月にも再発して調整が遅れていた。「やっと再発せずに走れるようになりましたが、ツアー・オブ・ジャパンのメンバーを外されてしまったので熊野に向けてトレーニングを重ねてきました。結果が出せてホッとしています」と、安堵の表情を見せた。
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ツール・ド・熊野の初日はプロローグ。新宮市内の市田川沿いを往復する700mのコースを走るタイムトライアルだ。
朝から断続的に雨が降り続ける中、19チーム109人が30秒ごとにスタート。序盤22番目スタートの原田裕成(チームブリヂストンサイクリング )が53秒12を出して暫定トップ。雨の中タイムが伸びず、原田がしばらくホットシートに居座る。
スタート順が後半に入ると、横山航太(シマノレーシング)が52秒88を出してトップタイムを更新。その後トップタイム更新が続き、横山の次に走った岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が52秒67、さらに鈴木龍(チームブリヂストンサイクリング)が52秒42と塗り替えていく。
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鈴木龍の次にスタートしたケイデン・グローヴス(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)が、51秒87を出して暫定トップに立つ。黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム)、秋田拓磨(シマノレーシング)らも51秒台を出すが、わずかにグローヴスのタイムを更新できない。
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そして最後から6番目の104番目にスタートした阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が、グローヴスのタイムを1秒以上上回る50秒78を出してトップに立つと、その後にスタートした5人はタイムを更新出来ず。阿部が2年ぶりにツール・ド・熊野のプロローグを制した。
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「今日は2年前に出した自分の持ちタイムを更新することだけに集中していた」と言う阿部。2年前も今回と同じ雨の中のプロローグで、ウェット路面でのコースレコード51秒00を出した。その記録を塗り替えるだけでなく、ドライ路面での昨年大会トップタイム50秒95よりも速いタイムを出して見せた。
「実はここのコースは濡れていてもそれほど滑らない路面なんです。タイヤも長いこと使っているメーカーのものなので、コーナーも自信をもって攻めました。それは強みですね」
阿部は昨年7月に起こした肉離れが12月に再発。今年2月にも再発して調整が遅れていた。「やっと再発せずに走れるようになりましたが、ツアー・オブ・ジャパンのメンバーを外されてしまったので熊野に向けてトレーニングを重ねてきました。結果が出せてホッとしています」と、安堵の表情を見せた。
ツール・ド・熊野2018プロローグ結果
1位 | 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) | 50'787 |
2位 | ケイデン・グローヴス(オーストラリア、セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム) | +1'092 |
3位 | 黒枝士揮(愛三工業レーシング) | +1'173 |
4位 | 秋田拓磨(シマノレーシング) | +1'180 |
5位 | 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) | +1'377 |
6位 | 大久保陣(チームブリヂストンサイクリング) | +1'422 |
7位 | 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) | +1'637 |
8位 | 岡本隼(愛三工業レーシング) | +1'883 |
9位 | 横山航太(シマノレーシング) | +2'094 |
10位 | 原田裕成(チームブリヂストンサイクリング) | +2'337 |
ポイント賞(プロローグ終了時)
1位 | 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) | 10p |
2位 | ケイデン・グローヴス(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) | 9p |
3位 | 黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム) | 8p |
チーム総合順位(プロローグ終了時)
1位 | 宇都宮ブリッツェン | 2分34秒 |
2位 | シマノレーシング | +2秒 |
3位 | 愛三工業レーシングチーム | +3秒 |
text&photo:Satoru Kato
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