ABUS GameChanger　モビスターが使用するロード向け最新エアロヘルメット

サイクリストの安心と安全を考えた製品ラインナップを揃えるABUSより、モビスターと共同開発した新作のエアロヘルメット「GameChanger」が登場。空力性能を追求した独自のシェルデザインを採用し、あらゆるポジションでも高いエアロダイナミクスを発揮するプロユースのハイエンドモデルだ。

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ABUS GameChanger（ユーロバイク2017にて撮影） photo:Makoto.AYANO
1924年創業、老舗のセキュリティメーカーとしてU字・チェーン・ケーブル各種ロックを取り揃えるジャーマンブランドがABUSだ。サイクリストの安全を考え、アーバンライド向けのヘルメットも展開してきたが、2018モデルでは満を持してロード用のハイパフォーマンスヘルメットも国内ラインアップに追加されている。

その中でもUCIワールドチームのモビスターと共同開発し、実際にレースでもプロ選手が着用しているハイエンドモデルが「GameChanger」である。風洞実験と実走テストを重ねて開発されており、モビスターの選手28名ものフィードバックを反映することで最高のパフォーマンスを目指したエアロヘルメットに仕上がっている。

フロントビュー　滑らかな流線形のセミエアロなルックスに仕上がる (c)ABUSバックビュー　大口のベンチレーションホールが特徴的なデザイン (c)ABUS

シェルの形状は昨今トレンドのセミエアロなタイプで、空気の流れと通気性に配慮した滑らかな流線形のデザインが採用される。「マルチポジションデザイン」と名付けられたシェル形状は、頭部の角度に関係なくあらゆる条件で前方投影面積を削減するよう設計されており、いかなる姿勢や風向きでも最適なエアロダイナミクスを発揮するのだという。

同じく空気抵抗削減のためヘルメットを固定するストラップにも工夫を施す。独自の「フローストラップ」は、風によるバタつきを抑えるため耳周りの調整バックルを無くし、サイドにしっかりとフィットする作りとすることで空力性能を強化。加えて走行中の音鳴りも防ぎ、肌当たりも優しくする効果も狙っている。

マルチポジションデザインによってあらゆる頭部の角度でも高いエアロ効果を発揮 (c)ダイアテック
リアサイドにもアイウェアを保持するドックを配する (c)ABUS頭頂部にも開口部を設け、頭を下げたポジションでも通気性を確保 (c)ABUS効率的に空気を取り込むエアロフィンのような造形 (c)ABUS

エアロヘルメットらしく開口部は少なめで、整流効果を高めつつ効果的に配置したベンチレーションホールによって通気性にも配慮。「FORCED AIR COOLINGシステム」によって、ヘルメットの前部・上部から取り込まれた空気は内側の溝を通って頭部を冷却し、そのまま後方に大きく空いたホールから抜けていくよう風の流れを考えたデザインとなっている。

帽体はEPSフォームにポリカーボネートシェルを合わせたマルチインモールドシェル構造で、高い衝撃吸収性を備え万が一の時の安全性を十分に確保している。EPSフォーム内部には構造強化のために芯材を挿入しており、転倒時もシェルが飛び散らずに衝撃を分散してくれる。

GameChangerを着用しレースを走るアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） (c)CorVos
「ZOOM ACE」フィッティングシステムは一般的なダイヤル式を採用しており、片手で細かなフィット感の調整が可能になっているほか、女性のポニーテールも外に出せるユニセックスな設計でもある。後頭部をしっかりサポートする形状で、上下位置も調整できる。またヘルメット前後にはアイウェアを保持するドックも設けられており、細部まで利便性を追求したハイエンドモデルに相応しい作りとなっている。

カラーはシンプルなブラック、ホワイトとともにモビスターのチームカラーモデルも展開。サイズはM、Lの2種類でそれぞれ重量は270g、290gというスペックだ。価格は26,400円（税抜）で、取り扱いはダイアテック。

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ABUS GameChanger
カラー：MOVISTAR TEAM、VELVET BLACK、POLAR WHITE
サイズ：M（52～58cm）、L（58～62cm）
重量：270g（M）、290g（L）
価格：26,400円（税抜）