2010/02/15(月) - 20:59
ツール・ド・フランスと同じA.S.O.(アモリー・スポーツ・オルガニザシオン)が主催する第1回ツアー・オブ・オマーン(UCI2.1)が中東の国オマーンで開幕。初日はナイトクリテリウムが行なわれ、ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン)がステージ優勝を飾った。
ツアー・オブ・カタール閉幕の2日後、オマーンの首都マスカットで第1回ツアー・オブ・オマーンが開幕した。レースを主催するのはツールと同じ同じA.S.O.で、さながらカタールの兄弟レースだ。
出場するのは16チーム(プロツアー10チーム)・8名ずつ。ツアー・オブ・カタールから連戦する選手も多く、カタール総合優勝のワウテル・モル(オランダ、ヴァカンソレイユ)やステージ2勝のトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)も顔を揃えた。
砂漠ばかりのカタールとは異なり、オマーンには山岳ステージも登場する。初日の第1ステージは、首都マスカットを舞台にした61kmのクリテリウム。1周4kmの周回コースを16周する。
レースが行なわれたのは日没後。選手たちが暗いコースの危険性を訴えたため、レース主催者は中間スプリントにおけるボーナスタイムを無効とした。
レースはウィルフリード・クレツケンス(ベルギー、オメガファーマ・ロット)ら3名のアタックで幕開け、アレッサンドロ・バッラン(イタリア、BMCレーシングチーム)らが追いついて6名が先行。この逃げグループは40秒のリードを得たが、やがて9周目で吸収された。
続いてマルコ・ピノッティ(イタリア、チームHTC・コロンビア)ら4名が逃げグループを形成したものの、ゴールまで2周回を残してスプリンターチームがコントロールするメイン集団に吸収されてしまう。
最後はチームスカイ主導のゴールスプリント勝負に持ち込まれ、エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)の後方からスプリントを開始したカスペールが勝利。フランスのプロコンチネンタルチームに所属するフランス人カスペールが、初代リーダージャージ着用者となった。
ステージ2位のボアッソンは新人賞ジャージを獲得。序盤の逃げに乗ったバッランが敢闘賞ジャージを獲得している。レースは2月19日まで、全6ステージで開催される。
レース展開はレース公式サイトより。
ツアー・オブ・オマーン2010第1ステージ結果
1位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) 1h22'22"
2位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)
3位 ケニー・デハース(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
4位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・トランジションズ)
5位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、リクイガス)
6位 ミカエル・ファンスタイエン(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
7位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
8位 ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、チームHTC・コロンビア)
9位 アンドレアス・スタウフ(ドイツ、クイックステップ)
10位 ルーカスセバスティアン・アエド(アルゼンチン、サクソバンク)
個人総合成績
1位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) 1h22'12"
2位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ) +04"
3位 ケニー・デハース(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +06"
4位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・トランジションズ) +10"
5位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、リクイガス)
6位 ミカエル・ファンスタイエン(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
7位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
8位 ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、チームHTC・コロンビア)
9位 アンドレアス・スタウフ(ドイツ、クイックステップ)
10位 ルーカスセバスティアン・アエド(アルゼンチン、サクソバンク)
ポイント賞
ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン)
新人賞
エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)
チーム総合成績
トップスポート・フラーンデレン
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O.
ツアー・オブ・カタール閉幕の2日後、オマーンの首都マスカットで第1回ツアー・オブ・オマーンが開幕した。レースを主催するのはツールと同じ同じA.S.O.で、さながらカタールの兄弟レースだ。
出場するのは16チーム(プロツアー10チーム)・8名ずつ。ツアー・オブ・カタールから連戦する選手も多く、カタール総合優勝のワウテル・モル(オランダ、ヴァカンソレイユ)やステージ2勝のトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)も顔を揃えた。
砂漠ばかりのカタールとは異なり、オマーンには山岳ステージも登場する。初日の第1ステージは、首都マスカットを舞台にした61kmのクリテリウム。1周4kmの周回コースを16周する。
レースが行なわれたのは日没後。選手たちが暗いコースの危険性を訴えたため、レース主催者は中間スプリントにおけるボーナスタイムを無効とした。
レースはウィルフリード・クレツケンス(ベルギー、オメガファーマ・ロット)ら3名のアタックで幕開け、アレッサンドロ・バッラン(イタリア、BMCレーシングチーム)らが追いついて6名が先行。この逃げグループは40秒のリードを得たが、やがて9周目で吸収された。
続いてマルコ・ピノッティ(イタリア、チームHTC・コロンビア)ら4名が逃げグループを形成したものの、ゴールまで2周回を残してスプリンターチームがコントロールするメイン集団に吸収されてしまう。
最後はチームスカイ主導のゴールスプリント勝負に持ち込まれ、エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)の後方からスプリントを開始したカスペールが勝利。フランスのプロコンチネンタルチームに所属するフランス人カスペールが、初代リーダージャージ着用者となった。
ステージ2位のボアッソンは新人賞ジャージを獲得。序盤の逃げに乗ったバッランが敢闘賞ジャージを獲得している。レースは2月19日まで、全6ステージで開催される。
レース展開はレース公式サイトより。
ツアー・オブ・オマーン2010第1ステージ結果
1位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) 1h22'22"
2位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)
3位 ケニー・デハース(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
4位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・トランジションズ)
5位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、リクイガス)
6位 ミカエル・ファンスタイエン(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
7位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
8位 ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、チームHTC・コロンビア)
9位 アンドレアス・スタウフ(ドイツ、クイックステップ)
10位 ルーカスセバスティアン・アエド(アルゼンチン、サクソバンク)
個人総合成績
1位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン) 1h22'12"
2位 エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ) +04"
3位 ケニー・デハース(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +06"
4位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・トランジションズ) +10"
5位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、リクイガス)
6位 ミカエル・ファンスタイエン(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
7位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、カチューシャ)
8位 ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、チームHTC・コロンビア)
9位 アンドレアス・スタウフ(ドイツ、クイックステップ)
10位 ルーカスセバスティアン・アエド(アルゼンチン、サクソバンク)
ポイント賞
ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン)
新人賞
エドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー、チームスカイ)
チーム総合成績
トップスポート・フラーンデレン
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O.
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