2018/02/23(金) - 20:44
Jプロツアーの2018年シーズンが、2月24日と25日の「JBCFおきなわサイクルロードレース」で開幕する。今シーズンの展望とみどころ、2019年に予定されているJプロツアー新規定について改めて触れる。
2018年Jプロツアー開幕戦の舞台となる沖縄県の金武ダム Photo:Satoru Kato
Jプロツアーの開幕戦であり、国内ロードレースの開幕戦ともなる「JBCFおきなわサイクルロードレース」が、2月24日と25日の2日間に渡り、沖縄県金武町で開催される。例年よりも半月ほど早い開幕は、2月でも気温が20℃を越える沖縄での開催ならではだ。
昨年末に発表されている通り、2018年シーズンのJプロツアーは全22戦で行われる。初開催地は沖縄の他に7月の広島市でのクリテリウムが予定されているほか、3月には日本サイクルスポーツセンターで4年ぶりにJプロツアーが開催される。9月には渡良瀬遊水地でタイムトライアルチャンピオンシップが開催され、チームタイムトライアルと個人タイムトライアルが行われる。最終戦は10月の新潟県南魚沼市で行われる経済産業大臣旗ロードレース。後述するが、ここでは初の試みとしてE1クラスタチームとの入れ替え戦も行われる。
マトリックスパワータグの優位は今年も続くか photo:Satoru Kato
今年からJプロツアーに昇格する弱虫ペダルサイクリングチーム photo:Satoru Kato
今シーズンのJプロツアーチームは、今年から新たに昇格する弱虫ペダルサイクリングチームとEQADSの2チームを加えた21チーム。
昨年個人総合優勝とチーム総合優勝の2冠を達成したマトリックスパワータグは、吉田隼人が抜けたものの主要メンバーに大きな変更はなく、今年も優位は変わらないだろう。残念ながら沖縄での開幕2連戦には出場しないが、それは王者の余裕とも言えるだろうか。若手選手の成長が著しい宇都宮ブリッツェンやシマノレーシング、LEOMOベルマーレなどが、どのように対抗していくのかが注目される。
雨澤毅明をはじめ若手選手の活躍が期待される宇都宮ブリッツェン photo:Satoru Kato
シマノレーシングは昨年の全日本3位に入った木村圭佑が新たにキャプテンとしてチームを率いる photo:So.Isobe
2019年のJプロツアーに向けて
また、今シーズンは2019年から新たに実施されるJプロツアー加盟規定に向けての準備期間の年でもある。
最終戦の経済産業大臣旗ロードレースは上位15チームにより行われる photo:Satoru Kato2019年のJプロツアーは最大20チームとなり、最終戦前の第21戦終了時にチームランキングの上位15チームは残留が確定する。16位以下のチームについては、E1クラスタのチームランキング上位5チームとの入れ替え戦により決定する。
ただし、2019年にJプロツアーチームとして登録するには、選手の報酬や運営会社の設立など、チーム運営についての規定を満たす必要がある。2019年のJプロツアー登録資格を得たチームであっても、規定を満たせないチームは登録されない。それにより2019年シーズンのJプロツアーチーム数が20に満たない場合でもシリーズは行われる。
J SPORTSで全戦をダイジェスト放送
Jプロツアーのダイジェスト放送がJ SPORTSで全戦放送されることが決まった。海外レースの中継の中に盛り込む形で放送される。おきなわロードレースの模様は、3月4日のパリ〜ニース第1ステージの中継内での放送が予定されている。その他放送予定については下記リンクからご参照いただきたい。
text&photo:Satoru Kato
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Jプロツアーの開幕戦であり、国内ロードレースの開幕戦ともなる「JBCFおきなわサイクルロードレース」が、2月24日と25日の2日間に渡り、沖縄県金武町で開催される。例年よりも半月ほど早い開幕は、2月でも気温が20℃を越える沖縄での開催ならではだ。
昨年末に発表されている通り、2018年シーズンのJプロツアーは全22戦で行われる。初開催地は沖縄の他に7月の広島市でのクリテリウムが予定されているほか、3月には日本サイクルスポーツセンターで4年ぶりにJプロツアーが開催される。9月には渡良瀬遊水地でタイムトライアルチャンピオンシップが開催され、チームタイムトライアルと個人タイムトライアルが行われる。最終戦は10月の新潟県南魚沼市で行われる経済産業大臣旗ロードレース。後述するが、ここでは初の試みとしてE1クラスタチームとの入れ替え戦も行われる。
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今シーズンのJプロツアーチームは、今年から新たに昇格する弱虫ペダルサイクリングチームとEQADSの2チームを加えた21チーム。
昨年個人総合優勝とチーム総合優勝の2冠を達成したマトリックスパワータグは、吉田隼人が抜けたものの主要メンバーに大きな変更はなく、今年も優位は変わらないだろう。残念ながら沖縄での開幕2連戦には出場しないが、それは王者の余裕とも言えるだろうか。若手選手の成長が著しい宇都宮ブリッツェンやシマノレーシング、LEOMOベルマーレなどが、どのように対抗していくのかが注目される。
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2019年のJプロツアーに向けて
また、今シーズンは2019年から新たに実施されるJプロツアー加盟規定に向けての準備期間の年でもある。
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ただし、2019年にJプロツアーチームとして登録するには、選手の報酬や運営会社の設立など、チーム運営についての規定を満たす必要がある。2019年のJプロツアー登録資格を得たチームであっても、規定を満たせないチームは登録されない。それにより2019年シーズンのJプロツアーチーム数が20に満たない場合でもシリーズは行われる。
J SPORTSで全戦をダイジェスト放送
Jプロツアーのダイジェスト放送がJ SPORTSで全戦放送されることが決まった。海外レースの中継の中に盛り込む形で放送される。おきなわロードレースの模様は、3月4日のパリ〜ニース第1ステージの中継内での放送が予定されている。その他放送予定については下記リンクからご参照いただきたい。
text&photo:Satoru Kato
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