2017/12/12(火) - 11:59
12月8日(金)から12月10日(日)までチリ・サンティアゴで行われたUCIトラックワールドカップ第4戦にて男子ケイリンで脇本雄太が、女子オムニアムで梶原悠未が金メダルを獲得。その他3種目でもメダルラッシュが続き、日本選手団は計5つのメダルを獲得している。
金メダル2個を含む計5個のメダル獲得を果たした今回のUCIトラックワールドカップ第4戦 (c)JCF
チリの首都、サンティアゴで行われたUCIトラックワールドカップ第4戦にて日本選手団が金メダル2つを含む計5つのメダルを獲得。脇本雄太(JPCU福井)が金メダルを獲得した男子ケイリンでは2003年のメキシコ・アグアスカリエンテス大会ぶりの勝利となり、梶原悠未(筑波大学)が出場した女子オムニアムでは第3戦となるカナダ・ミルトン大会に引き続きの金メダル獲得と日本トラック競技選手団のメダルラッシュとなった。
9日(土)に行われた男子チームパーシュート予選では一丸尚伍(ブリヂストンアンカー)、近谷涼(ブリヂストンアンカー)、今村駿介(中央大学)、沢田桂太郎(日本大学)の4名が出場。日本チームは予選を3位で通過し、翌10日(日)に行われた決勝1回戦で予選2位のアメリカと対戦し4秒ほどの差をキープしながらフィニッシュ。3分59秒071の日本記録を樹立し、銀メダルを確定。決勝戦ではニュージーランドに敗れてしまったものの、同種目初のメダルを日本にもたらした。
男子チームパーシュート 日本記録となる3分59秒071のタイムを叩き出した (c)JCF
チームパシュートで銀メダルを獲得した一丸、近谷、今村、沢田の4選手 (c)JCF
女子チームパーシュート 3位決定戦を逆転で勝利した日本チーム (c)JCF
2度目の銅メダル獲得となった中村、鈴木、古山、橋本 (c)JCF
女子チームパーシュートは中村妃智(日本写真判定)、鈴木奈央(JPCU静岡)、古山稀絵(日本体育大学)、橋本優弥(鹿屋体育大学)、梶原悠未(筑波大学)が出場。決勝は9日(土)に行われ、日本チームは予選の結果、1回戦でイタリアと対戦。3秒ほどのタイム差で破れてしまうものの、銅メダルをかけた3位決定戦で中国と対決。序盤こそリードを許したが、隊列を崩した中国チームに対し最後の2周で逆転し、そのまま5秒差をつけて日本が勝利。今年11月にイギリス・マンチェスターで行われたUCIトラックワールドカップ第2戦ぶり、2度目の銅メダル獲得となった。
男子オムニアムでは橋本英也(日本競輪学校)が日本人同種目初となるメダルを獲得。 オムニアムは4種目のレースのポイントを合算して勝敗が決する種目だが、橋本は第1種目から第3種目となるスクラッチ、テンポレース、エリミネーションを全て2位で通過。メダルの色がかかった最終種目、ポイントレースではダニエル・ハロウェー(アメリカ)と激しいポイント争いを繰り広げたものの、終盤にハロウェーの先行を許す形となってしまい結果2位でフィニッシュ。それでも銀メダル獲得という快挙を成し遂げた。
男子オムニアム 各種目でコンスタントに上位通過を果たした橋本英也(日本競輪学校) (c)JCF
銀メダルを手にした橋本英也(日本競輪学校) 男子オムニアムでのメダル獲得は日本人初となる快挙だ (c)JCF
女子オムニアム 同種目で安定した強さを見せる梶原悠未(筑波大学) (c)JCF
2大会連続金メダルを獲得した梶原悠未(筑波大学) (c)JCF
全14名の出走となった女子オムニアムでは、前回大会となるカナダ・ミルトンで日本人女子初の女子オムニアム金メダルをもたらした梶原悠未(筑波大学)が引き続き出場。1種目目のスクラッチこそウクライナと中国の選手の逃げを許してしまい4位となったものの、第2、第3種目となるテンポレース、エリミネーションを1位でフィニッシュ。最終種目となるポイントレースでもスプリント周回で着実にポイントを加算し、2大会連続2回目の金メダル獲得を果たした。
日本発祥のトラック種目、男子ケイリンでは脇本雄太(JPCU福井)、深谷知広(JPCU愛知)、渡邉一成(JPCU福島)の3名が出場。予選と2回戦を1位通過した脇本と、敗者復活戦から2回戦へ駒を進め3着でゴールした渡邉の2名が決勝に進出。世界王者やオリンピックメダリストがひしめく中、残り1周で加速した脇本が前3人をパスして先頭に出ると、そのまま加速し続けフィニッシュ。2003年に行われたメキシコ・アグアスカリエンテス大会以来14年ぶりとなる男子ケイリン金メダルを日本にもたらしている。
男子ケイリン 最終周でまくり上げて優勝した脇本雄太(JPCU福井) (c)JCF
同種目14年ぶりとなる金メダルをもたらした脇本。アジアチャンピオンジャージに身を包む (c)JCF
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チリの首都、サンティアゴで行われたUCIトラックワールドカップ第4戦にて日本選手団が金メダル2つを含む計5つのメダルを獲得。脇本雄太(JPCU福井)が金メダルを獲得した男子ケイリンでは2003年のメキシコ・アグアスカリエンテス大会ぶりの勝利となり、梶原悠未(筑波大学)が出場した女子オムニアムでは第3戦となるカナダ・ミルトン大会に引き続きの金メダル獲得と日本トラック競技選手団のメダルラッシュとなった。
9日(土)に行われた男子チームパーシュート予選では一丸尚伍(ブリヂストンアンカー)、近谷涼(ブリヂストンアンカー)、今村駿介(中央大学)、沢田桂太郎(日本大学)の4名が出場。日本チームは予選を3位で通過し、翌10日(日)に行われた決勝1回戦で予選2位のアメリカと対戦し4秒ほどの差をキープしながらフィニッシュ。3分59秒071の日本記録を樹立し、銀メダルを確定。決勝戦ではニュージーランドに敗れてしまったものの、同種目初のメダルを日本にもたらした。
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女子チームパーシュートは中村妃智(日本写真判定)、鈴木奈央(JPCU静岡)、古山稀絵(日本体育大学)、橋本優弥(鹿屋体育大学)、梶原悠未(筑波大学)が出場。決勝は9日(土)に行われ、日本チームは予選の結果、1回戦でイタリアと対戦。3秒ほどのタイム差で破れてしまうものの、銅メダルをかけた3位決定戦で中国と対決。序盤こそリードを許したが、隊列を崩した中国チームに対し最後の2周で逆転し、そのまま5秒差をつけて日本が勝利。今年11月にイギリス・マンチェスターで行われたUCIトラックワールドカップ第2戦ぶり、2度目の銅メダル獲得となった。
男子オムニアムでは橋本英也(日本競輪学校)が日本人同種目初となるメダルを獲得。 オムニアムは4種目のレースのポイントを合算して勝敗が決する種目だが、橋本は第1種目から第3種目となるスクラッチ、テンポレース、エリミネーションを全て2位で通過。メダルの色がかかった最終種目、ポイントレースではダニエル・ハロウェー(アメリカ)と激しいポイント争いを繰り広げたものの、終盤にハロウェーの先行を許す形となってしまい結果2位でフィニッシュ。それでも銀メダル獲得という快挙を成し遂げた。
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全14名の出走となった女子オムニアムでは、前回大会となるカナダ・ミルトンで日本人女子初の女子オムニアム金メダルをもたらした梶原悠未(筑波大学)が引き続き出場。1種目目のスクラッチこそウクライナと中国の選手の逃げを許してしまい4位となったものの、第2、第3種目となるテンポレース、エリミネーションを1位でフィニッシュ。最終種目となるポイントレースでもスプリント周回で着実にポイントを加算し、2大会連続2回目の金メダル獲得を果たした。
日本発祥のトラック種目、男子ケイリンでは脇本雄太(JPCU福井)、深谷知広(JPCU愛知)、渡邉一成(JPCU福島)の3名が出場。予選と2回戦を1位通過した脇本と、敗者復活戦から2回戦へ駒を進め3着でゴールした渡邉の2名が決勝に進出。世界王者やオリンピックメダリストがひしめく中、残り1周で加速した脇本が前3人をパスして先頭に出ると、そのまま加速し続けフィニッシュ。2003年に行われたメキシコ・アグアスカリエンテス大会以来14年ぶりとなる男子ケイリン金メダルを日本にもたらしている。
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男子チームパーシュート決勝結果
1位 | ニュージーランド | 3:54.618 |
2位 | 日本 | 4:02.740 |
3位 | アメリカ | 4:04.163 |
女子チームパーシュート決勝結果
1位 | ニュージーランド | 4:17.804 |
2位 | イタリア | 4:19.415 |
3位 | 日本 | 4:28.615 |
男子オムニアム結果
1位 | HOLLOWAY Daniel(アメリカ) | 146pt |
2位 | 橋本英也 | 143pt |
3位 | GLADYSH Roman(ウクライナ) | 128pt |
女子オムニアム結果
1位 | 梶原悠未 | 129pt |
2位 | BALSAMO Elisa(イタリア) | 128pt |
3位 | KLIMCHENKO Tetyana(ウクライナ) | 119pt |
男子ケイリン決勝結果
1位 | 脇本雄太 | |
2位 | VYNOKUROV Andrii(ウクライナ) | +0.256 |
3位 | KELEMEN Pavel(チェコ) | +0.400 |
4位 | 渡邉一成 | +0.442 |