2017/11/17(金) - 11:57
現在NIPPOヴィーニファンティーニのキャプテンを務めるダミアーノ・クネゴ(イタリア)が、来年のジロ・デ・イタリアをもって引退する意志を発表した。チームがジロ出場権を得るか否かにも注目が集まっている。
クネゴが引退を語ったのは、イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙が11月16日付けで掲載したインタビュー記事において。その中でクネゴは、22歳の若さで制したジロ・デ・イタリアの2018年大会を最終レースにしたいと語っている。
「ジロ・デ・イタリアは僕を世に知らしめ、僕が2004年に総合優勝し、僕を幸せにしてきたレース。来年もう一度参加して、走りきった後にレースの舞台から去りたいと思う」とクネゴは言う。「時の経過と共にロード競技のレベルが上がり、自分にはもう競争心が無くなっていることに気づいた。つまり、引退の時が近づいている。キャリア最後の仕上げとして、全ての出発点となったジロをもう一度走りたい」。
1981年9月19日生まれの36歳。「ピッコロ・プリンチペ(小さな王子)」のニックネームで親しまれてきたクネゴ。ジロ制覇を皮切りにロンバルディアで3度優勝し、アムステル・ゴールドレースで1勝、2006年ツール・ド・フランス新人賞。ジャパンカップでも2度優勝するなど日本での知名度も高く、NIPPOヴィーニファンティーニへと移籍してからはキャプテンを務めてきた。最近ではマルコ・カノラ(イタリア)のジャパンカップ制覇をアシストし、7月のツアー・オブ・チンハイレイク第6ステージで2013年以来となる勝利を挙げていた。
しかしクネゴがジロを走るためには、所属チームのNIPPOヴィーニファンティーニがワイルドカードでの出場権を得ることがマスト。出場チームは1月初旬発表予定だが、自国開幕を誘致したイスラエル・サイクリングアカデミーと、イタリア国内のヨーロッパツアーのHC及び1クラスレースの成績で競われる「コッパ・イタリア」を制したアンドローニ・シデルメク・ボッテキアが実質的に出場権を手堅くしており、残る2枠を多数のチームが争っている状況。NIPPOヴィーニファンティーニが2年ぶりのジロ出場を射止めるか否かに、クネゴの引退プロセスが大きく左右されそうだ。
text:So.Isobe
クネゴが引退を語ったのは、イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙が11月16日付けで掲載したインタビュー記事において。その中でクネゴは、22歳の若さで制したジロ・デ・イタリアの2018年大会を最終レースにしたいと語っている。
「ジロ・デ・イタリアは僕を世に知らしめ、僕が2004年に総合優勝し、僕を幸せにしてきたレース。来年もう一度参加して、走りきった後にレースの舞台から去りたいと思う」とクネゴは言う。「時の経過と共にロード競技のレベルが上がり、自分にはもう競争心が無くなっていることに気づいた。つまり、引退の時が近づいている。キャリア最後の仕上げとして、全ての出発点となったジロをもう一度走りたい」。
1981年9月19日生まれの36歳。「ピッコロ・プリンチペ(小さな王子)」のニックネームで親しまれてきたクネゴ。ジロ制覇を皮切りにロンバルディアで3度優勝し、アムステル・ゴールドレースで1勝、2006年ツール・ド・フランス新人賞。ジャパンカップでも2度優勝するなど日本での知名度も高く、NIPPOヴィーニファンティーニへと移籍してからはキャプテンを務めてきた。最近ではマルコ・カノラ(イタリア)のジャパンカップ制覇をアシストし、7月のツアー・オブ・チンハイレイク第6ステージで2013年以来となる勝利を挙げていた。
しかしクネゴがジロを走るためには、所属チームのNIPPOヴィーニファンティーニがワイルドカードでの出場権を得ることがマスト。出場チームは1月初旬発表予定だが、自国開幕を誘致したイスラエル・サイクリングアカデミーと、イタリア国内のヨーロッパツアーのHC及び1クラスレースの成績で競われる「コッパ・イタリア」を制したアンドローニ・シデルメク・ボッテキアが実質的に出場権を手堅くしており、残る2枠を多数のチームが争っている状況。NIPPOヴィーニファンティーニが2年ぶりのジロ出場を射止めるか否かに、クネゴの引退プロセスが大きく左右されそうだ。
text:So.Isobe