2017/10/21(土) - 21:06
古賀志林道を舞台にしたジャパンカップの第1プログラムはオープニング・フリーラン。憧れのプロ選手と一般サイクリストが一緒に走れる交流ライドだ。台風の影響が心配される雨のなか、楽しげな笑顔が弾けた。
昨夜のチームプレゼンテーションで幕が開けたジャパンカップサイクルロードレース。朝9時に森林公園をスタートするのが毎年恒例のオープニング・フリーランだ。上空は厚い雲に覆われ、
天気予報はこの時間帯にかなりの大雨が降ると伝えていた。
幸いなのは気温がそれほど冷え込まないこと。そして荒れるとの予報に反して雨の降りは少なく、予想に反して軽い雨のなか9時のスタートを迎えた。
オープニング・フリーランでは、ジャパンカップサイクルロードレースの森林公園周回コース1周(10.3km)する。ところで今年のフリーランはスタート時の集まりが少々悪かった。スタートまで10分を切っても、トレック・セガフレード、BMCのレーシング、ロットNLユンボ、キャノンデール・ドラパックの4つのワールドツアーチーム、NIPPOヴィーニファンティーニ、アタッキ・チームグスト、ノボ ノルディスクらのプロコンチネンタルコンチームの姿がスタートに見当たらなかった。
しかしホームストレート脇のブース展示エリアを訪ねると、実は居るわ居るわ...。チームのスポンサーをするメーカーテントに、選手たちは留まっていた。雨に濡れるを避けつつも、ブースでサイン会をしたり、ファンと一緒に撮る記念撮影のサービスに追われていたようだ。
5分前になってぞくぞくと選手たちがスタートに向い。並んだ。トレック・セガフレードの選手の中にはアルベルト・コンタドールは居ない。が、トレックブースを訪れればサインにせっせと応じるコンタドールの姿。欧州のレースでも常にそばに居るハシントさんが付き人となって傘を差している。
フリーランのほうはスタートしていった。走りはしないがファンサービスに一生懸命のコンタドール。日本のファンの歓迎ぶりが嬉しいと昨日話していたことに応えるようにせっせとサインをこなす。その姿をまじまじと見つめて「コンタドールって顔小さっ」と本音の感想を漏らすファンも(そのとおり、コンタドールは驚くほど小顔である)。
古賀志林道の登りでは運が良ければ選手たちにプッシュしてもらえる。そして今回元気が良かったのは昨年も走ったというキッズ2人。ふたりとも昨年も走っていたが、今年は先頭グループで帰ってきて、プロ選手たちとゴールスプリント! クーン・デコルト(トレック・セガフレード)やブラム・ヴェルテン(BMCレーシング)はキッズライダーと競り合いながらもゴール前では負け、花を持たせてくれるのが嬉しい。
雨は幸い小雨のまま1周のフリーランを終えた。田野町交差点から直接ホテルに帰ってしまう
チームも中にはいるものの、多くの選手たちがフィニッシュ地点まで走ってくれ、またブースエリアでサインに応じてくれたりして、ファンたちとの交流を大いに楽しんだようだ。
ある選手はこんなことを言っていた。「欧州のレースだと何かちょうだいって言われるんだけど、ジャパンカップはファンたちがプレゼントをくれるんだ。こんな国、他にないよ。本当に嬉しい」。選手たちもそんな気持ちからのファンサービスのようだ。
選手たちはファンサービスを終えると、クリテリウムの準備のために宇都宮市街へと戻っていった。少し肌寒かったものの、フリーランは今年も心が暖かくなるライドイベントだった。
photo:Yoshiyuki.Ugajin
photo&text:Makoto.AYANO
昨夜のチームプレゼンテーションで幕が開けたジャパンカップサイクルロードレース。朝9時に森林公園をスタートするのが毎年恒例のオープニング・フリーランだ。上空は厚い雲に覆われ、
天気予報はこの時間帯にかなりの大雨が降ると伝えていた。
幸いなのは気温がそれほど冷え込まないこと。そして荒れるとの予報に反して雨の降りは少なく、予想に反して軽い雨のなか9時のスタートを迎えた。
オープニング・フリーランでは、ジャパンカップサイクルロードレースの森林公園周回コース1周(10.3km)する。ところで今年のフリーランはスタート時の集まりが少々悪かった。スタートまで10分を切っても、トレック・セガフレード、BMCのレーシング、ロットNLユンボ、キャノンデール・ドラパックの4つのワールドツアーチーム、NIPPOヴィーニファンティーニ、アタッキ・チームグスト、ノボ ノルディスクらのプロコンチネンタルコンチームの姿がスタートに見当たらなかった。
しかしホームストレート脇のブース展示エリアを訪ねると、実は居るわ居るわ...。チームのスポンサーをするメーカーテントに、選手たちは留まっていた。雨に濡れるを避けつつも、ブースでサイン会をしたり、ファンと一緒に撮る記念撮影のサービスに追われていたようだ。
5分前になってぞくぞくと選手たちがスタートに向い。並んだ。トレック・セガフレードの選手の中にはアルベルト・コンタドールは居ない。が、トレックブースを訪れればサインにせっせと応じるコンタドールの姿。欧州のレースでも常にそばに居るハシントさんが付き人となって傘を差している。
フリーランのほうはスタートしていった。走りはしないがファンサービスに一生懸命のコンタドール。日本のファンの歓迎ぶりが嬉しいと昨日話していたことに応えるようにせっせとサインをこなす。その姿をまじまじと見つめて「コンタドールって顔小さっ」と本音の感想を漏らすファンも(そのとおり、コンタドールは驚くほど小顔である)。
古賀志林道の登りでは運が良ければ選手たちにプッシュしてもらえる。そして今回元気が良かったのは昨年も走ったというキッズ2人。ふたりとも昨年も走っていたが、今年は先頭グループで帰ってきて、プロ選手たちとゴールスプリント! クーン・デコルト(トレック・セガフレード)やブラム・ヴェルテン(BMCレーシング)はキッズライダーと競り合いながらもゴール前では負け、花を持たせてくれるのが嬉しい。
雨は幸い小雨のまま1周のフリーランを終えた。田野町交差点から直接ホテルに帰ってしまう
チームも中にはいるものの、多くの選手たちがフィニッシュ地点まで走ってくれ、またブースエリアでサインに応じてくれたりして、ファンたちとの交流を大いに楽しんだようだ。
ある選手はこんなことを言っていた。「欧州のレースだと何かちょうだいって言われるんだけど、ジャパンカップはファンたちがプレゼントをくれるんだ。こんな国、他にないよ。本当に嬉しい」。選手たちもそんな気持ちからのファンサービスのようだ。
選手たちはファンサービスを終えると、クリテリウムの準備のために宇都宮市街へと戻っていった。少し肌寒かったものの、フリーランは今年も心が暖かくなるライドイベントだった。
photo:Yoshiyuki.Ugajin
photo&text:Makoto.AYANO
Amazon.co.jp