2017/10/12(木) - 09:53
再び集団スプリントに持ち込まれたツアー・オブ・ターキー第2ステージ。トレック・セガフレードに主導権を奪われながらも抜群の加速力で先頭に立ったリーダージャージのサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)が連勝を飾った。
ツアー・オブ・ターキーは引き続きトルコ南部の海岸線を西に向かう。第2ステージはクムリカから風光明媚な海岸線や内陸の山岳地帯を経てフェトヒイェに至る205km。獲得標高差は2,000mを超えるが、再びスプリンター向きのコースが用意された。
ミルコ・マエストリ(イタリア、バルディアーニCSF)とムリーロ・アフォンソ(ブラジル、ソールブラジル)、オヌール・バルカン(トルコ、トルコナショナルチーム)による3名逃げがレース序盤に形成されるとメイン集団はスローダウン。この日は全般的にゆったりとした展開を見せたため、33.969km/hというスローな平均スピードを記録している(初日の平均スピードは44.653km/h)。
直前のイル・ロンバルディアで10位に入ったセルゲイ・チェルネトスキー(ロシア、アスタナ)は落車による脳震盪の影響でリタイアを余儀なくされている。トレック・セガフレード、ボーラ・ハンスグローエ、アスタナ、ガスプロム・ルスヴェロが先頭を陣取るメイン集団は逃げ続けるマエストリとアフォンソを残り12kmで吸収した。
この日もトレック・セガフレードのリードアウトの一員を担った別府史之は残り7kmから4kmまでほぼ先頭固定でハイスピード牽引。連続コーナーによってメイン集団は縦に長く伸び、CCCスプランディ・ポルコウィチェやウィリエール・トリエスティーナといったUCIプロコンチネンタルチームもリードアウトに加わる。最終的に最も人数を揃えてトレインを組んだのはトレック・セガフレードだった。
メンバー4名でトレインを組んで残り1kmアーチを通過したトレック・セガフレード。最終リードアウト役のボーイ・ファンポッペル(オランダ)の後ろにエドワード・トゥーンス(ベルギー)が控え、その番手にリーダージャージのベネットが続いて残り600mの最終コーナーをクリアする。スプリントで9位に入ったパオロ・シミオン(イタリア、バルディアーニCSF)のSTRAVAログによると、スプリンターたちは最終コーナーで45km/h前後まで落ちたところから踏み直し、最終的なトップスピードは65km/hを超えている。
残り200mでファンポッペルのリードアウトが終わるとトゥーンスとベネットが同時にスプリントを開始。完璧なリードアウトを受けたトゥーンスだったが、ベネットが伸びやかなスプリントで先頭を奪う。ターコイズブルーのリーダージャージを着るベネットが片手を上げてフィニッシュした。
「スローな展開だったのでとても長い1日に感じたし、逆にペースが遅すぎて疲れた。最終的なスプリントで主導権を握ったのはトレック・セガフレード。リードアウトトレインを組んで最終コーナーを抜ける作戦だったけどチームにはスピードが残っていなかった。でもトレックの番手にうまく入ることができて、早めの仕掛けでスプリントに持ち込んだ」と、スプリント2連勝を飾ったベネット。ボーナスタイムによって総合リードは拡大しているが、ベネット本人は山岳ステージでアシストに回ることを公言している。
ベネットに敗れて2位に終わったトゥーンスは「これ以上の仕事はないと思うほど、チームが完璧な仕事ぶりを見せてくれただけに、2位という結果に終わってしまって残念だ。自分は爆発的に加速するタイプのスプリンターではないので早めに仕掛ける必要があったけど、結果的にベネットを振り切ることはできなかった。もっと集団の人数が絞られる展開のステージでチャンスが回ってくると思う」とコメント。トレック・セガフレードはヤルリンソン・パンタノ(コロンビア)で総合成績を狙う予定だ。
ツアー・オブ・ターキーは引き続きトルコ南部の海岸線を西に向かう。第2ステージはクムリカから風光明媚な海岸線や内陸の山岳地帯を経てフェトヒイェに至る205km。獲得標高差は2,000mを超えるが、再びスプリンター向きのコースが用意された。
ミルコ・マエストリ(イタリア、バルディアーニCSF)とムリーロ・アフォンソ(ブラジル、ソールブラジル)、オヌール・バルカン(トルコ、トルコナショナルチーム)による3名逃げがレース序盤に形成されるとメイン集団はスローダウン。この日は全般的にゆったりとした展開を見せたため、33.969km/hというスローな平均スピードを記録している(初日の平均スピードは44.653km/h)。
直前のイル・ロンバルディアで10位に入ったセルゲイ・チェルネトスキー(ロシア、アスタナ)は落車による脳震盪の影響でリタイアを余儀なくされている。トレック・セガフレード、ボーラ・ハンスグローエ、アスタナ、ガスプロム・ルスヴェロが先頭を陣取るメイン集団は逃げ続けるマエストリとアフォンソを残り12kmで吸収した。
この日もトレック・セガフレードのリードアウトの一員を担った別府史之は残り7kmから4kmまでほぼ先頭固定でハイスピード牽引。連続コーナーによってメイン集団は縦に長く伸び、CCCスプランディ・ポルコウィチェやウィリエール・トリエスティーナといったUCIプロコンチネンタルチームもリードアウトに加わる。最終的に最も人数を揃えてトレインを組んだのはトレック・セガフレードだった。
メンバー4名でトレインを組んで残り1kmアーチを通過したトレック・セガフレード。最終リードアウト役のボーイ・ファンポッペル(オランダ)の後ろにエドワード・トゥーンス(ベルギー)が控え、その番手にリーダージャージのベネットが続いて残り600mの最終コーナーをクリアする。スプリントで9位に入ったパオロ・シミオン(イタリア、バルディアーニCSF)のSTRAVAログによると、スプリンターたちは最終コーナーで45km/h前後まで落ちたところから踏み直し、最終的なトップスピードは65km/hを超えている。
残り200mでファンポッペルのリードアウトが終わるとトゥーンスとベネットが同時にスプリントを開始。完璧なリードアウトを受けたトゥーンスだったが、ベネットが伸びやかなスプリントで先頭を奪う。ターコイズブルーのリーダージャージを着るベネットが片手を上げてフィニッシュした。
「スローな展開だったのでとても長い1日に感じたし、逆にペースが遅すぎて疲れた。最終的なスプリントで主導権を握ったのはトレック・セガフレード。リードアウトトレインを組んで最終コーナーを抜ける作戦だったけどチームにはスピードが残っていなかった。でもトレックの番手にうまく入ることができて、早めの仕掛けでスプリントに持ち込んだ」と、スプリント2連勝を飾ったベネット。ボーナスタイムによって総合リードは拡大しているが、ベネット本人は山岳ステージでアシストに回ることを公言している。
ベネットに敗れて2位に終わったトゥーンスは「これ以上の仕事はないと思うほど、チームが完璧な仕事ぶりを見せてくれただけに、2位という結果に終わってしまって残念だ。自分は爆発的に加速するタイプのスプリンターではないので早めに仕掛ける必要があったけど、結果的にベネットを振り切ることはできなかった。もっと集団の人数が絞られる展開のステージでチャンスが回ってくると思う」とコメント。トレック・セガフレードはヤルリンソン・パンタノ(コロンビア)で総合成績を狙う予定だ。
ツアー・オブ・ターキー2017第2ステージ結果
1位 | サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) | 6:02:06 |
2位 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード) | |
3位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | |
4位 | マルコ・ベンファット(イタリア、アンドローニ・シデルメク) | |
5位 | シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
6位 | マヌエル・ベレッティ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) | |
7位 | ダヴィデ・バッレリーニ(イタリア、アンドローニ・シデルメク) | |
8位 | アフメット・オルケン(トルコ、トルコナショナルチーム) | |
9位 | パオロ・シミオン(イタリア、バルディアーニCSF) | |
10位 | フランティセク・シスル(チェコ、CCCスプランディ・ポルコウィチェ) | 0:00:02 |
37位 | 別府史之(日本、トレック・セガフレード) |
個人総合成績
1位 | サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) | 9:59:12 |
2位 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード) | 0:00:10 |
3位 | マルコ・ベンファット(イタリア、アンドローニ・シデルメク) | 0:00:14 |
4位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | 0:00:16 |
5位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | 0:00:19 |
6位 | ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア、バルディアーニCSF) | |
7位 | ミルコ・マエストリ(イタリア、バルディアーニCSF) | |
8位 | フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アンドローニ・シデルメク) | |
9位 | シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | 0:00:20 |
10位 | マヌエル・ベレッティ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) |
山岳賞
1位 | ミルコ・マエストリ(イタリア、バルディアーニCSF) | 8pts |
2位 | エンリーコ・バルビン(イタリア、バルディアーニCSF) | 4pts |
3位 | オヌール・バルカン(トルコ、トルコナショナルチーム) | 4pts |
ポイント賞
1位 | サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ) | 30pts |
2位 | エドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード) | 27pts |
3位 | マルコ・ベンファット(イタリア、アンドローニ・シデルメク) | 26pts |
チーム総合成績
1位 | アンドローニ・シデルメク | 29:58:38 |
2位 | ボーラ・ハンスグローエ | 0:00:02 |
3位 | アスタナ |
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