2017/09/08(金) - 09:06
ラピエールのコンフォートレーシングバイク「PULSIUM」が、3年の月日を経て遂に2代目へとモデルチェンジ。フレームの形状に変更が加わり、独自の振動減衰機構をアップデート。快適性と横剛性をより高めたバイクへと進化している。
フランスの老舗バイクブランド、ラピエール。同社のコンフォートロードと言えばミドルグレードのSENSIUM(センシウム)がその役を担ってきたが、そこに代わってよりレーシング性能を追求したエンデュランスモデルとして2015年モデルで登場したのがPULSIUM(パルシウム)である。
もともとラピエールがサポートするエフデジの選手が、路面の荒れた春のクラシックレースを速く快適に走るために開発されたこのバイク。今回のモデルチェンジに当たっても、今年のパリ~ルーベに合わせレースに投入され、アルノー・デマール(フランス、エフデジ)の6位入賞を支え話題を呼んでいたモデルだ。
PULSIUMの目指すテーマが、振動吸収性と推進力の両立。前者を体現するのがこのバイクに最も特徴的な形状と構造を持ったSAT(ショックアブソープションテクノロジー)部分であろう。トップチューブ後部が二股に分かれる独特のデザインを採用し、その下側にエラストマーを挟み込むことで振動吸収性を高める設計となっている。
今回のモデルチェンジに伴いこのSATにもアップデートが加わる。従来は振動吸収を担うラバーパーツを2つのパーツでカバーした3ピース構造であったが、今作では単一のエラストマーを使用した1ピース構造へと変更されており、より構成が単純化し振動吸収性能をさらに高めることに成功している。またトップチューブからシートステーにかけて、扁平かつ一本の弓なりに繋がった新たなデザインも、よりしなりを効かし振動吸収性を高める狙いがある。
推進力に繋がる部分としては、フレームの剛性を最適化することでその性能を高めている。ダウンチューブとチェーンステーはパイプ形状を大口径化しており、シートチューブもその形状を見直すことで特に横剛性を向上。加えて細部のカーボンレイアップも変更しており、BB部で40%、ヘッド部で20%、チェーンステーで25%という大幅な剛性強化が図られた。
フロントフォーク形状が刷新されている。従来は振動吸収性や直進安定性を高めるために大きく湾曲させていたが、今作はより反応性、操作性を重視しストレートに近い形状を採用している。アダプターの有無でロングアーチのキャリパーにも対応するリアブレーキのギミックは今回廃止され、ノーマルアーチでも十分なタイヤクリアランスを確保した。その他、リアディレーラーへのワイヤーの取り回しも変更されている。
ラインアップはそれぞれカーボングレードの異なるULTIMATE、600、500という3モデルで展開される。プロユースグレードの「PULSIUM ULTIMATE」はフレームセットでの販売、またシマノULTEGRA完成車の「PULSIUM 600 FDJ CP」とシマノ105完成車の「PULSIUM 500 CP」が揃う。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類。取り扱いは東商会。
ラピエール PULSIUM ULTIMATE(フレームセット)
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ クローム
価 格:399,000円(税抜)
ラピエール PULSIUM 600 FDJ CP(完成車)
コンポーネント:シマノ ULTEGRA 50/34 - 11/32
ホイール:マヴィック AKSIUM
タイヤ:コンチネンタル Ultra Sport 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course 80
ステム:ジップ Service Course B1 6°
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2x350mm
サドル:フィジーク Aliante R5
サイズ:46、49、52、55
価 格:399,000円(税抜)
ラピエール PULSIUM 500 CP(完成車)
メインコンポーネント:シマノ 105 50/34 - 11/32
ホイール:シマノ WH-RS010
タイヤ:コンチネンタル Ultra Sport 700x25C
ハンドル:ラピエール HB-CR12
ステム:ラピエール AS-LP2 7°
シートポスト:ラピエール SP-3D1 27.2x350mm
サドル:フィジーク Aliante R5
サイズ:46、49、52、55
価 格:335,000円(税抜)
フランスの老舗バイクブランド、ラピエール。同社のコンフォートロードと言えばミドルグレードのSENSIUM(センシウム)がその役を担ってきたが、そこに代わってよりレーシング性能を追求したエンデュランスモデルとして2015年モデルで登場したのがPULSIUM(パルシウム)である。
もともとラピエールがサポートするエフデジの選手が、路面の荒れた春のクラシックレースを速く快適に走るために開発されたこのバイク。今回のモデルチェンジに当たっても、今年のパリ~ルーベに合わせレースに投入され、アルノー・デマール(フランス、エフデジ)の6位入賞を支え話題を呼んでいたモデルだ。
PULSIUMの目指すテーマが、振動吸収性と推進力の両立。前者を体現するのがこのバイクに最も特徴的な形状と構造を持ったSAT(ショックアブソープションテクノロジー)部分であろう。トップチューブ後部が二股に分かれる独特のデザインを採用し、その下側にエラストマーを挟み込むことで振動吸収性を高める設計となっている。
今回のモデルチェンジに伴いこのSATにもアップデートが加わる。従来は振動吸収を担うラバーパーツを2つのパーツでカバーした3ピース構造であったが、今作では単一のエラストマーを使用した1ピース構造へと変更されており、より構成が単純化し振動吸収性能をさらに高めることに成功している。またトップチューブからシートステーにかけて、扁平かつ一本の弓なりに繋がった新たなデザインも、よりしなりを効かし振動吸収性を高める狙いがある。
推進力に繋がる部分としては、フレームの剛性を最適化することでその性能を高めている。ダウンチューブとチェーンステーはパイプ形状を大口径化しており、シートチューブもその形状を見直すことで特に横剛性を向上。加えて細部のカーボンレイアップも変更しており、BB部で40%、ヘッド部で20%、チェーンステーで25%という大幅な剛性強化が図られた。
フロントフォーク形状が刷新されている。従来は振動吸収性や直進安定性を高めるために大きく湾曲させていたが、今作はより反応性、操作性を重視しストレートに近い形状を採用している。アダプターの有無でロングアーチのキャリパーにも対応するリアブレーキのギミックは今回廃止され、ノーマルアーチでも十分なタイヤクリアランスを確保した。その他、リアディレーラーへのワイヤーの取り回しも変更されている。
ラインアップはそれぞれカーボングレードの異なるULTIMATE、600、500という3モデルで展開される。プロユースグレードの「PULSIUM ULTIMATE」はフレームセットでの販売、またシマノULTEGRA完成車の「PULSIUM 600 FDJ CP」とシマノ105完成車の「PULSIUM 500 CP」が揃う。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類。取り扱いは東商会。
ラピエール PULSIUM ULTIMATE(フレームセット)
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ クローム
価 格:399,000円(税抜)
ラピエール PULSIUM 600 FDJ CP(完成車)
コンポーネント:シマノ ULTEGRA 50/34 - 11/32
ホイール:マヴィック AKSIUM
タイヤ:コンチネンタル Ultra Sport 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course 80
ステム:ジップ Service Course B1 6°
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2x350mm
サドル:フィジーク Aliante R5
サイズ:46、49、52、55
価 格:399,000円(税抜)
ラピエール PULSIUM 500 CP(完成車)
メインコンポーネント:シマノ 105 50/34 - 11/32
ホイール:シマノ WH-RS010
タイヤ:コンチネンタル Ultra Sport 700x25C
ハンドル:ラピエール HB-CR12
ステム:ラピエール AS-LP2 7°
シートポスト:ラピエール SP-3D1 27.2x350mm
サドル:フィジーク Aliante R5
サイズ:46、49、52、55
価 格:335,000円(税抜)
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