2017/07/10(月) - 14:20
10日間の闘いを終えたジロ・ローザは海岸線に面したトッレ・デル・グレーコの周回コースで幕を下ろした。メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)がステージを制するとともに、アンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)が総合優勝を果たした。
最終日を迎えたジロ・ローザ。フィナーレを飾るのはヴェスヴィオ山の麓に位置する海岸の街、トッレ・デル・グレーコを周回する124kmのステージ。全10周回の内9週は街中を巡る11kmのフラットコースとなるが、最終周回に現れるヴェスヴィオ山への登りが、10日間の戦いに終止符を打つ。
この日の逃げが出来たのは4周目。ウィグル・ハイファイブやキャニオン・スラムらのメンバーによって形成された8名の逃げ集団が、集団に対して最大1分半のアドバンテージを稼ぎ出す。しかし、総合リーダーを擁しつつ、ステージ優勝への意欲も見せるブールス・ドルマンス・プロサイクリングは逃げを常に射程圏内に収め続けた。
結局、逃げはフィニッシュまで19kmを残して吸収。そして、ヴィスヴィオの登りで最後のセレクションを掛けられた集団に残ったのは、リーダージャージを着るアンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)を筆頭に、メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)やエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)らを含む6名。
総合上位につける選手たちが順当に残った形となったが、総合5位につけていたルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ)はここで脱落することに。
総合2位につけるアンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット)が積極的にペースを作るが集団は崩れず。ヴァンデルブレゲンが下りでアタックを仕掛けるも、最終的に6名はまとまってフィニッシュへと向かった。スプリントに持ち込まれた最終ステージを制したのは、昨年のジロ・ローザ覇者であるグアルニエ。
チームメイトがステージ優勝を果たすと同時に、ヴァンデルブレゲンは危なげなくリーダージャージを守り切り、2015年に続く2度目の総合優勝を果たした。今年のジロ・ローザはディフェンディングチャンピオンが最終日のステージ優勝を飾ると同時に、一昨年の覇者が再びリーダージャージを手に入れるという美しい結末を迎えることとなった。
與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)は4分52秒差のステージ46位でフィニッシュ。総合では14分28秒差で29位というリザルトを残した。10日間の戦いを終えたコメントが届いている。
「まずは今年も無事に10日間を終えることができて、今はホッとしている気持ち半分、自分自身の結果に残念な気持ちが半分です。10日間という長丁場のステージレースでの、チームとしての走り方、自分自身の走り方、それをできるコンディションと脚をちゃんと準備すること。『レース』することの難しさと面白さを改めて感じました。そして、ただ走るだけじゃない、レースを出来ている実感を持てたことも事実なので、今後はもっと結果を狙う時は狙う、アシストする時は完璧にアシストするという、メリハリを持った走りができる選手になりたいです。
このシクロワイヤードを読んでくださる方々はじめ、情報の少ない中日本からたくさんの応援を頂いて、本当にありがとうございました!!まだまだ強くなって、もっともっと良いレースをできるように精進しますので、引き続き応援よろしくお願いします!」
最終日を迎えたジロ・ローザ。フィナーレを飾るのはヴェスヴィオ山の麓に位置する海岸の街、トッレ・デル・グレーコを周回する124kmのステージ。全10周回の内9週は街中を巡る11kmのフラットコースとなるが、最終周回に現れるヴェスヴィオ山への登りが、10日間の戦いに終止符を打つ。
この日の逃げが出来たのは4周目。ウィグル・ハイファイブやキャニオン・スラムらのメンバーによって形成された8名の逃げ集団が、集団に対して最大1分半のアドバンテージを稼ぎ出す。しかし、総合リーダーを擁しつつ、ステージ優勝への意欲も見せるブールス・ドルマンス・プロサイクリングは逃げを常に射程圏内に収め続けた。
結局、逃げはフィニッシュまで19kmを残して吸収。そして、ヴィスヴィオの登りで最後のセレクションを掛けられた集団に残ったのは、リーダージャージを着るアンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)を筆頭に、メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング)やエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)らを含む6名。
総合上位につける選手たちが順当に残った形となったが、総合5位につけていたルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ)はここで脱落することに。
総合2位につけるアンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット)が積極的にペースを作るが集団は崩れず。ヴァンデルブレゲンが下りでアタックを仕掛けるも、最終的に6名はまとまってフィニッシュへと向かった。スプリントに持ち込まれた最終ステージを制したのは、昨年のジロ・ローザ覇者であるグアルニエ。
チームメイトがステージ優勝を果たすと同時に、ヴァンデルブレゲンは危なげなくリーダージャージを守り切り、2015年に続く2度目の総合優勝を果たした。今年のジロ・ローザはディフェンディングチャンピオンが最終日のステージ優勝を飾ると同時に、一昨年の覇者が再びリーダージャージを手に入れるという美しい結末を迎えることとなった。
與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ)は4分52秒差のステージ46位でフィニッシュ。総合では14分28秒差で29位というリザルトを残した。10日間の戦いを終えたコメントが届いている。
「まずは今年も無事に10日間を終えることができて、今はホッとしている気持ち半分、自分自身の結果に残念な気持ちが半分です。10日間という長丁場のステージレースでの、チームとしての走り方、自分自身の走り方、それをできるコンディションと脚をちゃんと準備すること。『レース』することの難しさと面白さを改めて感じました。そして、ただ走るだけじゃない、レースを出来ている実感を持てたことも事実なので、今後はもっと結果を狙う時は狙う、アシストする時は完璧にアシストするという、メリハリを持った走りができる選手になりたいです。
このシクロワイヤードを読んでくださる方々はじめ、情報の少ない中日本からたくさんの応援を頂いて、本当にありがとうございました!!まだまだ強くなって、もっともっと良いレースをできるように精進しますので、引き続き応援よろしくお願いします!」
H3
ジロ・ローザ2017第10ステージ結果
ステージ成績
1位 | メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | 3h09'37" |
2位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、オリカ・スコット) | |
3位 | カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー) | |
4位 | アンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット) | |
5位 | アンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | |
6位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) | |
7位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | +46" |
8位 | アーレニス・シエラ(キューバ、アスタナウィメンズチーム) | +1'04" |
9位 | ヤネケ・エンサイン(オランダ、アレ・チポッリーニ) | |
10位 | ロミー・カスパー(ドイツ、アレ・チポッリーニ) |
個人総合成績
1位 | アンナ・ヴァンデルブレゲン(オランダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | 22h30'06" |
2位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) | +1'03" |
3位 | アンネミエク・ヴァンヴルーテン(オランダ、オリカ・スコット) | +1'39" |
4位 | メーガン・グアルニエ(アメリカ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | +2'57" |
5位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、オリカ・スコット) | +3'26" |
6位 | カタルジーナ・ニウイアドマ(ポーランド、WM3エネルジー) | +3'58" |
7位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | +4'12" |
8位 | カロルアン・カヌエル(カナダ、ブールス・ドルマンス・プロサイクリング) | +5'26" |
9位 | クラウディア・リヒテンベルグ(ドイツ、ウィグル・ハイファイブ) | +6'09" |
10位 | アーレニス・シエラ(キューバ、アスタナウィメンズチーム) | +6'19" |
28位 | 與那嶺恵理(エフデジヌーヴェル・アキテーヌフチュロスコープ) | +14'28" |
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