2017/07/14(金) - 08:59
TCRに続きジャイアントのシクロクロスバイク「TCX」も18年モデルが先行販売となる。昨年から引き続きADVANCED PROグレードが2車種、SLRグレードが1車種揃うほか、女性用モデルのLiv BRAVA SLRもマイナーチェンジを加え展開される。今シーズンを見据えて乗り換え/新規購入を考えている方は注目したい。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 1 (c)ジャイアント
ジャイアントの持つテクノロジーをシクロクロスに特化した形で落とし込み、CXレースで勝つためのレーシングバイクとしてラインアップする「TCX」。担ぎやすさを考慮したホリゾンタルに近いトップチューブや、トラクションを高めるコンパクトなリア三角など、各所シクロクロスに適したデザインが盛り込まれた1台であり、広いタイヤクリアランスによる泥はけ性能は日本国内のシクロクロッサー間にも定評がある。
昨年のアップデートにより、TCXは前後12mm径スルーアクスルの採用やフラットマウントへの変更が行われており、ディスクブレーキ周りは最新規格に対応済み。高い制動力を受け止めるべくやや太めのフロントフォークが採用されるほか、ジャイアント独自の超大径ステアリングコラム「OVERDRIVE2」もフロント周りの安定した挙動を生み出している。
コンポーネントはスラムへ変更されフロントはシングル仕様 (c)ジャイアント
U23の現世界チャンピオンであるヨリス・ニューウェンハイス（オランダ）もTCXを駆る photo:CorVos
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 2 (c)ジャイアント
左右非対称設計のチェーンステーや、BB86規格のワイドなBBシェル、ねじれ剛性に優れる長方形断面のダウンチューブは、優れたパワー伝達性に貢献。積極的にしなりを生み出すD型断面の専用シートピラー「D-Fuse」も快適性を高める役目を果たしている。
18年モデルではフレーム等にアップデートはなく、新規カラーリングとパーツアッセンブルに変更を加えたラインアップで展開される。フレームに同社の「Advanced」カーボンを使用したADVANCED PROグレードは、いずれもスラムのコンポーネントでかつフロントシングル仕様。昨年までシマノのアルテグラDi2で組まれていたTCX ADVANCED PRO 1は、スラムのフォースがフルセットでアッセンブルされるパッケージへと変更されている。加えて、スラムのライバルで組まれたTCX ADVANCED PRO 2も引き続き揃う。
ジャイアント TCX SLR 2 (c)ジャイアント
同社の「ALUXX SLR」アルミ素材をフレームに使用したTCX SLR 2は、18年モデルでは新たに同社オリジナルのCONDUCTディスクブレーキを採用。機械式レバーによるワイヤーの引きを変換し、油圧式のディスクブレーキを操作できる独自システムであり、機械式の細身レバーのままに油圧式の高い制動力を発揮できる仕様となっている。
また、女性用ブランドのLivからも同じくアルミフレームを採用したCXバイク「BRAVA SLR」が引き続き販売される。基本設計はTCXそのままに、よりスローピングを強めるなど女性が扱いやすいジオメトリーが採用されているモデルである。
Liv BRAVA SLR (c)ジャイアント
国内では女子トップカテゴリーで活躍する武田和佳（Liv）が駆る photo:Makoto.AYANO昨年までヘッド部分が同社のOVERDRIVE規格だったが、18年モデルからは更に径を大きくした「OVERDRIVE2」規格へと変更され、よりフロント周りの剛性を高めたアップデートが加わっている。さらにコンポーネントもシマノ105からスラムAPEXへスイッチしており、こちらもフロントシングル仕様のパッケージとなっている。
いずれのモデルも完成車販売となり、価格はそれぞれTCX ADVANCED PRO 1が400,000円（税抜）、TCX ADVANCED PRO 2が290,000円（税抜）、TCX SLR 2が170,000円（税抜）、BRAVA SLRが210,000円（税抜）。7月中旬からの発売となるため、秋冬にかけて新たにシクロクロスを始めたいという方は要チェックして欲しい。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 1
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm
フォーク：Pro-Spec, Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
コンポーネント：SRAM FORCE
ホイール：GIANT CXR 1 Carbon WheelSystem
タイヤ：SCHWALBE X-ONE EVOLUTION 700x33C
サイズ：500 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
重量：8.0kg (500mm)
カラー：カーボン
価格：400,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 2
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm
フォーク：Pro-Spec, Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
コンポーネント：SRAM RIVAL
ホイール：GIANT P-X2
タイヤ：SCHWALBE X-ONE EVOLUTION 700x33C
サイズ：500 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
重量：8.9kg（525mm）
カラー：オレンジ
価格：290,000円（税抜）
ジャイアント TCX SLR 2
フレーム：ALUXX SLR-Grade Aluminum OLD142mm
フォーク：Advanced-Grade Composite,Aluminum OverDrive Column 12mm Axle
コンポーネント：SHIMANO 105
ブレーキ：SHIMANO 105 + GIANT CONDUCT HYDRAULIC DISC BRAKE SYSTEM,TR140mm
ホイール：GIANT P-X2
タイヤ：SCHWALBE SUPER SWAN 700x35C
サイズ：475 (XS)、500 (S)、525 (M) mm
重量：9.8kg（475mm）
カラー：マットブラック/ネオンレッド
価格：170,000円（税抜）
Liv BRAVA SLR
フレーム：ALUXX SLR-Grade Aluminum OLD142mm
フォーク：Pro-Spec，Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
コンポーネント：SRAM APEX
ホイール：GIANT P-X2
タイヤ：SCHWALBE SUPER SWAN 700x35C
サイズ：445 (XS)、475 (S) mm
重量：9.2kg (445mm)
カラー：ブラック
価格：210,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 1 (c)ジャイアントジャイアントの持つテクノロジーをシクロクロスに特化した形で落とし込み、CXレースで勝つためのレーシングバイクとしてラインアップする「TCX」。担ぎやすさを考慮したホリゾンタルに近いトップチューブや、トラクションを高めるコンパクトなリア三角など、各所シクロクロスに適したデザインが盛り込まれた1台であり、広いタイヤクリアランスによる泥はけ性能は日本国内のシクロクロッサー間にも定評がある。
昨年のアップデートにより、TCXは前後12mm径スルーアクスルの採用やフラットマウントへの変更が行われており、ディスクブレーキ周りは最新規格に対応済み。高い制動力を受け止めるべくやや太めのフロントフォークが採用されるほか、ジャイアント独自の超大径ステアリングコラム「OVERDRIVE2」もフロント周りの安定した挙動を生み出している。
コンポーネントはスラムへ変更されフロントはシングル仕様 (c)ジャイアントU23の現世界チャンピオンであるヨリス・ニューウェンハイス（オランダ）もTCXを駆る photo:CorVosジャイアント TCX ADVANCED PRO 2 (c)ジャイアント左右非対称設計のチェーンステーや、BB86規格のワイドなBBシェル、ねじれ剛性に優れる長方形断面のダウンチューブは、優れたパワー伝達性に貢献。積極的にしなりを生み出すD型断面の専用シートピラー「D-Fuse」も快適性を高める役目を果たしている。
18年モデルではフレーム等にアップデートはなく、新規カラーリングとパーツアッセンブルに変更を加えたラインアップで展開される。フレームに同社の「Advanced」カーボンを使用したADVANCED PROグレードは、いずれもスラムのコンポーネントでかつフロントシングル仕様。昨年までシマノのアルテグラDi2で組まれていたTCX ADVANCED PRO 1は、スラムのフォースがフルセットでアッセンブルされるパッケージへと変更されている。加えて、スラムのライバルで組まれたTCX ADVANCED PRO 2も引き続き揃う。
ジャイアント TCX SLR 2 (c)ジャイアント同社の「ALUXX SLR」アルミ素材をフレームに使用したTCX SLR 2は、18年モデルでは新たに同社オリジナルのCONDUCTディスクブレーキを採用。機械式レバーによるワイヤーの引きを変換し、油圧式のディスクブレーキを操作できる独自システムであり、機械式の細身レバーのままに油圧式の高い制動力を発揮できる仕様となっている。
また、女性用ブランドのLivからも同じくアルミフレームを採用したCXバイク「BRAVA SLR」が引き続き販売される。基本設計はTCXそのままに、よりスローピングを強めるなど女性が扱いやすいジオメトリーが採用されているモデルである。
Liv BRAVA SLR (c)ジャイアント国内では女子トップカテゴリーで活躍する武田和佳（Liv）が駆る photo:Makoto.AYANO昨年までヘッド部分が同社のOVERDRIVE規格だったが、18年モデルからは更に径を大きくした「OVERDRIVE2」規格へと変更され、よりフロント周りの剛性を高めたアップデートが加わっている。さらにコンポーネントもシマノ105からスラムAPEXへスイッチしており、こちらもフロントシングル仕様のパッケージとなっている。いずれのモデルも完成車販売となり、価格はそれぞれTCX ADVANCED PRO 1が400,000円（税抜）、TCX ADVANCED PRO 2が290,000円（税抜）、TCX SLR 2が170,000円（税抜）、BRAVA SLRが210,000円（税抜）。7月中旬からの発売となるため、秋冬にかけて新たにシクロクロスを始めたいという方は要チェックして欲しい。
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 1
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm
フォーク：Pro-Spec, Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
コンポーネント：SRAM FORCE
ホイール：GIANT CXR 1 Carbon WheelSystem
タイヤ：SCHWALBE X-ONE EVOLUTION 700x33C
サイズ：500 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
重量：8.0kg (500mm)
カラー：カーボン
価格：400,000円（税抜）
ジャイアント TCX ADVANCED PRO 2
フレーム：Advanced-Grade Composite OLD142mm
フォーク：Pro-Spec, Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
コンポーネント：SRAM RIVAL
ホイール：GIANT P-X2
タイヤ：SCHWALBE X-ONE EVOLUTION 700x33C
サイズ：500 (S)、525 (M)、545 (ML) mm
重量：8.9kg（525mm）
カラー：オレンジ
価格：290,000円（税抜）
ジャイアント TCX SLR 2
フレーム：ALUXX SLR-Grade Aluminum OLD142mm
フォーク：Advanced-Grade Composite,Aluminum OverDrive Column 12mm Axle
コンポーネント：SHIMANO 105
ブレーキ：SHIMANO 105 + GIANT CONDUCT HYDRAULIC DISC BRAKE SYSTEM,TR140mm
ホイール：GIANT P-X2
タイヤ：SCHWALBE SUPER SWAN 700x35C
サイズ：475 (XS)、500 (S)、525 (M) mm
重量：9.8kg（475mm）
カラー：マットブラック/ネオンレッド
価格：170,000円（税抜）
Liv BRAVA SLR
フレーム：ALUXX SLR-Grade Aluminum OLD142mm
フォーク：Pro-Spec，Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
コンポーネント：SRAM APEX
ホイール：GIANT P-X2
タイヤ：SCHWALBE SUPER SWAN 700x35C
サイズ：445 (XS)、475 (S) mm
重量：9.2kg (445mm)
カラー：ブラック
価格：210,000円（税抜）
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