2017/06/02(金) - 17:38
スペシャライズド史上最軽量のフレームを採用したXCバイク、S-WORKS EPIC HTが発売。年々厳しくなるクロスカントリーレースに対応すべく、最新技術を詰め込んだレーシングマシンを紹介しよう。
スペシャライズド S-WORKS EPIC HT MEN CARBON SRAM 29 (c)スペシャライズド
ここ数年で、難化の一途をたどるクロスカントリーレース。激しくテクニカルに進化するコースを攻略するために、ワールドカップの最前線を走るXCレーシングバイクは、単に軽く高剛性なバイクではなく、登りと下りどちらも等しく速い、バランスのとれた性能を求められるようになってきた。
その要求に対して、スペシャライズドが出した答えがS-WORKS EPIC HTだ。スペシャライズドはこれまでXC用ハードテールとしてラインアップしてきたSTUMPJUMPER HTをリニューアルし、XC用フルサスバイクであったEPICシリーズに統一。完全新設計のフレームを引っ提げ、S-WORKS EPIC HTとして新たにデビューさせた。
激しくなるXCレースで勝利を掴むために生み出されたスペシャライズド S-WORKS EPIC HT (c)スペシャライズド
モデル名まで一新し、並々ならぬ情熱が窺えるこの新バイクの大きな特徴は二つ。一つ目は、安定性の向上による下り区間での速さ。二つ目はスペシャライズド史上最軽量のフレームによるクライミング性能。まさに究極のクロスカントリーマシンとして最高水準で登りと下りの性能をバランスした一台へと仕上げられた。
テクニカルになる下り区間を最速で駆け抜けるために、S-WORKS EPIC HTは既存のXCレーシングジオメトリーにトレイルバイクのノウハウを導入。長めのトップチューブ、短いヘッドチューブとより寝かせたヘッドアングルを採用することで、安定性を大幅に向上させることに成功した。
スペシャライズド史上最軽量となるS-WORKS EPIC HT (c)スペシャライズド
一方、フレームの軽量化にあたってはカーボンレイアップを徹底的に見直すことで非効率な部分を排除することに成功したという。各チューブ接合部の重なる範囲をより減らすため、複雑な形状にカットされたカーボンレイヤーを最適な位置へと配置。そして、素材には日本製のミリタリースペックのカーボンファイバーを使用することで、更なる軽量化を実現した。
この最先端のレイアップテクノロジーとマテリアルによって作り上げられた「FACT 12m」カーボンによって製作されるフレームは、Lサイズで900gを割り込む軽さを実現した。これは、同社のフラッグシップロードバイクであるS-Works Tarmacよりも軽量に仕上がっていることを意味している。
極限までダイエットしたフレームはロードバイク然としたたたずまいを見せる (c)スペシャライズド
それだけの軽さを実現していながら、剛性や重量、反応性といったXCレーシングバイクに求められる性能はしっかりと確保されている。さらに、ライダーファーストエンジニアードを採用することによって、それぞれのフレームサイズごとに最適なバランスを実現していることも大きな特徴だ。また、前後共にブースト規格を採用することで高い横剛性を実現し、コーナリング性能に磨きがかけられている。
XCレースに君臨するべく開発されたS-WORKS EPIC HTは、スラム XX1EAGLEを採用するS-Works Epic HT MEN CARBON SRAM 29とフレームの2パッケージが用意される。
FACT 12mのロゴがチェーンステイに入れられる (c)スペシャライズド
サスペンションには、慣性制御バルブによってオートマチックにオイル流量を調節し路面に合わせて最適な動きを実現する、スペシャライズ自慢の”Brain”テクノロジーを搭載した90/100mmトラベルのロックショックス SID World Cupをアッセンブル。ホイールはロヴァールのControl SL カーボンホイールを採用することで、更なる走りの軽さが与えられた。価格は、S-Works Epic HT MEN CARBON SRAM 29が918,000円（税込）、フレームセットが324,000円（税込）となる。
スペシャライズド S-Works Epic HT MEN CARBON SRAM 29
フレーム：S-Works FACT 12m, full carbon frame w/ S-Works layup, XC Geometry, internal split-housing cable routing, PF30 BB, 12x148mm rear end, triangulated post-mount 160mm brake
サスペンション：Custom RockShox SID World Cup w/ Brain, top-mount Brain Fade adjust, rebound adjust, Solo Air spring, tapered carbon crown/steerer, 15x110mm Maxle Stealth thru-axle, 90/100mm of travel, 51mm offset
メインコンポーネント：スラム XX1 Eagle
価格：918,000円（税込）
スペシャライズド S-Works Epic HT フレームセット
フレーム：FACT 12m, full carbon frame w/ unique S-Works lay-up, XC Geometry, internal split-housing cable routing, PF30 BB, 12x148mm rear end, triangulated post-mount 160mm brake
シートポスト：S-Works FACT carbon, 0mm setback, 27.2mm
価格：324,000円（税込）
スペシャライズド S-WORKS EPIC HT MEN CARBON SRAM 29 (c)スペシャライズドここ数年で、難化の一途をたどるクロスカントリーレース。激しくテクニカルに進化するコースを攻略するために、ワールドカップの最前線を走るXCレーシングバイクは、単に軽く高剛性なバイクではなく、登りと下りどちらも等しく速い、バランスのとれた性能を求められるようになってきた。
その要求に対して、スペシャライズドが出した答えがS-WORKS EPIC HTだ。スペシャライズドはこれまでXC用ハードテールとしてラインアップしてきたSTUMPJUMPER HTをリニューアルし、XC用フルサスバイクであったEPICシリーズに統一。完全新設計のフレームを引っ提げ、S-WORKS EPIC HTとして新たにデビューさせた。
激しくなるXCレースで勝利を掴むために生み出されたスペシャライズド S-WORKS EPIC HT (c)スペシャライズドモデル名まで一新し、並々ならぬ情熱が窺えるこの新バイクの大きな特徴は二つ。一つ目は、安定性の向上による下り区間での速さ。二つ目はスペシャライズド史上最軽量のフレームによるクライミング性能。まさに究極のクロスカントリーマシンとして最高水準で登りと下りの性能をバランスした一台へと仕上げられた。
テクニカルになる下り区間を最速で駆け抜けるために、S-WORKS EPIC HTは既存のXCレーシングジオメトリーにトレイルバイクのノウハウを導入。長めのトップチューブ、短いヘッドチューブとより寝かせたヘッドアングルを採用することで、安定性を大幅に向上させることに成功した。
スペシャライズド史上最軽量となるS-WORKS EPIC HT (c)スペシャライズド一方、フレームの軽量化にあたってはカーボンレイアップを徹底的に見直すことで非効率な部分を排除することに成功したという。各チューブ接合部の重なる範囲をより減らすため、複雑な形状にカットされたカーボンレイヤーを最適な位置へと配置。そして、素材には日本製のミリタリースペックのカーボンファイバーを使用することで、更なる軽量化を実現した。
この最先端のレイアップテクノロジーとマテリアルによって作り上げられた「FACT 12m」カーボンによって製作されるフレームは、Lサイズで900gを割り込む軽さを実現した。これは、同社のフラッグシップロードバイクであるS-Works Tarmacよりも軽量に仕上がっていることを意味している。
極限までダイエットしたフレームはロードバイク然としたたたずまいを見せる (c)スペシャライズドそれだけの軽さを実現していながら、剛性や重量、反応性といったXCレーシングバイクに求められる性能はしっかりと確保されている。さらに、ライダーファーストエンジニアードを採用することによって、それぞれのフレームサイズごとに最適なバランスを実現していることも大きな特徴だ。また、前後共にブースト規格を採用することで高い横剛性を実現し、コーナリング性能に磨きがかけられている。
XCレースに君臨するべく開発されたS-WORKS EPIC HTは、スラム XX1EAGLEを採用するS-Works Epic HT MEN CARBON SRAM 29とフレームの2パッケージが用意される。
FACT 12mのロゴがチェーンステイに入れられる (c)スペシャライズドサスペンションには、慣性制御バルブによってオートマチックにオイル流量を調節し路面に合わせて最適な動きを実現する、スペシャライズ自慢の”Brain”テクノロジーを搭載した90/100mmトラベルのロックショックス SID World Cupをアッセンブル。ホイールはロヴァールのControl SL カーボンホイールを採用することで、更なる走りの軽さが与えられた。価格は、S-Works Epic HT MEN CARBON SRAM 29が918,000円（税込）、フレームセットが324,000円（税込）となる。
スペシャライズド S-Works Epic HT MEN CARBON SRAM 29
フレーム：S-Works FACT 12m, full carbon frame w/ S-Works layup, XC Geometry, internal split-housing cable routing, PF30 BB, 12x148mm rear end, triangulated post-mount 160mm brake
サスペンション：Custom RockShox SID World Cup w/ Brain, top-mount Brain Fade adjust, rebound adjust, Solo Air spring, tapered carbon crown/steerer, 15x110mm Maxle Stealth thru-axle, 90/100mm of travel, 51mm offset
メインコンポーネント：スラム XX1 Eagle
価格：918,000円（税込）
スペシャライズド S-Works Epic HT フレームセット
フレーム：FACT 12m, full carbon frame w/ unique S-Works lay-up, XC Geometry, internal split-housing cable routing, PF30 BB, 12x148mm rear end, triangulated post-mount 160mm brake
シートポスト：S-Works FACT carbon, 0mm setback, 27.2mm
価格：324,000円（税込）
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