2017/05/13(土) - 10:51
誰もが「混沌としたフィニッシュ」と口を揃えたジロ第7ステージで、スプリント勝負を繰り広げた選手たちのコメント紹介。カレイブ・ユアンは「勝利に手が届かずプレッシャーを重ねてしまっていたけれど、ようやく解放された」と安堵の声をあげています。
ステージ優勝を飾ったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)
ジロのステージ初優勝を飾ったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット) photo:Kei Tsuji / TDWsport
ステージ初優勝を飾ったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット) photo:Kei Tsuji / TDWsport今日はジロの中でも最も混沌としたフィニッシュだったように思う。連続コーナーがあり集団前方から離れないことが絶対条件だったので、いつもよりも早く先頭に立った。だからベストなラインを通過できて、スプリントを有利に持ち込むことができた。
毎日勝利に手が届かずプレッシャーを重ねてきてしまっていたけれど、ようやく解放された。とても良かったよ。それに力を尽くしてくれたチームメイトに対する最高のお返しにもなった。今日はかなり手前から仕掛けたけれど、あれはチーム戦略。全員で集中して勝利をモノにできたので嬉しく思っている。これまで勝てずにいたのはコンディションではなく運がなかった部分が大きいので、そこを今日はチームメイトがカバーしてくれた。とてもハッピーさ。
2位に沈んだフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)とフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)を振り切るカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット) photo:Kei Tsuji / TDWsport
テクニカルかつカオスなスプリントで、ユアンは素晴らしい勝利をつかんだ。自分は一瞬行き場を失ってしまったけれど、トラックレースのスキルを活かしてスプリント合戦に間に合った。仕掛ける場所が後ろすぎて勝利には届かなかったものの、結果は結果。マリアチクラミーノ獲得へのポイントを最大限確保できたことは良かった。自分の脚の調子には満足しているし、次のチャンスを待ちたい。
3位のサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
最後は何がどうなったかイマイチ把握できていなかったけれど、うまくサポートしてくれたチームに感謝したい。プロトンにおいて僕らは新参者だけれど、協調して勝利まであとわずかな所まで迫ることができた。良い結果だったと思う。
前日2位、5位に入ったジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)
スタートに向かうジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)ら photo:CorVosペースがゆっくりだったので昨日のダメージを少し回復できた。最初の中間スプリントポイントでは脚がまだ重く気分的にもポジティブになれなかったが、その後の山岳でも軽く登れたし、終盤でも前方に位置取ることができていた。
だから集団スプリントにも加われるかもしれないと考えた。昨日は逃げのギャンブルを打ったわけだが、今日はスプリントに賭けてみようと思ったわけさ。最終コーナーは問題なく立ち上がれたものの、リードアウトが足りなかった。5位だったけれど、昨日のダメージを考えれば上出来以上の結果だ。
マリアローザのボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ)
危なげなくマリアローザを守ったボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ) photo:CorVos
マリアローザ着用4日目。僕は何も急かされていないし、ストレスもない。マリアローザを着ていることで失っていることもないし、順調にステージを消化しているよ。今日は最後を除いて風も横風分断も無い、初めて平和な1日だった。かなりフレッシュな状態だし、日曜のブロックハウスをできる限り遅れずにこなして、得意のTTに繋げたい。
不調に苦しむジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード)
不調の原因がどこにあるのかがまだ分かっていないんだ。アレルギー的な何かが原因のような状態だが、そうでもないような気もする。とりあえずコンディションとしては絶不調で、集団に食らいつくのがやっと。解決策が見つかれば良いのだけれど。シーズン後半のために検査を行って対策を考えていかないといけない。
text:So.Isobe
ステージ優勝を飾ったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)
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毎日勝利に手が届かずプレッシャーを重ねてきてしまっていたけれど、ようやく解放された。とても良かったよ。それに力を尽くしてくれたチームメイトに対する最高のお返しにもなった。今日はかなり手前から仕掛けたけれど、あれはチーム戦略。全員で集中して勝利をモノにできたので嬉しく思っている。これまで勝てずにいたのはコンディションではなく運がなかった部分が大きいので、そこを今日はチームメイトがカバーしてくれた。とてもハッピーさ。
2位に沈んだフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
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テクニカルかつカオスなスプリントで、ユアンは素晴らしい勝利をつかんだ。自分は一瞬行き場を失ってしまったけれど、トラックレースのスキルを活かしてスプリント合戦に間に合った。仕掛ける場所が後ろすぎて勝利には届かなかったものの、結果は結果。マリアチクラミーノ獲得へのポイントを最大限確保できたことは良かった。自分の脚の調子には満足しているし、次のチャンスを待ちたい。
3位のサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
最後は何がどうなったかイマイチ把握できていなかったけれど、うまくサポートしてくれたチームに感謝したい。プロトンにおいて僕らは新参者だけれど、協調して勝利まであとわずかな所まで迫ることができた。良い結果だったと思う。
前日2位、5位に入ったジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)
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だから集団スプリントにも加われるかもしれないと考えた。昨日は逃げのギャンブルを打ったわけだが、今日はスプリントに賭けてみようと思ったわけさ。最終コーナーは問題なく立ち上がれたものの、リードアウトが足りなかった。5位だったけれど、昨日のダメージを考えれば上出来以上の結果だ。
マリアローザのボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ)
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マリアローザ着用4日目。僕は何も急かされていないし、ストレスもない。マリアローザを着ていることで失っていることもないし、順調にステージを消化しているよ。今日は最後を除いて風も横風分断も無い、初めて平和な1日だった。かなりフレッシュな状態だし、日曜のブロックハウスをできる限り遅れずにこなして、得意のTTに繋げたい。
不調に苦しむジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード)
不調の原因がどこにあるのかがまだ分かっていないんだ。アレルギー的な何かが原因のような状態だが、そうでもないような気もする。とりあえずコンディションとしては絶不調で、集団に食らいつくのがやっと。解決策が見つかれば良いのだけれど。シーズン後半のために検査を行って対策を考えていかないといけない。
text:So.Isobe
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