2017/04/05(水) - 02:51
高校選抜トラック最終日、スプリントはアジアチャンピオンの梶原海斗(祐誠)が連覇し兄・大地と合わせて選抜3連覇を達成。学校対抗男子は九州学院が、女子は鹿町工が優勝した。
高校選抜大会最終日が3月29日(水)に福岡県久留米市の久留米競輪場で行われ、各種目の優勝者が決定した。
男子スクラッチ 8km
序盤から積極的に動くのは蠣崎優仁(伊豆総合)、福田圭晃(横浜)、日野凌羽(松山城南)、西原裕太郎(榛生昇陽)ら。決定的な逃げにはならず集団となったラスト3周に抜け出したのは岡村郁弥(岡山工)。岡村は集団との差を広げ独走状態に。最終周回に集団が追い上げるが岡村が逃げ切って優勝。
優勝した岡村は全国大会初出場で優勝の快挙。「終盤ペースが上がると思ったら牽制状態だったので飛び出すしかないと行ったら決まって。最後きつかったですが逃げ切れて嬉しいです。最後の1kmは出し切る走りだったので短く感じました」と語る。
男子ケイリン
決勝は川副雷斗(九州学院)がペーサーの直後につけ、離脱後最終周回では田仲駿太(別府商・別府翔青)が鋭く飛び出す。これを川副が追い込みにかかるが、その後方につけていた塩島嵩一朗(南大隅)が最終4コーナーから伸びて川副と田仲をかわして優勝。
U17ロードチャンピオンの塩島はこう語る。「イメージ通りの走りがばっちりできました。前が詰まったところで行くという練習をしていたので今日はバックで勝ったと思いました。強化指定の田仲君をマークしていたし雷斗君も仕上がっていたのでその並びで行けたのが良かったです。トラックでの優勝は初めてで、今年はロードで世界選手権に出たいです」
1位 塩島嵩一朗(南大隅)11秒982
2位 田仲駿太(別府商・別府翔青)
3位 川副雷斗(九州学院)
4位 松岡琢海(倉吉総産)
5位 伊藤祐真(朝明)
6位 二宮敦史(榛生昇陽)
7位 川元蛍詩(市立広島工)
8位 蓮見康平(栄北)
女子ケイリン
ペーサーは久留米をホームバンクとする、競輪学校を卒業したばかりの大久保花梨(祐誠出身)がつとめる。ペーサー直後に堺栞奈(祐誠)がつけ離脱後も1周はその並び、最終周回も堺が先頭で入るが2番手につけていた山口伊吹(鹿町工)が先頭に立ち優勝。2位以下も当初の並びの順番でフィニッシュした。
1位 山口伊吹(鹿町工)13秒158
2位 鈴木樹里(桜丘)
3位 野寺梓(伊豆総合)
4位 藤田まりあ(浦和工)
5位 布井光(和歌山北)
6位 堺栞奈(祐誠)
7位 増田夕華(岐阜第一)
8位 三森彩桜(白河実業)
スプリント
予選200mFTTで野上竜太の記録を破り10秒860の大会新を出したのは昨年大会覇者の梶原海斗(祐誠)。2番時計の黒瀬浩太郎(崇徳)は11秒145でその差は0秒285と大きい。1/8決勝から梶原と黒瀬は順当に勝ち上がり決勝へ駒を進める。ここで梶原は2本とも後方から追い込む走りで黒瀬に先着し優勝。
兄弟で3連覇そしてアジアチャンピオンの梶原は語る。「優勝はもちろん全力で魅せるレースをしようとこの大会に臨みました。1/2決勝ではいい走りができなかったので反省して決勝に臨みました。アジア選手権では勝てましたが、気持ちを切り替えて世界のトップを目指します。兄弟で3連覇がかかっていたので兄からは頑張れと言われていました」
1位 梶原海斗(祐誠)
2位 黒瀬浩太郎(崇徳)
3位 宇賀神怜真(作新学院)
4位 水森湧太(昭和一学園)
5位 長田龍拳(星陵)
6位 南蓮(和歌山北)
7位 橋本宇宙(龍谷)
8位 平井秋也(伊豆総合)
学校対抗総合成績 男子
1位 九州学院 23点
2位 昭和一学園 21点
3位 榛生昇陽 18点
学校対抗総合成績 女子
1位 鹿町工 29点
2位 南大隅 21点
3位 祐誠 18点
photo&text:高木秀彰
高校選抜大会最終日が3月29日(水)に福岡県久留米市の久留米競輪場で行われ、各種目の優勝者が決定した。
男子スクラッチ 8km
序盤から積極的に動くのは蠣崎優仁(伊豆総合)、福田圭晃(横浜)、日野凌羽(松山城南)、西原裕太郎(榛生昇陽)ら。決定的な逃げにはならず集団となったラスト3周に抜け出したのは岡村郁弥(岡山工)。岡村は集団との差を広げ独走状態に。最終周回に集団が追い上げるが岡村が逃げ切って優勝。
優勝した岡村は全国大会初出場で優勝の快挙。「終盤ペースが上がると思ったら牽制状態だったので飛び出すしかないと行ったら決まって。最後きつかったですが逃げ切れて嬉しいです。最後の1kmは出し切る走りだったので短く感じました」と語る。
男子ケイリン
決勝は川副雷斗(九州学院)がペーサーの直後につけ、離脱後最終周回では田仲駿太(別府商・別府翔青)が鋭く飛び出す。これを川副が追い込みにかかるが、その後方につけていた塩島嵩一朗(南大隅)が最終4コーナーから伸びて川副と田仲をかわして優勝。
U17ロードチャンピオンの塩島はこう語る。「イメージ通りの走りがばっちりできました。前が詰まったところで行くという練習をしていたので今日はバックで勝ったと思いました。強化指定の田仲君をマークしていたし雷斗君も仕上がっていたのでその並びで行けたのが良かったです。トラックでの優勝は初めてで、今年はロードで世界選手権に出たいです」
1位 塩島嵩一朗(南大隅)11秒982
2位 田仲駿太(別府商・別府翔青)
3位 川副雷斗(九州学院)
4位 松岡琢海(倉吉総産)
5位 伊藤祐真(朝明)
6位 二宮敦史(榛生昇陽)
7位 川元蛍詩(市立広島工)
8位 蓮見康平(栄北)
女子ケイリン
ペーサーは久留米をホームバンクとする、競輪学校を卒業したばかりの大久保花梨(祐誠出身)がつとめる。ペーサー直後に堺栞奈(祐誠)がつけ離脱後も1周はその並び、最終周回も堺が先頭で入るが2番手につけていた山口伊吹(鹿町工)が先頭に立ち優勝。2位以下も当初の並びの順番でフィニッシュした。
1位 山口伊吹(鹿町工)13秒158
2位 鈴木樹里(桜丘)
3位 野寺梓(伊豆総合)
4位 藤田まりあ(浦和工)
5位 布井光(和歌山北)
6位 堺栞奈(祐誠)
7位 増田夕華(岐阜第一)
8位 三森彩桜(白河実業)
スプリント
予選200mFTTで野上竜太の記録を破り10秒860の大会新を出したのは昨年大会覇者の梶原海斗(祐誠)。2番時計の黒瀬浩太郎(崇徳)は11秒145でその差は0秒285と大きい。1/8決勝から梶原と黒瀬は順当に勝ち上がり決勝へ駒を進める。ここで梶原は2本とも後方から追い込む走りで黒瀬に先着し優勝。
兄弟で3連覇そしてアジアチャンピオンの梶原は語る。「優勝はもちろん全力で魅せるレースをしようとこの大会に臨みました。1/2決勝ではいい走りができなかったので反省して決勝に臨みました。アジア選手権では勝てましたが、気持ちを切り替えて世界のトップを目指します。兄弟で3連覇がかかっていたので兄からは頑張れと言われていました」
1位 梶原海斗(祐誠)
2位 黒瀬浩太郎(崇徳)
3位 宇賀神怜真(作新学院)
4位 水森湧太(昭和一学園)
5位 長田龍拳(星陵)
6位 南蓮(和歌山北)
7位 橋本宇宙(龍谷)
8位 平井秋也(伊豆総合)
学校対抗総合成績 男子
1位 九州学院 23点
2位 昭和一学園 21点
3位 榛生昇陽 18点
学校対抗総合成績 女子
1位 鹿町工 29点
2位 南大隅 21点
3位 祐誠 18点
photo&text:高木秀彰
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