2017/01/27(金) - 14:25
ブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.1)第4ステージは集団スプリントにもつれ込み、ボーネンの強力なリードアウトを得たフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)がステージ2勝目。落車したダミアーノ・クネゴは鎖骨骨折の診断を受けている。
ブエルタ・ア・サンフアン第4ステージは、サンフアンの東に位置する町、サンマルティンを発着し、80kmの周回と40kmの周回を2周する160.5kmのコース。途中に山岳が無い完全平坦ステージで、ラスト3kmはゴールまで3kmの直線が続く完全なるスプリンター向きのレイアウト。南米選手を多く含む、13名の逃げをプロトンが追う展開で進んだ。
スタート後30分の平均スピードは49.5km/hにも及び、2つ設定されたスプリントポイントのうち最初のポイントはジェラルド・ティヴァニ(アルゼンチン、エキッポ・コンチネンタル・ポシート)が先着。2度目のスプリントポイントは2着に沈んだが、これによりポイントを5まで伸ばし、翌日のスプリントジャージ着用を確定させた。序盤、ダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)が落車によりレースをリタイア。病院にて左鎖骨骨折の診断を受けている。
逃げグループは集団に対して最大で6分の差を稼いだが、リーダージャージを着るラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア)擁するバーレーン・メリダと、スプリントに持ち込みたいイタリアナショナルチーム、クイックステップ・フロアーズの牽引によって吸収。ゴール勝負になだれ込んだ。
絶好の位置でスプリントを待っていたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)を抜き去ったのは、既に2勝を挙げているクイックステップトレイン。観客がコースに飛び出る危険な状況の中、トム・ボーネン(ベルギー)のリードアウトによって最高の位置からスプリントを開始したガビリアがチームにとって3勝目、自身ステージ2勝目を飾った。ガビリアの番手から追撃をかけたヴィヴィアーニは3度目の2位に終わった。
ガビリアは「我々にとっても素晴らしい一日だったし、チームは完璧な仕事をしてくれた。彼らはレースの全てをコントロールしてくれた。僕は彼らの仕事に対して、サンフアンでもう一度勝利出来た事を嬉しく思う」とコメント。更に勝利の時のジェスチャーについて「チームキャンプをしたスペインのデニアで私の恋人からの贈り物であるブレスレットを無くしてしまったが、いつも私を支えているバレンティーナに勝利をささげるために、レースに勝利するたびに手首にキスしてるんだ」と恋人への感謝を語った。
また窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ)は同一タイムの106位でフィニッシュしている。以下は窪木のコメント。
「今日も風が強いので前方で走るように指示があった。スタートから45分ほど走ったところで落車があり、クネゴが巻き込まれたため集団後方で待機したが、リタイアとの連絡があった。残り10kmは20番目あたりをキープしてチームメイトのニコラス・マリーニのスプリントに備えたが、残り2.5kmで外に膨らんでしまった。踏み直したが60km/h近い先頭には戻れず、脚がいっぱいとなり、レースを終えました。まだ平坦ステージが2日間残されているので、チームメイトと共にステージ優勝を目指して走りたい」
ブエルタ・ア・サンフアン2017第4ステージ結果
1位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ 3h34'44"
2位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
3位 ニコラ・ルッフォーニ(イタリア、バルディアーニCSF)
4位 マヌエル・ベレッティ(イタリア、ウィリエール・セライタリア)
5位 ルーク・ロウ(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
6位 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、UAEアブダビ)
7位 エルアルド・アルザテ(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア)
8位 マルコ・コレダーン(イタリア、トレック・セガフード)
9位 ロレアーノ・ローザス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム)
10位 ラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア、バーレーン・メリダ)
106位 窪木一茂(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ)
個人総合成績
1位 ラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア、バーレーン・メリダ) 9h57'11"
2位 バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) +03”
3位 マティアス・ブランドル(デンマーク、トレック・セガフレード) +07”
4位 レミ・カヴァーニャ(フランス、クイックステップフロアーズ)
5位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム) +17"
6位 マーティン・トリンニ(アルゼンチン、イタロマット・ドゴ)
7位 オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン・インデル) +19"
8位 ロレアーノ・ローザス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム) +21”
9位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) +39"
10位 リカルド・エスケーラ(アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ)
山岳賞
1位 ペドロ・ゴンザレス(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)
スプリント賞
1位 ジェラルド・ティヴァニ(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)
ヤングライダー賞
1位 レミ・カヴァーニャ(フランス、クイックステップフロアーズ)
チーム総合成績
1位 トレック・セガフレード
text:Kosuke.Kamata,So.Isobe
photo:CorVos
ブエルタ・ア・サンフアン第4ステージは、サンフアンの東に位置する町、サンマルティンを発着し、80kmの周回と40kmの周回を2周する160.5kmのコース。途中に山岳が無い完全平坦ステージで、ラスト3kmはゴールまで3kmの直線が続く完全なるスプリンター向きのレイアウト。南米選手を多く含む、13名の逃げをプロトンが追う展開で進んだ。
スタート後30分の平均スピードは49.5km/hにも及び、2つ設定されたスプリントポイントのうち最初のポイントはジェラルド・ティヴァニ(アルゼンチン、エキッポ・コンチネンタル・ポシート)が先着。2度目のスプリントポイントは2着に沈んだが、これによりポイントを5まで伸ばし、翌日のスプリントジャージ着用を確定させた。序盤、ダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)が落車によりレースをリタイア。病院にて左鎖骨骨折の診断を受けている。
逃げグループは集団に対して最大で6分の差を稼いだが、リーダージャージを着るラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア)擁するバーレーン・メリダと、スプリントに持ち込みたいイタリアナショナルチーム、クイックステップ・フロアーズの牽引によって吸収。ゴール勝負になだれ込んだ。
絶好の位置でスプリントを待っていたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)を抜き去ったのは、既に2勝を挙げているクイックステップトレイン。観客がコースに飛び出る危険な状況の中、トム・ボーネン(ベルギー)のリードアウトによって最高の位置からスプリントを開始したガビリアがチームにとって3勝目、自身ステージ2勝目を飾った。ガビリアの番手から追撃をかけたヴィヴィアーニは3度目の2位に終わった。
ガビリアは「我々にとっても素晴らしい一日だったし、チームは完璧な仕事をしてくれた。彼らはレースの全てをコントロールしてくれた。僕は彼らの仕事に対して、サンフアンでもう一度勝利出来た事を嬉しく思う」とコメント。更に勝利の時のジェスチャーについて「チームキャンプをしたスペインのデニアで私の恋人からの贈り物であるブレスレットを無くしてしまったが、いつも私を支えているバレンティーナに勝利をささげるために、レースに勝利するたびに手首にキスしてるんだ」と恋人への感謝を語った。
また窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ)は同一タイムの106位でフィニッシュしている。以下は窪木のコメント。
「今日も風が強いので前方で走るように指示があった。スタートから45分ほど走ったところで落車があり、クネゴが巻き込まれたため集団後方で待機したが、リタイアとの連絡があった。残り10kmは20番目あたりをキープしてチームメイトのニコラス・マリーニのスプリントに備えたが、残り2.5kmで外に膨らんでしまった。踏み直したが60km/h近い先頭には戻れず、脚がいっぱいとなり、レースを終えました。まだ平坦ステージが2日間残されているので、チームメイトと共にステージ優勝を目指して走りたい」
ブエルタ・ア・サンフアン2017第4ステージ結果
1位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ 3h34'44"
2位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
3位 ニコラ・ルッフォーニ(イタリア、バルディアーニCSF)
4位 マヌエル・ベレッティ(イタリア、ウィリエール・セライタリア)
5位 ルーク・ロウ(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
6位 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、UAEアブダビ)
7位 エルアルド・アルザテ(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア)
8位 マルコ・コレダーン(イタリア、トレック・セガフード)
9位 ロレアーノ・ローザス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム)
10位 ラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア、バーレーン・メリダ)
106位 窪木一茂(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ)
個人総合成績
1位 ラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア、バーレーン・メリダ) 9h57'11"
2位 バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) +03”
3位 マティアス・ブランドル(デンマーク、トレック・セガフレード) +07”
4位 レミ・カヴァーニャ(フランス、クイックステップフロアーズ)
5位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム) +17"
6位 マーティン・トリンニ(アルゼンチン、イタロマット・ドゴ)
7位 オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン・インデル) +19"
8位 ロレアーノ・ローザス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム) +21”
9位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) +39"
10位 リカルド・エスケーラ(アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ)
山岳賞
1位 ペドロ・ゴンザレス(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)
スプリント賞
1位 ジェラルド・ティヴァニ(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)
ヤングライダー賞
1位 レミ・カヴァーニャ(フランス、クイックステップフロアーズ)
チーム総合成績
1位 トレック・セガフレード
text:Kosuke.Kamata,So.Isobe
photo:CorVos
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