2017/01/26(木) - 10:23
距離11.9kmの個人タイムトライアルで、バーレーン・メリダのラムナス・ナヴァルダウスカスがトップタイム。チームに初勝利をもたらしている。
表彰台に向かうラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ） photo:CorVos
2位に入ったバウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） photo:CorVos
トム・ボーネン（ベルギー、クイックステップフロアーズ）は総合9位に photo:CorVos
金曜日の山岳ステージを見据えるヴィンツェンツィオ・ニーバリ（イタリア、バーレーン・メリダ） photo:CorVosアルゼンチンで開催中のブエルタ・ア・サンフアン（UCI2.1）3日目は、総合争いにジャブを打つ距離11.9kmの短距離個人タイムトライアル。片道6km弱のL字型コースを往復するもので、発着地はこれまでのステージ同様にサンフアン市街地。強めに風が吹く中での完全なるフラットステージであり、純粋なスピードが問われた。
機材輸送負担の観点からノーマルバイクのみ使用可能となり、TTバーやディスクホイールを装着した選手が多勢。昨日のステージでディスクブレーキ搭載バイク初のUCIロードレース勝利を挙げたトム・ボーネン（ベルギー、クイックステップフロアーズ）はディスクブレーキ対応のディスクホイールが無いため、前後ディープリム仕様で出走した。
トップタイムをマークしたのは、TTに強さを見せるラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ）だった。バウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード）を3秒上回る14分3秒でフィニッシュすると、以降上回る選手は現れず。バーレーン・メリダに初の勝利をもたらした。
「チームを初勝利に導くことができて本当に嬉しい。今日のコースは往路が追い風で、復路が向かい風。道路にはスピードを殺すバンプも用意されていたので、短距離ながら考えて走らないといけなかった。シーズン最初のレースで各選手の仕上がりも全く違うし、レースから離れていると自分の調子に不安を感じる部分もある。でも好調を確認できたので良かった」と語るナヴァルダウスカスは青いリーダージャージも手中に収めた。
これまで稼いだボーナスタイムで総合上位につけていたスプリンター勢は失速し、総合首位キープを狙ったエリア・ヴィヴィアーニ（イタリア、イタリアナショナルチーム）は総合8位にダウン。ボーネンは総合9位になった。
金曜日に控える超級山岳を見据えるモレマは総合2位、チームメイトのマティアス・ブランドル（デンマーク）が7秒差の総合3位。フランス期待のネオプロであるレミ・カヴァーニャ（クイックステップフロアーズ）は同タイムで4位に。総合優勝候補筆頭とみられているヴィンツェンツィオ・ニーバリ（イタリア、バーレーン・メリダ）は35秒差14位からリーダージャージ獲得を見据えていく構えだ。
ブエルタ・ア・サンフアン2017第3ステージ結果
1位 ラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ） 14’03”
2位 バウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） +03”
3位 マティアス・ブランドル（デンマーク、トレック・セガフレード） +07”
4位 レミ・カヴァーニャ（フランス、クイックステップフロアーズ）
5位 ワルター・ヴァルガス（コロンビア、メデリン・インデル） +17”
6位 マーティン・トリンニ（アルゼンチン、イタロマット・ドゴ） +19”
7位 オスカル・セヴィリャ（スペイン、メデリン・インデル）
8位 ロレアーノ・ローザス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +21”
9位 リカルド・エスケーラ（アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ）+32”
10位 カンスタンティン・シウツォウ（ベラルーシ、バーレーン・メリダ）
51位 窪木一茂（NIPPOヴィーニファンティーニ） +1’18”
個人総合成績
1位 ラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ） 6h22’27”
2位 バウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） +03”
3位 マティアス・ブランドル（デンマーク、トレック・セガフレード） +07”
4位 レミ・カヴァーニャ（フランス、クイックステップフロアーズ）
5位 マーティン・トリンニ（アルゼンチン、イタロマット・ドゴ） +19”
6位 オスカル・セヴィリャ（スペイン、メデリン・インデル）
7位 ロレアーノ・ローザス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +23”
8位 エリア・ヴィヴィアーニ（イタリア、イタリアナショナルチーム） +29”
9位 トム・ボーネン（ベルギー、クイックステップフロアーズ） +32”
10位 リカルド・エスケーラ（アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ）
山岳賞
1位 ペドロ・ゴンザレス（エキッポ・コンチネンタル・ポシート）
ヤングライダー賞
1位 レミ・カヴァーニャ（フランス、クイックステップフロアーズ）
チーム総合成績
1位 トレック・セガフレード
text:So.Isobe
photo:CorVos
表彰台に向かうラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ） photo:CorVos2位に入ったバウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） photo:CorVosトム・ボーネン（ベルギー、クイックステップフロアーズ）は総合9位に photo:CorVos金曜日の山岳ステージを見据えるヴィンツェンツィオ・ニーバリ（イタリア、バーレーン・メリダ） photo:CorVosアルゼンチンで開催中のブエルタ・ア・サンフアン（UCI2.1）3日目は、総合争いにジャブを打つ距離11.9kmの短距離個人タイムトライアル。片道6km弱のL字型コースを往復するもので、発着地はこれまでのステージ同様にサンフアン市街地。強めに風が吹く中での完全なるフラットステージであり、純粋なスピードが問われた。機材輸送負担の観点からノーマルバイクのみ使用可能となり、TTバーやディスクホイールを装着した選手が多勢。昨日のステージでディスクブレーキ搭載バイク初のUCIロードレース勝利を挙げたトム・ボーネン（ベルギー、クイックステップフロアーズ）はディスクブレーキ対応のディスクホイールが無いため、前後ディープリム仕様で出走した。
トップタイムをマークしたのは、TTに強さを見せるラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ）だった。バウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード）を3秒上回る14分3秒でフィニッシュすると、以降上回る選手は現れず。バーレーン・メリダに初の勝利をもたらした。
「チームを初勝利に導くことができて本当に嬉しい。今日のコースは往路が追い風で、復路が向かい風。道路にはスピードを殺すバンプも用意されていたので、短距離ながら考えて走らないといけなかった。シーズン最初のレースで各選手の仕上がりも全く違うし、レースから離れていると自分の調子に不安を感じる部分もある。でも好調を確認できたので良かった」と語るナヴァルダウスカスは青いリーダージャージも手中に収めた。
これまで稼いだボーナスタイムで総合上位につけていたスプリンター勢は失速し、総合首位キープを狙ったエリア・ヴィヴィアーニ（イタリア、イタリアナショナルチーム）は総合8位にダウン。ボーネンは総合9位になった。
金曜日に控える超級山岳を見据えるモレマは総合2位、チームメイトのマティアス・ブランドル（デンマーク）が7秒差の総合3位。フランス期待のネオプロであるレミ・カヴァーニャ（クイックステップフロアーズ）は同タイムで4位に。総合優勝候補筆頭とみられているヴィンツェンツィオ・ニーバリ（イタリア、バーレーン・メリダ）は35秒差14位からリーダージャージ獲得を見据えていく構えだ。
ブエルタ・ア・サンフアン2017第3ステージ結果
1位 ラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ） 14’03”
2位 バウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） +03”
3位 マティアス・ブランドル（デンマーク、トレック・セガフレード） +07”
4位 レミ・カヴァーニャ（フランス、クイックステップフロアーズ）
5位 ワルター・ヴァルガス（コロンビア、メデリン・インデル） +17”
6位 マーティン・トリンニ（アルゼンチン、イタロマット・ドゴ） +19”
7位 オスカル・セヴィリャ（スペイン、メデリン・インデル）
8位 ロレアーノ・ローザス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +21”
9位 リカルド・エスケーラ（アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ）+32”
10位 カンスタンティン・シウツォウ（ベラルーシ、バーレーン・メリダ）
51位 窪木一茂（NIPPOヴィーニファンティーニ） +1’18”
個人総合成績
1位 ラムナス・ナヴァルダウスカス（リトアニア、バーレーン・メリダ） 6h22’27”
2位 バウケ・モレマ（オランダ、トレック・セガフレード） +03”
3位 マティアス・ブランドル（デンマーク、トレック・セガフレード） +07”
4位 レミ・カヴァーニャ（フランス、クイックステップフロアーズ）
5位 マーティン・トリンニ（アルゼンチン、イタロマット・ドゴ） +19”
6位 オスカル・セヴィリャ（スペイン、メデリン・インデル）
7位 ロレアーノ・ローザス（アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム） +23”
8位 エリア・ヴィヴィアーニ（イタリア、イタリアナショナルチーム） +29”
9位 トム・ボーネン（ベルギー、クイックステップフロアーズ） +32”
10位 リカルド・エスケーラ（アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ）
山岳賞
1位 ペドロ・ゴンザレス（エキッポ・コンチネンタル・ポシート）
ヤングライダー賞
1位 レミ・カヴァーニャ（フランス、クイックステップフロアーズ）
チーム総合成績
1位 トレック・セガフレード
text:So.Isobe
photo:CorVos
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