2017/01/09(月) - 09:30
シマノがプロデュースするパーツブランドPRO(プロ)。その代表的なプロダクトであるハンドル、ステム、シートポストのラインアップが刷新。従来のアルミモデル「VIBE 7S」シリーズが「VIBE」シリーズへ統合され、新たにエアロダイナミクスデザインのパーツも加わった。
PRO VIBE エアロ カーボンハンドル、PRO VIBE ステム
2017年モデルより新たにラインアップに加わったコックピットパーツが「VIBE エアロ カーボンハンドル」と「VIBE ステム」だ。今までシリーズには存在していなかった、エアロダイナミクスデザインを用いたことが大きな特徴で、シマノがサポートするチームスカイとの共同開発によって製品化に繋げているという。
空力性能を高めるため上部が扁平のハンドルバーは、ケーブル類が内蔵できるインテグラル設計を採用。シフターから伸びる変速・ブレーキワイヤーをバー内部に収納することで、ケーブル類が受ける風の抵抗を低減し、かつすっきりとしたルックスに仕上げることが可能だ。素材にはT800カーボンと、アメリカのInnegra社が製造する特殊繊維をミックス。軽量化を図るとともに強度を高め、耐衝撃性を向上させている。
ステムも空力向上のために、前方投影面積を減らすスマートなエアロデザインを採用。スムーズな空気の流れを実現するためコラム後方にかけて窄められた薄型専用トップキャップも付属する。ハンドルクランプ部には軽量なチタンボルトを用い、ステム後方から締め上げるユニークなロック機構を採用した。それに伴い、従来のVIBEステムでのアイコンであった上側を噛み合わせるパズルクランプシステムは廃止されている。
いずれも今年2月より発売開始予定の新型デュラエースDi2に対応したデザインであり、バーエンドには新型ジャンクションを搭載できるスペースを確保。さらにハンドルクランプ部中央(ステム側)にもDi2ケーブルを通す穴が設けられ、ステム内部を経由してフレームへとアクセスさせることが可能となっている。
ハンドル形状はコンパクトの1種類、幅が400mmと420mmの2種類が用意される。ステムは80~130mmまで10mm刻みの長さから選ぶことができ、アングルは-10°と-17°の2種類とされる。
PRO VIBE エアロ カーボンハンドル
ハンドル幅:400mm、420mm
形状:コンパクト
リーチ/ドロップサイズ:80mm/130mm
クランプ径:31.8mm
重量:245g(幅400mm)
価格:42,000円(税抜)
PRO VIBE ステム
ステムサイズ:80~130mm
アングル:-10°、-17°
クランプ径:31.8mm
コラムサイズ:1-1/8、1-1/4
重量:135g(サイズ100mm)
価格:13,000円(税抜)
PRO VIBE カーボンハンドル、PRO VIBE ハンドル
従来のアルミモデル「VIBE 7S」シリーズが統合され、カーボンとアルミの両モデルを揃えることとなったVIBEシリーズのハンドル群。ハンドル上部の径がクランプ部と変わらない「トップフルオーバーサイズ」を採用することで、ワールドツアーレベルの強力なスプリントにも十分に対応する高い剛性を誇るハンドルである。昨シーズンにおいても、シマノサポートを受けるチームスカイやジャイアント・アルペシン始めいくつものワールドツアーチームがこのVIBEのハンドルを使用した。
VIBE カーボンハンドルはVIBE エアロカーボンハンドルと同じく、素材にT800カーボンとInnegraファイバーを用いることで軽量性と高剛性を実現している。穴あけ加工もされるため、ケーブル類を内装することが可能だ。ハンドル形状はアナトミックとコンパクトの2種類が用意され、ハンドル幅はそれぞれ400mmと420mmが選択可能だ。
高強度の6066番アルミ合金が用いられたVIBE ハンドルはベーシックなコンパクト形状のみで展開。堅実性を重視し、あえてアルミハンドルを使用するトッププロもいるように非常に信頼性の高い製品だ。アルミ製ながら重量は240g~とカーボンハンドルに迫る軽量性を実現している。こちらは380、400、420mmの3種類のハンドル幅が揃う。
PRO VIBE カーボンハンドル
ハンドル幅:400mm、420mm
形状:アナトミック、コンパクト
リーチ/ドロップサイズ:80mm/130mm
クランプ径:31.8mm
重量:230g~
価格:40,000円(税抜)
PRO VIBE ハンドル
ハンドル幅:380mm、400mm、420mm
形状:コンパクト
リーチ/ドロップサイズ:80mm/130mm
クランプ径:31.8mm
重量:240g~
価格:12,000円(税抜)
PRO VIBE カーボンシートポスト、PRO VIBE シートポスト
ハンドルと同じくカーボン、アルミの両モデルがラインアップされるVIBEシリーズのシートポスト。エアロ設計のバイクが主流となり、各社フレームに専用設計のシートポストが増える中、昨シーズンはFDJが駆るバイクにアッセンブルされた。オーソドックスな真円シートポストとされ、27.2mmと31.6mm径に対応している。
素材の違いで重量に差はあるものの、他は表面のプリントが多少異なるのみとなり、総じて作りは同じものとなっている。ともにサドルレールの固定は1ボルト式のサイドクランプとなるため、サドルの取付やセッティングは簡単に行えるだろう。カーボンタイプにのみ楕円レール対応のクランプアダプターが付属する。オフセットは0mmと20mmの2種類から選択可能だ。
PRO VIBE カーボンシートポスト
シートポスト長:350mm
シートポスト径:27.2mm、31.6mm
オフセット:0mm、20mm
重量:214g~
価格:28,000円(税抜)
PRO VIBE シートポスト
シートポスト長:350mm
シートポスト径:27.2mm、31.6mm
オフセット:0mm、20mm
重量:234g~
価格:12,000円(税抜)
なお、各パーツの発売開始時期に関しては、ハンドルとステムが4月をシートポストが2月を予定している。同じく2月より発売開始予定の新型デュラエースDi2とともにマシンのアップデートを検討してみてはいかがだろう。
PRO VIBE エアロ カーボンハンドル、PRO VIBE ステム
2017年モデルより新たにラインアップに加わったコックピットパーツが「VIBE エアロ カーボンハンドル」と「VIBE ステム」だ。今までシリーズには存在していなかった、エアロダイナミクスデザインを用いたことが大きな特徴で、シマノがサポートするチームスカイとの共同開発によって製品化に繋げているという。
空力性能を高めるため上部が扁平のハンドルバーは、ケーブル類が内蔵できるインテグラル設計を採用。シフターから伸びる変速・ブレーキワイヤーをバー内部に収納することで、ケーブル類が受ける風の抵抗を低減し、かつすっきりとしたルックスに仕上げることが可能だ。素材にはT800カーボンと、アメリカのInnegra社が製造する特殊繊維をミックス。軽量化を図るとともに強度を高め、耐衝撃性を向上させている。
ステムも空力向上のために、前方投影面積を減らすスマートなエアロデザインを採用。スムーズな空気の流れを実現するためコラム後方にかけて窄められた薄型専用トップキャップも付属する。ハンドルクランプ部には軽量なチタンボルトを用い、ステム後方から締め上げるユニークなロック機構を採用した。それに伴い、従来のVIBEステムでのアイコンであった上側を噛み合わせるパズルクランプシステムは廃止されている。
いずれも今年2月より発売開始予定の新型デュラエースDi2に対応したデザインであり、バーエンドには新型ジャンクションを搭載できるスペースを確保。さらにハンドルクランプ部中央(ステム側)にもDi2ケーブルを通す穴が設けられ、ステム内部を経由してフレームへとアクセスさせることが可能となっている。
ハンドル形状はコンパクトの1種類、幅が400mmと420mmの2種類が用意される。ステムは80~130mmまで10mm刻みの長さから選ぶことができ、アングルは-10°と-17°の2種類とされる。
PRO VIBE エアロ カーボンハンドル
ハンドル幅:400mm、420mm
形状:コンパクト
リーチ/ドロップサイズ:80mm/130mm
クランプ径:31.8mm
重量:245g(幅400mm)
価格:42,000円(税抜)
PRO VIBE ステム
ステムサイズ:80~130mm
アングル:-10°、-17°
クランプ径:31.8mm
コラムサイズ:1-1/8、1-1/4
重量:135g(サイズ100mm)
価格:13,000円(税抜)
PRO VIBE カーボンハンドル、PRO VIBE ハンドル
従来のアルミモデル「VIBE 7S」シリーズが統合され、カーボンとアルミの両モデルを揃えることとなったVIBEシリーズのハンドル群。ハンドル上部の径がクランプ部と変わらない「トップフルオーバーサイズ」を採用することで、ワールドツアーレベルの強力なスプリントにも十分に対応する高い剛性を誇るハンドルである。昨シーズンにおいても、シマノサポートを受けるチームスカイやジャイアント・アルペシン始めいくつものワールドツアーチームがこのVIBEのハンドルを使用した。
VIBE カーボンハンドルはVIBE エアロカーボンハンドルと同じく、素材にT800カーボンとInnegraファイバーを用いることで軽量性と高剛性を実現している。穴あけ加工もされるため、ケーブル類を内装することが可能だ。ハンドル形状はアナトミックとコンパクトの2種類が用意され、ハンドル幅はそれぞれ400mmと420mmが選択可能だ。
高強度の6066番アルミ合金が用いられたVIBE ハンドルはベーシックなコンパクト形状のみで展開。堅実性を重視し、あえてアルミハンドルを使用するトッププロもいるように非常に信頼性の高い製品だ。アルミ製ながら重量は240g~とカーボンハンドルに迫る軽量性を実現している。こちらは380、400、420mmの3種類のハンドル幅が揃う。
PRO VIBE カーボンハンドル
ハンドル幅:400mm、420mm
形状:アナトミック、コンパクト
リーチ/ドロップサイズ:80mm/130mm
クランプ径:31.8mm
重量:230g~
価格:40,000円(税抜)
PRO VIBE ハンドル
ハンドル幅:380mm、400mm、420mm
形状:コンパクト
リーチ/ドロップサイズ:80mm/130mm
クランプ径:31.8mm
重量:240g~
価格:12,000円(税抜)
PRO VIBE カーボンシートポスト、PRO VIBE シートポスト
ハンドルと同じくカーボン、アルミの両モデルがラインアップされるVIBEシリーズのシートポスト。エアロ設計のバイクが主流となり、各社フレームに専用設計のシートポストが増える中、昨シーズンはFDJが駆るバイクにアッセンブルされた。オーソドックスな真円シートポストとされ、27.2mmと31.6mm径に対応している。
素材の違いで重量に差はあるものの、他は表面のプリントが多少異なるのみとなり、総じて作りは同じものとなっている。ともにサドルレールの固定は1ボルト式のサイドクランプとなるため、サドルの取付やセッティングは簡単に行えるだろう。カーボンタイプにのみ楕円レール対応のクランプアダプターが付属する。オフセットは0mmと20mmの2種類から選択可能だ。
PRO VIBE カーボンシートポスト
シートポスト長:350mm
シートポスト径:27.2mm、31.6mm
オフセット:0mm、20mm
重量:214g~
価格:28,000円(税抜)
PRO VIBE シートポスト
シートポスト長:350mm
シートポスト径:27.2mm、31.6mm
オフセット:0mm、20mm
重量:234g~
価格:12,000円(税抜)
なお、各パーツの発売開始時期に関しては、ハンドルとステムが4月をシートポストが2月を予定している。同じく2月より発売開始予定の新型デュラエースDi2とともにマシンのアップデートを検討してみてはいかがだろう。
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