リドレー FENIX SL DISC　ディスクブレーキ化したFENIXが30台限定で発売

今年のユーロバイクでリドレーが発表したFENIX SL DISCが30台限定で発売される。ディスクブレーキ化に合わせてフレームとフォークを再設計し、前後スルーアクスルとフラットマウント化を果たし総合力を上げたエンデュランスモデルだ。

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リドレー FENIX SL DISC（完成車イメージ） (c)ジェイピースポーツグループ
長距離を走るためのエンデュランスモデルとしてデビューしながら、その高い快適性と運動性でパリ〜ルーベをはじめとする「北のクラシック」でも使用実績のあるFENIX（フェニックス）。軽量化を果たし2016モデルとして登場したFENIX SLのディスクブレーキバージョンが、今回紹介するFENIX SL DISCだ。

フレームデザインは通常モデルと比べて大幅に変更されており、例えば快適性を高めるべくシートステーとシートチューブの交点を引き下げたことはその筆頭。フレームとフロントフォークはディスクブレーキ特有の制動力に耐えるようカーボンレイアップを強化し、さらに捻じれ防止、そして横剛性を高めるために前後スルーアクスル化を果たした。ブレーキ台座はフラットマウントであり、現在のディスクブレーキロードバイクのスタンダードとなる設計だ。

フロントフォークおよびフレーム各所はディスクブレーキ化に併せカーボン積層を変えている (c)ジェイピースポーツグループキャリパーブレーキモデルと比較して大きくデザインが変わった。シートステーとシートチューブの交点を下げ快適性を演出 (c)ジェイピースポーツグループ

ホイールの固定は前後とも12mm径スルーアクスルで行う (c)ジェイピースポーツグループリアエンドは142mm幅。フラットマウント+12mmスルーアクスルを採用 (c)ジェイピースポーツグループ


結果的にFENIX SL DISCのストッピングパワーはキャリパーブレーキモデルと比較して15%向上し、雨にも強いディスクブレーキの特性と併せて一段とオールラウンド性を高めている。従来のFENIX SLは28cまで対応しているが、FENIX SL DISCは30cというワイドタイヤを飲み込むクリアランスを有し、より未舗装路を含むライドにも向くようになった。

また、振動吸収性を高めるべく湾曲させたトップチューブや極薄かつ扁平なシートステー、BB86規格のボトムブラケット、機械式と電動式に両対応したケーブルガイドなど、その他の基本設計はFENIX SLに準じている。フレーム素材は24トンカーボンと30トンカーボンを使い分けている。

ボトムブラケット規格はBB86。クリアランスを広げ30cタイヤまで対応する (c)ジェイピースポーツグループトップチューブは湾曲させることで乗り心地の向上を図った (c)ジェイピースポーツグループ


販売はフレームセットで行われ、238,000円(税抜)と買い求めやすい価格で据え置かれていることも嬉しいポイント。カラーは2種類、サイズはXSとSの2種類だ。また「発表が遅くなりすみません…SH+エアロヘルメット付属キャンペーン」と題した入荷記念キャンペーンが行われており、フェニックスSLディスクのオーダーでSH+のエアロヘルメット「シャリマー」がプレゼントされる。詳しくは取り扱うジェイピースポーツグループのニュースページを確認のこと。

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フェニックスSLディスク フレームセット
価格：238,000円（税抜）
フレーム素材：30、24トンHM Carbon
カラー：R-FSL02As. FSL02Cs
サイズ：XS, S,
入荷予定：12月末頃
フォーク重量：420g（未塗装時、誤差±10％あり）
フォークオフセット：45mm
BB規格：プレスフィットBB86
シートポスト径：27.2mm
Di2,EPS対応