2016/10/21(金) - 17:14
ジャパンカップに参戦するトレック・セガフレードがプレゼンテーションを前に記者会見を開き、出席したファビアン・カンチェラーラと別府史之、そしてバウク・モレマの3名が抱負を語った。各選手のコメントを紹介する。
カンチェラーラ、別府、モレマが出席したトレック・セガフレード記者会見 photo:Makoto.AYANO
ファビアン・カンチェラーラ（スイス、トレック・セガフレード） photo:Makoto.AYANO
別府史之（トレック・セガフレード） photo:Makoto.AYANO
前年度ジャパンカップ優勝者のバウク・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANO
並んで走る別府史之（日本、トレック・セガフレード）とヤスパー・ストゥイフェン（ベルギー、トレック・セガフレード） photo:Yuya.Yamamoto
ジャパンカップスペシャルの蛍光イエローバイクを駆る別府史之（トレック・セガフレード） photo:Makoto.AYANO今回記者会見に顔を揃えたのは、昨年大会覇者のバウク・モレマ（オランダ）、昨年クリテリウム覇者の別府史之、そして土曜日のクリテリウムで最終レースを迎えることで注目のファビアン・カンチェラーラ（スイス）の3名。
会見はモレマがジョークを飛ばして笑いを取る和やかな雰囲気で行われ、3名はジャパンカップを通して日本のファンの温かい出迎えを受けることができて嬉しいと口を揃えた。そして別府と同じく世界選手権に出場したヤスパー・ストゥイフェン（ベルギー）の調子が良い、とも。
「リオ五輪を最後に引退する予定だったが、まだ出場できるチャンスがあったので非UCIのクリテリウムを走ることにした」とはカンチェラーラ。モレマは口ぶりからエースではなくアシストを担うことになるのだろう。今日の試走ではグレゴリー・ラスト（スイス）が何度も集団から抜け出す動きを見せており、調子が良さそうに見えた。
ファビアン・カンチェラーラ（スイス）
ジャパンカップは楽しみにしていたので、再び来日できて嬉しく思っているよ。去年のジャパンカップでは主催者をはじめ、サポーター、日本のファンが暖かく迎えてくれたことで良い思い出になっていたんだ。今シーズンは厳密なスケジュール組をしておらず、リオオリンピックをラストレースにする予定だったけれど、まだ走れる舞台があったので参加することにしたんだ。ただしUCI（公式）レースはリオで最後にすると決めていたので、土曜日だけ走る。日本の全てのサイクリングファンの皆が暖かく迎え入れてくれて嬉しい。今週末は日本で最大のロードレースイベントになるだろうし、とても楽しみだ。
別府史之
ファビアンがジャパンカップを引退レースに選んでくれたことが嬉しいですね。去年は自分がクリテリウムで優勝、モレマ選手が本戦で優勝と大成功でした。去年の焼き直しは難しいでしょうが、ストゥイフェン選手の調子がとてもが良いんです。チーム力を結集して成績に繋げていきたいですね。
まず目標にしているのはクリテリウム。より直線が長くなったので楽に走れるでしょう。ただ現時点で去年よりも自分自身のコンディションが良いため、そのまま本戦も良い走りを見せたいですね。例年は後半勝負に持ち込まれていますが、この後の作戦会議で意見を出し合って、展開を変えることができるかもしれません。
ジャパンカップは開催日が近づくたびに、まだかまだかと楽しみにしているレース。普段はヨーロッパで日本から距離があるのですが、日本から応援してくれているファンの前で走ることのできる貴重な機会です。皆さんの期待に応えたいと思っています。トレック・セガフレードの走りに期待して下さい。
トレック・セガフレードは今年も完全優勝を狙う photo:Makoto.AYANO
バウク・モレマ（オランダ）
ジャパンカップはとても好印象だし、思い出深いレースだ。自分向きのキツい登りやトリッキーなダウンヒルなどコースも好きだし、そして日本や日本の人々が好き。今朝もホテルの玄関前でファンが待ち構えてくれていて本当に嬉しかったよ。
シーズン中と比べて（3週間前）のジロ・デ・ロンバルディア以降はトレーニング量を落としているが、チームにはフミ、そしてストゥイフェンなど調子を上げている選手がいる。明日や明後日のレースが楽しみだ。
text:So.Isobe
カンチェラーラ、別府、モレマが出席したトレック・セガフレード記者会見 photo:Makoto.AYANOファビアン・カンチェラーラ（スイス、トレック・セガフレード） photo:Makoto.AYANO別府史之（トレック・セガフレード） photo:Makoto.AYANO前年度ジャパンカップ優勝者のバウク・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANO並んで走る別府史之（日本、トレック・セガフレード）とヤスパー・ストゥイフェン（ベルギー、トレック・セガフレード） photo:Yuya.Yamamotoジャパンカップスペシャルの蛍光イエローバイクを駆る別府史之（トレック・セガフレード） photo:Makoto.AYANO今回記者会見に顔を揃えたのは、昨年大会覇者のバウク・モレマ（オランダ）、昨年クリテリウム覇者の別府史之、そして土曜日のクリテリウムで最終レースを迎えることで注目のファビアン・カンチェラーラ（スイス）の3名。会見はモレマがジョークを飛ばして笑いを取る和やかな雰囲気で行われ、3名はジャパンカップを通して日本のファンの温かい出迎えを受けることができて嬉しいと口を揃えた。そして別府と同じく世界選手権に出場したヤスパー・ストゥイフェン（ベルギー）の調子が良い、とも。
「リオ五輪を最後に引退する予定だったが、まだ出場できるチャンスがあったので非UCIのクリテリウムを走ることにした」とはカンチェラーラ。モレマは口ぶりからエースではなくアシストを担うことになるのだろう。今日の試走ではグレゴリー・ラスト（スイス）が何度も集団から抜け出す動きを見せており、調子が良さそうに見えた。
ファビアン・カンチェラーラ（スイス）
ジャパンカップは楽しみにしていたので、再び来日できて嬉しく思っているよ。去年のジャパンカップでは主催者をはじめ、サポーター、日本のファンが暖かく迎えてくれたことで良い思い出になっていたんだ。今シーズンは厳密なスケジュール組をしておらず、リオオリンピックをラストレースにする予定だったけれど、まだ走れる舞台があったので参加することにしたんだ。ただしUCI（公式）レースはリオで最後にすると決めていたので、土曜日だけ走る。日本の全てのサイクリングファンの皆が暖かく迎え入れてくれて嬉しい。今週末は日本で最大のロードレースイベントになるだろうし、とても楽しみだ。
別府史之
ファビアンがジャパンカップを引退レースに選んでくれたことが嬉しいですね。去年は自分がクリテリウムで優勝、モレマ選手が本戦で優勝と大成功でした。去年の焼き直しは難しいでしょうが、ストゥイフェン選手の調子がとてもが良いんです。チーム力を結集して成績に繋げていきたいですね。
まず目標にしているのはクリテリウム。より直線が長くなったので楽に走れるでしょう。ただ現時点で去年よりも自分自身のコンディションが良いため、そのまま本戦も良い走りを見せたいですね。例年は後半勝負に持ち込まれていますが、この後の作戦会議で意見を出し合って、展開を変えることができるかもしれません。
ジャパンカップは開催日が近づくたびに、まだかまだかと楽しみにしているレース。普段はヨーロッパで日本から距離があるのですが、日本から応援してくれているファンの前で走ることのできる貴重な機会です。皆さんの期待に応えたいと思っています。トレック・セガフレードの走りに期待して下さい。
トレック・セガフレードは今年も完全優勝を狙う photo:Makoto.AYANOバウク・モレマ（オランダ）
ジャパンカップはとても好印象だし、思い出深いレースだ。自分向きのキツい登りやトリッキーなダウンヒルなどコースも好きだし、そして日本や日本の人々が好き。今朝もホテルの玄関前でファンが待ち構えてくれていて本当に嬉しかったよ。
シーズン中と比べて（3週間前）のジロ・デ・ロンバルディア以降はトレーニング量を落としているが、チームにはフミ、そしてストゥイフェンなど調子を上げている選手がいる。明日や明後日のレースが楽しみだ。
text:So.Isobe
Amazon.co.jp
