シマノ 新型DURA-ACEホイールWH-R9100シリーズ　ディスク対応＆カーボンチューブレス/クリンチャー登場

4年ぶりにフルモデルチェンジを果たす、シマノの最高峰ロードコンポーネント「DURA-ACE」。ディスクブレーキ対応モデルや、ブランド初のロードディスク用フルカーボンチューブレス/クリンチャーを含む、全9種類の新型ホイール群「WH-R9100」シリーズを紹介する。

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シマノ WH-R9100-C40-TU (c)シマノ
先のツール・ド・フランスではクリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）がWH-R9100-C40-TUを使用した photo:TDWsport/Kei Tsujiハブの設計は従来モデルを踏襲。グラデーションがかったカラーリングとなった photo:Makoto.AYANO


先日閉幕したツール・ド・フランスにて個人総合優勝を飾ったクリス・フルーム（イギリス、チームスカイ）が唯一人実戦投入し、大きな話題となった新型DURA-ACEホイール「R9100」シリーズ。リムハイトのバリエーションの最適化や、ディスクブレーキ対応の「WH-R9170」とリムブレーキ対応の「WH-R9100」がラインアップされることなど、従来モデルに対して様々な変更が加えられている。

リムハイトは、先代のWH-9000シリーズでラインアップされていた24mm、35mm、50mm、75mmの4種類が、24mm、40mm、60mmという3種類に統合された。一方で、40mmと60mmの両ハイトのチューブラーモデルは、リム幅を28mmとワイドにするなどリム形状を変更し、空力性能を最適化。平地巡航中に斜め前7.5°から風が吹いた時、WH-R9100-C60-TUでは16Wの、WH-R9100-C40-TUでは2Wのパワーセーブを可能としている（25mmタイヤを装着した場合）。

シマノ WH-R9170-C60-TL (c)シマノ
ロードディスクタイプは前後とも12mmスルーアクスルを採用 photo:Makoto.AYANOシマノ WH-R9170-C40-TL (c)シマノ


リム拡幅による重量増は、カーボン積層の改良などにより最小限に抑えられているという。また、C40のリアリムはオフセット仕様とすることで、左右のスポークテンションの均等化を図っている（リムブレーキ対応のクリンチャーモデルR9100-C40-CLを除く）。

ディスクブレーキ対応の「WH-R9170」は、全4モデルをラインアップ。前後共にハブ軸が12mm径のスルーアクスル（E-Thru）仕様となっている。エンド幅はフロントが100mmで、リアが142mm。もちろん、ローター台座はセンターロック式だ。

フルカーボンチューブラーに加え、ロード用としてはシマノ初となるフルカーボンチューブレス/クリンチャーをラインアップし、ディスクブレーキによる車重増加の相殺を図っている。スポーキングは、フロントが2クロス、リアが2:1組みのオプトバルだ。

シマノ WH-R9100-C60-CL (c)シマノシマノ WH-R9100-C60-TU (c)シマノ

シマノ WH-R9100-C24-CL (c)シマノシマノ WH-R9100-C40-CL (c)シマノ


リムブレーキ対応の「WH-R9100」は、全5種類をラインアップする。チューブラー仕様はフルカーボンリムを採用。一方のクリンチャー仕様はプロライダーのハードなブレーキングに対応するDURA-ACE本位の高い耐久性を確保するために、アルミとカーボンを組み合わせた構造のリムを採用する。スポーキングはフロントがラジアル、リアが2:1組みのオプトバルとなっている。

リムブレーキタイプにはクイックリリースレバーが付属 (c)シマノまた、「WH-R9100」にのみ、24mmハイトのアルミ/カーボンラミネートリムを採用するクリンチャーモデル「WH-R9100-C24-CL」がラインアップされる。なお、クリンチャーモデルはいずれもチューブレスタイヤには対応しない。

WH-R9100シリーズのラインアップ全9種類の価格は下記リストの通り。デリバリー開始予定は、リムブレーキ対応の「WH-R9100」が2016年11月～、ディスクブレーキ対応の「WH-R9170」が2017年春からとなっている。

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シマノ 新型DURA-ACEホイールWH-R9100シリーズ価格一覧